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Posted by ブクログ
漫画・近藤ようこ、原作・夏目漱石『夢十夜』岩波現代文庫。
言わずと知れた夏目漱石の傑作小説を近藤ようこが忠実に漫画化した作品である。あの岩波からこのような作品が刊行されるとは明らかに時代が変わったな。
原作は何度か読んでいるのだが、何と言っても第三夜が一番印象に残る。少しずつ迫りくる背中の恐怖は怪談話の定石であるのだが、漱石の筆は、読者の頭の中にこの恐怖をも映像として映し出す。また、この作品を忠実に漫画化した近藤ようこも全く情け容赦無く、背中の恐怖の正体を画いてみせるものだから堪らない。見事だ。
こうして漫画でじっくり読んでみると、漱石のこの作品は現代で言うところのイヤミスではなかろうかと考えたりもする。
岩波現代文庫オリジナルの描き下ろし作品『第十一夜』を収録。
本体価格780円
★★★★★
Posted by ブクログ
こんな夢を見た。夏目漱石が夢からインスピレーションを受けて書いた10編の短編を近藤ようこが漫画に仕立てた。
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「ルームメイツ」を連載時から読んでいる近藤ようこさんが夢十夜を描いたのか。と、大喜びで手に取りました。実は夢十夜は高校の頃以来なのですが、うっすらとしか内容を覚えていないし、夢現のどこにも足がつかないような不確かさが怖かったので再読しようとは思わなかったのですが。それでも、そうそう、こんな内容だった、と思いながら、そして近藤さんの絵がなおのこと夢現の浮遊感を醸し出していて腹の底が落ちつかない感じで楽しめました。漱石の文章と近藤ようこさんの現実離れした絵が相乗効果になってたゆたう夢を見ているようで楽しかったです。
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少年・青年マンガ
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