感情タグBEST3
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夏目漱石「坊ちゃん」
投稿一作目。夏目漱石をちゃんと読んだのは物心着いてから初めてだとおもうが、意外と読みやすく書きなぐったかのような痛快な文章で面白かった。江戸っ子の、口は達者ではないけど愛嬌のある頑固な坊ちゃん。坊ちゃんが四国の田舎の学校に数学教師として配属されてからの、色々な人間、嫌な取り繕った狭い世界との戦い。清の存在によりなんだかほろりとするような、暖かい作品になっているような気がする。楽しかった、坊ちゃんのように純粋に人情で生きたい。そして帰る場所があることの素晴らしさよ
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四国の中学に数学の教師として赴任した江戸っ子の坊っちゃん。校長の〈狸〉や教頭の〈赤シャツ〉は権力をふりかざし、中学生たちはいたずらで手に負えない。ばあやの清を懐かしみながら、正義感に燃える若い教師の奮闘の日々が始まる。
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高校時代だったか、読んで以来の数十年振りの再読。当時はアップテンポでスッキリした話だと思っていたが、今読むと何というか遣る瀬ない気持ちにすらなる。松山という狭いコミュニティに飛び込んだ主人公が、逆に東京文化をのみ是とする自身の狭量に苛まれる話と見ることもできよう。それ以前に、主人公は狂言回しとして、田舎の中学校を舞台にした騒動を部外者視点で語っているとすら言える。とはいえ、面白いに違いはなく、是非中高生のうちに1度は目を通して欲しい作品。
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いや~、久しぶりです。 この物語を初めて読んだのは KiKi が小学校高学年の頃だったと記憶しています。 で、小学生にも関わらず当時の KiKi は背伸びしたい年頃だったためか、はたまた今ほど「少年文庫」そのものが充実していなかったためかは定かではないのですが、KiKi の父親の蔵書である「日本文学全集」の中の1冊として読んだことを思い出します。 当時の KiKi には坊っちゃんの「べらんめい調」がなかなか受け容れがたくてねぇ・・・・・ ^^;
かと言って「狸」も「赤シャツ」も好きにはなれなくて、「マドンナ」に至っては理解の外にある女性で、比較的好意的に受け容れることができたのが「山嵐」。 で、実は一番理解できたのが「うらなり君」だったんですよね~。 で、いずれにしろ当時の KiKi にはこの「坊っちゃん」という作品がいいんだか悪いんだかまったくわからなかったことをまずは白状しておきたいと思います。
(全文はブログにて)
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最初に読んだのは小学生の時。今回再読。”親譲りの無鉄砲でこどもの時から損ばかりしている。”この出だし以外ほとんど内容忘れていた。lastそこで終わるのー!?と思わずつっこみたくなる。もっとマドンナや赤シャツ野だとの決戦後について話は盛り上がるかと思っていたらあっさりめだったから・・。でも文章や登場人物に勢いがあって、何よりあっけらかんとしていて好きだ。