星新一のレビュー一覧

  • 宇宙のあいさつ

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    星さん、やはりたまに、へぇと思うオチがあるけど、全般的には、もう、ちょっと飽きてきたかな。長年ぶりに、何冊か再読してるんだけど。

    悪は最終的には滅びる、的な流れはまぁ一緒だしね。シニカルな感じも(作者が同じなので当たり前だが)似てるし。

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    2022年04月11日
  • エヌ氏の遊園地

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    久しぶりに読んだショートショート。
    大人になって読んでみると、予想ができるストーリーも多いけど、でもまぁ相変わらず楽しめる。

    子どもが大きくなって文庫本とかに手を出す頃になったら(青いとり文庫とかを卒業する頃になったら)、進めてあげたい気はするよね。自分が親からそうしてもらったように。入り口として入りやすいだろう本よね。(このタイトルが、という意味ではなく、星さんの作品、という意味)

    あとがきを読んで初めて知ったこととしては、星さんのこだわりとして、時代を限定する用語はなるべく入れない、というのが書かれていて、しかも、もし時代遅れになり始めたら手を入れてその部分を改修するんだ、という話をさ

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    2022年03月30日
  • 妄想銀行

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    久しぶりに、新潮の100冊に残っていた、星新一のショートショート。若かりし頃、当時新潮で文庫化されているものは全部購入し、まだほとんど持ってますね。
    星新一から小松左京へ筒井康隆へと、その世代の流れだった。

    さすがに古いかと思うところはあるが、主人公はエヌ氏かエフ氏。それ程、社会情勢を書き込まれていないので、今でもSFの範疇だと思う。

    中では、「古風な愛」が良い。珍しく人間味のある結末になっている。又、「小さな世界」は、現在のスマホ生活の様。
    1001編の作品を残した作者には、SFの面白さを教えてもらい感謝してます。

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    2022年01月27日
  • これからの出来事

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    星新一さんの作品は初めて。ショートショートなので読みやすいけど、どれも不思議な話で「これは何を意図してるんだ?」と考えてしまうものばかりだった。

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    2022年01月19日
  • 悪魔のいる天国

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    これ本当に書かれてから間もなく60年も経とうとしているんでしょうか。
    会話が面白いです。そして余計な装飾が削ぎ落された透明な語りが好きだなあと思いました。
    確かに人間不信の小説ではありますが、星さんが人間のことを面白がっているのが伝わってきます。冷たさと親しみやすさって矛盾しないんだなあ・・・。
    「脱出口」に似た話をどこかで読んだ気がすると思っていたのですが、ドラえもんでした。同時代性でしょうか。

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    2022年01月17日
  • マイ国家

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    よくよく考えると初めて星新一読んだかも?特別これ!ってのはないけど安定した小話。暇潰しには抜群ですね。

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    2022年01月11日
  • 妄想銀行

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    「妄想銀行」というショートショートも収まっているのだけれど、全体として「妄想銀行」なんだというのは後から気がついた。星新一さんの未来先取り能力もすごいんだよな。(ダントツは藤子不二雄さんだと思うは余談)。基本的にはやとちりな人が主人公。はやとちりと妄想は紙一重なのかもしれない。思い込んだ結果、成功する人もいれば、身を滅ぼす人もいて、その分岐はなんだろう。ユーモアたっぷりにかかれているが、たまにシニカル。死生観が独特で、たまにぎょっとする。大黒さま、犯人前、鍵、敏感な動物、宇宙の英雄、人間的が気に入った。

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    2021年12月19日
  • 声の網

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    ディストピアのつもりで書いたのかどうか。既に殆どのことが現実である。昨今のデジタル化は、考えることを奪って行く。どの路線や乗り換えが効率的化とか、相手を思って手紙を書くとか。更にSNSに一喜一憂したり、昔はなかったことに気を病む。度重なるアップデートやその不具合、通信不通などデバイスやシステムに振り回されている。
    あっさりとした筆に静かな恐怖を感じる。そのうち自らの頭で考えることを放棄していることすら、わからなくなるかも。

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    2021年10月31日
  • 悪魔のいる天国

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    面白い、面白いんだけれど、中学生の時に読んだ時ほどのワクワク感はなくなってしまった。自分が大人になってしまったからかな。皮肉ったらしい先入観なんてもたずに作品に向き合えたあの頃に戻りたい。

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    2021年10月31日
  • 天国からの道

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    ネタバレ

    星新一のショートショート集。まだ未収録作品がこんなにもあったなんてびっくりした。

    しかし初期の星氏の切れ味豊かなショートショートはここにはもう、ない。結構読者を突き放した形で終わる話が多く―これは後期星作品の特徴だったが―、ポイッと放り出されてどうしたものかと逡巡することが多かった。

    収録作の中で気に入ったのは表題作の『天国からの道』、『火星航路』、『収穫』、『大宣伝』、『禁断の命令』、『疑惑』あたりか。

    『天国からの道』は天使たちが二手に分かれて天国の会社を作り、死者の誘致合戦が行われ、次第にエスカレートするもの。結末は映画『マトリックス』の世界観を髣髴とさせ、ちょっとゾッとする。

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    2021年10月05日
  • ブランコのむこうで

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    少年が夢の中を次から次へ旅するお話。1章ごとに世界が変わっていきます。
    不思議の国のアリスのような浮遊感と、キノの旅のシビアさをやさしい文章で包んだ本です。

    夜眠る前に読みたい。

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    2021年09月17日
  • 悪魔のいる天国

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    小学生のころ星新一にすごくハマったのを思い出して、懐かしくなり読んだ。
    ショートショートだから読みやすいし、ブラックユーモアもあるし、安定しておもしろかった。
    宇宙の話が多め。

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    2021年08月20日
  • 妄想銀行

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    夏といえば新潮文庫の100冊。新潮文庫の100冊といえばプレミアムカバーですよ(笑)
    今年はこちらが対象だったのでノールックで購入。昨年の「ボッコちゃん」が面白かったのでワクワクで読み始めた……んですが。

    今回はわりと風刺が効いたのが多い印象。ワクワクよりはうーむ、と唸りながら読んでました。

    以下、印象的なタイトル。
    住宅問題→住宅費無料だけどエンドレスでスポンサーのCMが強制的に訴えかけてくる。コレ、結構今の私たちの環境に近いよな。
    変な客→もやっとするオチ。
    美味の秘密→これは好き。食べてみたい!
    陰謀団ミダス→大掛かりなペテンだなー(笑)
    繁栄の原理→なるほどなーとなった。こんな星に

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    2021年08月01日
  • かぼちゃの馬車

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    ネタバレ

    「交代制」

    体が入れ替わったり、若返ったり(逆に年をとったり)という設定は多々見られますが、こちらのように、自分の中身が2つに分裂し、それが1日交代で現れるというのは、私にとっては初めての設定だったので、非常に新鮮でした。

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    2021年06月16日
  • 明治の人物誌

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    星新一 「明治の人物誌」 野口英世 伊藤博文 後藤新平 らの伝記

    著者の父(星一)と関係ある偉人の伝記から父親像を形づくり、自分のルーツを探ろうとした本。自助の精神、成功と失敗を繰り返す人生に 父親と偉人たちの共通性を見出している

    ショートショートの名手らしく、普通のエピソードと違い、偉人たちは お金や女性に極端にだらしなかったり、豪傑すぎて敵が多かったりする。こちらの方が人間らしい

    伊藤博文については、この本の通りなら、もっと評価されるべきだと思う。他の本も読んでみる


    名言「金銭は品性である」



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    2021年06月07日
  • 未来いそっぷ

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    ネタバレ

    「別れの夢」

    最後の3行で主人公の考えが覆されます。

    たった1ページと6行の物語ですが、こちらの本のどのお話よりも印象に残りました。

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    2021年05月15日
  • 盗賊会社

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    ネタバレ

    「滞貨一掃」

    地球人も宇宙人も同じようなことを考える。
    成功したと喜んだのもつかの間、相手方の同じような作戦にはまってしまう。

    明日は我が身。そのようなメッセージが込められていると思いました。

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    2021年05月08日
  • ブランコのむこうで

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    星新一さんの長編。星新一さんのショートショートから皮肉を引いたらたしかにこうなる気がする!って感じでした。
    ぼくが次々と夢を渡っていくお話。長編ではあるけど、各夢で完結するある意味短編集てきなお話だった。世界観がすてき。
    結局どういうことだったのかわからないところがまたよかった。

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    2021年04月30日
  • 白い服の男

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    社会性や風刺が強い
    ショートショート作品より少し長めの短編集
    おかしな未来と卑劣な皮肉がおもしろいな〜

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    2021年04月07日
  • ご依頼の件

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    ネタバレ

    「退院」と「マドラー」

    物語の中にも書かれていますが、「退院」は、のっぺらぼうを彷彿とさせるお話です。

    「マドラー」では、その人特有のしぐさが幸運を招くということが信じられない主人公が、身近な人々に真相を尋ねて回りますが、尋ねる人が皆、それを肯定します。

    聞く人聞く人同じ反応をするのが、その前のお話の「退院」と似通っていて、不穏な感じがしましたが、予想外の結末でほっとしました。

    「退院」と「マドラー」が前後に続いていたことで、読者を不安定な気持ちにさせる効果が増したのではないかと思いました。

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    2021年03月30日