星新一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「安全のカード」3
著者 星新一
出版 新潮社
p12より引用
“「わたしは、手相のほうはわからないのです。霊感のひらめき
が、専門なのです。そして、びしりびしりと未来がわかるという
たぐいでもありません」”
ショートショートの代名詞とも言える著者による、短編作品集。
夜中に突然親友が来る話からとある翻訳家の話まで、いつもの
ショートショートより少し長めの話が収録されています。
上記の引用は、とある占い師の一言。
ひらめきだけで人からお金をもらうとなると、かなり難しそうで
あまり繁盛していなさそうです。
いつもながらトンチと皮肉の効いた話が盛り沢山ですが、少し
長めなのでいつもの話の長さに慣れていると、違和感を覚えるか
も知れません。
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Posted by ブクログ
ネタバレ悪夢だと思いたい、信じられないような出来事。特殊な能力をもった青年の巧妙なビジネス。絶体絶命の危機から目覚めさせてくれる救いの声。満開の桜の季節に出会った秘密好きの美しい女――想像もつかないことが現実となってしまう未来社会を、あなたものぞいてみませんか?
技術と文明がもたらす21世紀社会のゆがみを見通して、痛烈な風刺で描きだしたショートショート21編。(背表紙文より)
これは、単純に読めば、童話である
面白い中に何か教訓が含まれていたり、人としての良い悪い行いの手本、真似してはいけないことなど様々なことが書かれている
それは、はっきりとした文章としてはなく、なんとなく、わかる人にわかるように書かれているので、薄ぼんやりとしか理解できない
でもそれが逆に気になり、体に染み込まれる
あれはあの事だったのではないか、それともこういう事だったのか? わかったとき、あなたはちょっと成長するはず
読んでそんな気持ちになれる一冊である -
Posted by ブクログ
「ほら男爵現代の冒険」3
著者 星新一
出版 新潮社
p49より引用
“しかし、わしは武器だけは絶対にもらうなと、
住民に忠告した。武器のおそろしさを、
わしほど知っている者はほかにいないだろう。”
ショートショートの代名詞とも言える著者による、
実在した人物の子孫という設定の主人公による冒険談。
砂漠に始まり砂漠に終わる、
奇想天外な冒険が展開されます。
上記の引用は、
砂漠の国で酋長になった人物の一言。
多くを書いてはつまらないでしょうから書きませんが、
改心したのであればこういう考えになるのも当然な人物です。
皆が一度は見聞きしたことのある実在や虚構の人物たちが登場し、
皮肉と頓智の効いた話をしてくれるので、
挿絵を増やして子供向けに出版されたら面白そうです。
文庫初版は昭和48年となっていますが、
古臭さを感じずに読めるところに、
改めて著者の偉大さを感じずにはいられません。
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Posted by ブクログ
「明治・父・アメリカ」3
著者 星新一
出版 新潮社
p66より引用
“自助の精神こそ、個人の発達の根本であり、
その結果が国家の活力の源泉となるのである。
外部からの助けは、人を弱くする。”
ショートショートの代名詞とも言える著者による、
著者の祖父と父とを描いた伝記。
江戸の末期から大正初期まで、
激動の時代に生きた有名人たちとの交流と共に記されています。
上記の引用は、
西国立志編の要約引用の孫引き。
自助努力の普遍性の高さは、
現在でも同じ著書が翻訳され版を重ねている事から、
疑う余地のないところだと思います。
歴史上の有名な人物と思っていた野口英世らとも、
著者の父である星一氏が交流を持っていたというのは、
時代の面白さだと思います。
この著書の中での出来事のあと、
少し前に紹介した「人民は弱し官吏は強し」へと話は続きます。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「宇宙の声」3
著者 星新一
出版 角川文庫
p41より引用
“学問的に面白い研究であり、それはついに成功した。
しかし、とんでもない植物ができてしまったのだ。”
ショートショートの代名詞とも言える著者による、
中編二作を収めた一冊。
幼なじみの二人が、
ある日公園で気を失ってしまって・・・。
上記の引用は、
表題作の中の一文。
単行本の出版は昭和44年ですが、
現在の遺伝子組み換え作物の出現を予言しているかのようです。
あまりに人間にとって便利なあり方を自然に求めすぎるのは、
この一文のような結果になりかねない、
とも言えるのではないでしょうか。
この著者に珍しい中編作品なので、
ショートショートだと思って購入すると、
長い作品が苦手な人は辛いかも知れません。
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Posted by ブクログ
「これからの出来事」3
著者 星新一
出版 新潮社
p57より引用
“頭がおかしいのではなく、
彼の頭がよすぎるせいかもしれない。”
ショートショートの代名詞ともいえる著者による、
ショートショート作品集。
遺産相続に関する話から人間の突然変異の話まで、
奇想天外な短篇が21話収録されています。
上記の引用は、
慎重な性格の男の話の中の一文。
何もかもにあまりにも考えすぎると、
結局何も出来なくなるということでしょうか。
p65で書かれるおちを読んでいると、
グラップラー刃牙に出てきた合気道の先生を思い出します。
最後に収録されている話は、
ペットブームに対する皮肉でしょうか、
初出版は昭和60年、
景気が良くて輸入ペットが流行していた頃かもしれません。
その頃捨てられたペットが野生化して、
今現在でも問題になっている事は何ともいえず・・・。
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