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一本の電話をうけたとたんショック状態に陥る人が、青年のまわりに続出しはじめた。わけを聞いても、みんな「なんでもない」の一点ばり。いったいどんな電話なのか? 好奇心をかきたてられた青年に、ついにその電話が。そして……。(「なんでもない」) 表題作「ごたごた気流」ほか、皮肉でユーモラスな短編11編を収録。
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Posted by ブクログ
言わずとも知れた星新一のショート・ショート。学生時代によく読んでいたが、最近また読みたくなって購入。
星新一作品の真骨頂はそのアイディアにある。背景、設定、切り口の斬新さというアイディアが唯一無二だと思う。
構成やストーリーは平凡、寧ろそこまで練り込まずに読者に想像の余地を与える懐の深さがある。そのカジュアルさが今もなお多くのファンを持つ魅力だろう。
また意外にメタ的でシニカルな一文が多いことにも気づいた。こうした「冷えた」ワンフレーズが独特な世界観を作っているのかもしれない。
「まことに現代は迷いの多い世の中。複雑にして、危機をはらんだ時代です。本来はそうじゃないんでしょうが、政治家やマスコミが、複雑だ危機だと、くりかえし叫び続けてきたので、本当にそうなっちゃった。」
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