あらすじ
若いころの事件をたねに、金をゆすられているあなた! 殺してもあきたらないほど、憎らしい人がいるきみ! おもいきって、“殺し”はいかがですか? ご依頼の件は必ずやりとげ、絶対安全。あなたには決してご迷惑をおかけいたしません。常識的で、ありふれた世界に安住している人々の意識を痛撃し、人間の心の奥にひそむ願望をユーモアと諷刺で描いたショートショート40編。
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中学生ぶりの星新一先生
中学生の時めちゃくちゃ読んだなあ
読んでないかもこれ!とおもって古本屋さんで買ったらやっぱり読んでたやつだった笑、というわけで再読
なんとなくオチは覚えてるのもあったけどそれでもおもしろい、はらはらして時々血の気引いて、ああ星新一ワールドこれこれ〜ってなってあっという間に読破
何年経っても色褪せないおもしろさ。。。
匿名
ご依頼の件
星新一は本当に天才だと思います。こんなにもたくさんの名作傑作を次から次へと発表するなんて‼️星新一の作品に外れなし‼️です。最後のどんでん返しに今度はどんな結末が待っているのかと思うと、いつもワクワクドキドキします。手軽に読めるのも最高です。
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星新一は基本的にハズレない
ハズレたとしても、それはそれ。
ショートショート40編
時代と合わないものもあれど、何一つ困らない。
この本の中なら
「才能」
「こころよい相手」
「組み合せ」
「マドラー」
「結晶」
辺りが好き
Posted by ブクログ
【星新一という世界】
私には好きな世界がある。その一つが星新一の世界だ。星新一の世界は、未来がモノクロで映し出される世界。全てはグレースケールをかけたように、粗い粒子を散りばめたような映像の繰り返しである。見たことがあるような、でもだれも見たことがない星新一の世界の中で、人は生まれ、育ち、社会に出て、結婚して、子供を成し、そして死んでいく。
作品自体はもちろん、あとがきがとてもよかった。こんな風に物語が生まれてくるのならば、きっと世界は揺らぎながらも続いていくのだろう。あえて、この問題に向き合わない作家もいるのだろうと思う。廃れていくことにカタルシスを感じる者もいるかもしれない。だけど、星新一はやり遂げた。具体的な事例を連想することなく、そして今でも古くならない物語を作り上げた。これは、皆が簡単にできることではないと私は考える。
異国の地で思う。星新一の世界は終わらないで巡っている。今回久しぶりに読み返すことになったわけだが、そこには確かに以前とは違う物語があった。そして、また15年の月日が流れてもう一度1ページ目を開いたとき、また違う物語に変わっているのではないかとさえ、思えてくる。彼を超越した世界に私はまだ出会ったことがない。星新一が生きて物語を書いたという事実に私は感謝している。
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星新一の「ご依頼の件」。
星新一はショートで有名ですよね今回の作品もショートで実に読みやすかったです。電車に乗ってつくまでに2、3話読める感じ。
話は本当に不思議。
例えてみると世にも奇妙な物語にありそうな感じ。
この本を読んだら想像力とかつくかも。
あ、こういう事にもなるのかっ!!って一話、一話頭が良くなった気分になるから特した気分。
ははは、面白かったよ。
特に気に入ったのがUFOの話。
きっと読んだ君も特した気分になるよ!!
本当に読書は楽しいなぁ。
日本に生まれてきて良かった。
日本が文学の宝庫で良かったよ。
Posted by ブクログ
日常的な雰囲気と想像をさせない急展開なストーリーです。
本当に現実的で実際にありそうなそんな話ですが
本当に予想も出来ない展開です。
負けっぱなしです。
現実の世界で起こるかもと、つい普段の生活の中で考えてしまうようになるかもしれません。
そのくらい日常的な生活の中の、どこか一つずらした世界。
その一つずらした世界を作り出せる感性と、引き込むことの出来る文章力の虜になりました。
そんな感じの本でした。
Posted by ブクログ
ショートショート、いつも助かってます。
また長編に疲れ気味だったので、一休みに。
それにしても、どれもこれも一癖も二癖もあるお話ばかり。今回はちょっと不安な気分になるものが多かったけど、意表をつかれる結末ばかりで、さすが星新一先生のショートショートです。
最後のお話「窓の奥」は、不安になるお話の代表。怪しいところには気になっても近づかないようにしようと心に決めました。
ただ、本冊で1つ、オチの意味が分からないお話がありました。「初夏のある日」というお話ですが。
分からないのは自分だけなのか?違う意味で不安になりますw
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本屋で見かけて懐かしくて衝動買い
やや時代を感じる話はあれど、これだけの数の話を、ありとあらゆるアイデアを、一人の人間がじゃんじゃか生み出していたってすごいことじゃない?ブラッドベリやダールに並ぶと思うんだ
Posted by ブクログ
度々鳥肌感じる作品があった、あったというより理解できたのが少ししかなかった。自分の状況把握と読解能力不足だねー、不思議にストンと終わっていく物語と世界観で、読んでて楽しかった。
言葉ひとつ一つもあまり難しい単語は出てこなく、スラスラ頭に入る。だけど、言葉遣いは丁寧で基調されてる、流石でした、、
Posted by ブクログ
宇宙船やエイリアンが登場しない、日常に潜む不思議な世界を描いたショートショート集。ふだん何気なくスルーしている、あんなことやそんなことに、こんな裏側があったら……もしかしたら、今まさにどこかの町で起こっているかもしれない、そんな生活に隣接した読み味がある。
Posted by ブクログ
期待を裏切らない完成度。シンプルで無駄がなく、風刺が効いていて予想を裏切る展開に脱帽。
間を置いて読みたくなる氏のショートショートです。和田氏のイラストもよいですね。
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『タブー』
『ご依頼の件』
『れいの女』
『夜の会話』
『真相』
『初夏のある日』
『防止対策』
『くしゃみ』
『アリバイ』
『外郭団体』
『出現したやつ』
『ある休日の午後』
『待遇』
『たのみごと』
『気の迷い』
『静かな生活』
『才能』
『話し声』
『あるシステム』
『新しい車』
『こころよい相手』
『むこうの世界』
『運』
『組み合せ』
『都市化現象』
『金銭と悩み』
『出張』
『退院』
『マドラー』
『バーであった男』
『ひと仕事』
『文字が…』
『おととい』
『もらった薬』
『西風』
『輝く星』
『やつらのボス』
『依頼はOK』
『結晶』
『窓の奥』
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SF、ショートショート40作。
中学生のとき「ボッコちゃん」を読んで星新一、ショートショートのことを知りました。以来、何冊か読みましたが久しぶりにこちらを。時代背景が古いですが、今読んでもくすっと笑えたり思い当たる節があったりして十分楽しめます。
懐かしい。
Posted by ブクログ
読んでみたらすでに読んだことがありました。
まあ星新一さんの作品はすでにほとんど読んでると思いますが。
でもしばらくしたらけっこう忘れるので何度読んでも楽しめます。
10年おきくらいに全部読むといいかもしれません。
そんな間に10年くらいたつでしょうからローテーションしながら死ぬまで星新一さんを読み続けるとよさそうです。
それはとても幸福な無限連環っぽいです。
この本があとがきや解説の最後だとあとがきにありました。
「時事風俗と離れようとの方針が、なんとか軌道に乗ったようだ。」と書かれていました。
ぼくにもお気に入りの方針です。
Posted by ブクログ
若いころの事件を種に、金をゆすられているあなた!殺してもあきたらないほど、憎らしい人がいるきみ!おもいきって、殺しはいかがですか?ご依頼の件は必ずやりとげ、絶対安全。あなたには決してご迷惑をおかけしません。 常識的で、ありふれた世界に安住している人々の意識を痛撃し、人間の心の奥にひそむ願望をユーモアと風刺で描いたショートショート40編。1篇が短いから電車通学が短い私にとってとても読みやすい
Posted by ブクログ
寝る前に読む本としてちょうどいい。頭に残りすぎないけど、読んでて続きが知りたくなる楽しさもあっていい。マドラーが共感できるとこがあって一番印象に残った気がするかな〜
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妄想銀行がとても面白かったので、こちらも購入しました。
比べるものではありませんが、妄想銀行があまりにも私の好みであったため、こちらの評価は少し落ちてしまいました。
後味の悪さ、不気味さを求めるならば、こちらをどうぞ。
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「退院」と「マドラー」
物語の中にも書かれていますが、「退院」は、のっぺらぼうを彷彿とさせるお話です。
「マドラー」では、その人特有のしぐさが幸運を招くということが信じられない主人公が、身近な人々に真相を尋ねて回りますが、尋ねる人が皆、それを肯定します。
聞く人聞く人同じ反応をするのが、その前のお話の「退院」と似通っていて、不穏な感じがしましたが、予想外の結末でほっとしました。
「退院」と「マドラー」が前後に続いていたことで、読者を不安定な気持ちにさせる効果が増したのではないかと思いました。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
だれか殺したい人はいませんか? ご依頼はこの本が引き受けます。心にひそむ願望をユーモアと諷刺で描くショートショート40編。
【感想】
Posted by ブクログ
昔、結構たくさんの星新一さんのショートショートを読みましたが、今回久しぶりに、まだ読んだことないやつを。
うーん、おもしろいのとおもしろくない(というかよくわからない)のの差が大きかったような。
Posted by ブクログ
学生時代に好きだった星新一の本を久しぶりに読んだ。全く古臭さを感じない。不思議な世界に連れていってくれる彼のお話は、現代社会にも通じるものがあると思う。