星新一のレビュー一覧

  • ひとにぎりの未来

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    有り得ないと切り捨ててもいられない近未来。からりとしたタッチで描かれた短編集。ものの4~5ページに詰め込まれている淡々とした出来事が呼び起させる危惧、危機感の広がりがとめどない。各ストーリーの最終ページで必ずなされるオチを信じられるから、だからいまはまだ。

    便利でもなんでもない矛盾。
    果てしない地道な手作業が、大事なんだなぁ。

    それにしても、「地球人」の話とか「宇宙」や「円盤」の世界に浸かってみると人間を客観視したみたいな気分になって、なんだか可笑しくなった。レポートに苦しんでいる自分とかね。手作業手作業!

    この本の出版年が1969年なことに驚き。

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    2012年07月20日
  • 人民は弱し 官吏は強し

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    すごく前向きな主人公で、やられてもやられても立ち上がったけど、やっぱり最後はダメだったのね・・・ってちょっと悲しくなる伝記。史実に基づいているのだろうけど、息子が書いたとなるとちょっとひいき目あるのかな・・・
    意外と最後はあっさり書名と同じ一言で終わったね。
    それにしても役人はひどいね。

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    2012年07月05日
  • 安全のカード

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    「安全のカード」3

    著者 星新一
    出版 新潮社

    p12より引用
    “「わたしは、手相のほうはわからないのです。霊感のひらめき
    が、専門なのです。そして、びしりびしりと未来がわかるという
    たぐいでもありません」”

     ショートショートの代名詞とも言える著者による、短編作品集。
     夜中に突然親友が来る話からとある翻訳家の話まで、いつもの
    ショートショートより少し長めの話が収録されています。

     上記の引用は、とある占い師の一言。
    ひらめきだけで人からお金をもらうとなると、かなり難しそうで
    あまり繁盛していなさそうです。
     いつもながらトンチと皮肉の効いた話が盛り沢山ですが、少し
    長めなのでいつも

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    2012年06月06日
  • 妖精配給会社

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    発想の豊かさに脱帽、結末のシュールさに戦慄、素直な文章に安定感。
    どの話も広げようと思えばもっともっと広がるはずなんだけど、あえて余韻を残しておく所がニクい。
    文章の性質に起因するものだろうが、全体的には淡々としていて、パターンもあるので、何十編も連続で読むよりは、ちょこちょこ読む方が新鮮な感覚で楽しめるような気がした。

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    2012年05月24日
  • おせっかいな神々

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    ボッコちゃんの後に読んだからかなぁ。

    あともう一押し!!!
    というのが本心です(笑)


    星新一の何とも言えない絶妙なオチが大好きなだけあって、星3つにしておきました^^


    ちょっとした空き時間かなんかにオススメです!

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    2012年05月19日
  • おのぞみの結末

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    「一年間」
    「ひとつの目標」
    「あの男この病気」
    「侵入者との会話」「現実」「親しげな悪魔」「わが子のために」「ある占い」「おのぞみの結末」「空の死神」「要求」

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    2012年05月19日
  • ありふれた手法

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    初めての星新一さん。ときどきおっと思う作品があって、次は次はと一気に読んでしまいました。他のも読んでみたい。

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    2012年04月21日
  • 夜明けあと

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    幕末から明治天皇崩御までの時代の、世相や風俗、ゴシップ記事などを1年ごとに時系列でまとめた、ユニークな明治史。
    あえて、歴史的な有名出来事などはちょびっとにしている、とのこと。

    なんかでこの本の存在を知り、古書にて購入しました。

    ・・・・・なんか、むかし読んだことがある気がするんだけど。
    気のせいか???

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    2012年04月12日
  • つねならぬ話

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    夢物語

    予想外の一冊。
    ショートショートではあるが、伏線やオチが私には分かりづらかった。
    最初の創生神話は神話と考えればまだ納得できるが、夢二十夜は・・・オチ無いんじゃなかろうか。
    本当に夢の内容をそのまま書き記したような、荒唐無稽で納得しがたい理屈ばかり(そのあたりも夢っぽい)。
    あとがきで、創作の神様が降りてきてガーッと書き上げた、と書かれてるが、まさにその通り。
    いつもの正統派ショートショートとは違う味わいだった。

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    2012年03月31日
  • 天国からの道

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    [BOOKデータベースより]

    前人未到のショートショート1001編という偉業を達成した星新一。長い作家生活のなかで単行本に収録していなかった作品を集めた没後の作品集『気まぐれスターダスト』を再編集。デビュー以前の処女作「孤のためいき」など初期作品と、1001編到達後の「担当員」を収録。さらに、文庫未収録のショートショート6編を加える。「まだ読んでいなかった」作品をそろえた、愛読者必携の一冊。

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    2012年02月26日
  • だれかさんの悪夢

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    一つ一つの話は面白かったが、いかんせん題目が多く、一つの話が短いので、最後まで読むのが大変であった。一気に読むというよりも、合間にちょこちょこ読む感じ。

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    2012年02月11日
  • これからの出来事

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    ネタバレ

    悪夢だと思いたい、信じられないような出来事。特殊な能力をもった青年の巧妙なビジネス。絶体絶命の危機から目覚めさせてくれる救いの声。満開の桜の季節に出会った秘密好きの美しい女――想像もつかないことが現実となってしまう未来社会を、あなたものぞいてみませんか?
    技術と文明がもたらす21世紀社会のゆがみを見通して、痛烈な風刺で描きだしたショートショート21編。(背表紙文より)


    これは、単純に読めば、童話である

    面白い中に何か教訓が含まれていたり、人としての良い悪い行いの手本、真似してはいけないことなど様々なことが書かれている

    それは、はっきりとした文章としてはなく、なんとなく、わかる人にわかる

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    2012年02月05日
  • どこかの事件

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    ショートショートですが、SFではなくミステリや怪談。そして、ぜんぜん怖くない。ところが、深く考えるとゾーッとするのだなあ。SFでないからか、挿絵は真鍋博ではなく和田誠。

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    2012年02月05日
  • ごたごた気流

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    やっぱり独特で面白い。

    失踪した人を追いかけていく記者。

    その不思議な家に入ると その家のストーリーの一部になる人々。




    など不思議だったり、皮肉めいていたりのショートショート。

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    2012年01月21日
  • ごたごた気流

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    「門のある家」、好き。
    この本みたいに扉絵があるのは、終わりのページが横から分かっちゃってあんまり嬉しくないなあ。

    新井素子さんの本を読んでみたくなった。
    入門編はどれだろう?

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    2012年01月06日
  • どんぐり民話館

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    星新一を読む度に赤川次郎を思い出すわ…。積ん読本を読んでる時に、やたらこの手のライトな本を買ってしまうのはどういうわけでしょう…。

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    2011年12月29日
  • ご依頼の件

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    よくこれだけの話が書けるよなぁといつもながら脱帽ですよ。合間に読めるからいつでも手にとれるのがいーんだよね。
    相変わらず面白かったです。

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    2011年12月23日
  • ほら男爵 現代の冒険

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    「ほら男爵現代の冒険」3

    著者 星新一
    出版 新潮社

    p49より引用
    “しかし、わしは武器だけは絶対にもらうなと、
    住民に忠告した。武器のおそろしさを、
    わしほど知っている者はほかにいないだろう。”

    ショートショートの代名詞とも言える著者による、
    実在した人物の子孫という設定の主人公による冒険談。
    砂漠に始まり砂漠に終わる、
    奇想天外な冒険が展開されます。

    上記の引用は、
    砂漠の国で酋長になった人物の一言。
    多くを書いてはつまらないでしょうから書きませんが、
    改心したのであればこういう考えになるのも当然な人物です。
    皆が一度は見聞きしたことのある実在や虚構の人物たちが登場し、
    皮肉と頓

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    2012年06月10日
  • 明治・父・アメリカ

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    「明治・父・アメリカ」3

    著者 星新一
    出版 新潮社

    p66より引用
    “自助の精神こそ、個人の発達の根本であり、
    その結果が国家の活力の源泉となるのである。
    外部からの助けは、人を弱くする。”

    ショートショートの代名詞とも言える著者による、
    著者の祖父と父とを描いた伝記。
    江戸の末期から大正初期まで、
    激動の時代に生きた有名人たちとの交流と共に記されています。

    上記の引用は、
    西国立志編の要約引用の孫引き。
    自助努力の普遍性の高さは、
    現在でも同じ著書が翻訳され版を重ねている事から、
    疑う余地のないところだと思います。
    歴史上の有名な人物と思っていた野口英世らとも、
    著者の父である星一

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    2012年06月10日
  • 宇宙の声

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    ネタバレ

    「宇宙の声」3

    著者 星新一
    出版 角川文庫

    p41より引用
    “学問的に面白い研究であり、それはついに成功した。
    しかし、とんでもない植物ができてしまったのだ。”

    ショートショートの代名詞とも言える著者による、
    中編二作を収めた一冊。
    幼なじみの二人が、
    ある日公園で気を失ってしまって・・・。

    上記の引用は、
    表題作の中の一文。
    単行本の出版は昭和44年ですが、
    現在の遺伝子組み換え作物の出現を予言しているかのようです。
    あまりに人間にとって便利なあり方を自然に求めすぎるのは、
    この一文のような結果になりかねない、
    とも言えるのではないでしょうか。
    この著者に珍しい中編作品なので、

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    2012年06月10日