星新一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「たくさんのタブー」3
著者 星新一
出版 新潮社
p109より引用
“なんにもしなくていい時間が、はじまったのだ。それは、いつ
終るか見当もつかない。なにかをしたくても、することはないの
だ。”
ショートショートの代名詞とも言える著者による、短編作品集。
不倫の話から頭のいい子供の話まで、皮肉の効いた話が収録さ
れています。
上記の引用は、絶海の孤島に流された男に関する一文。
毎日仕事で嫌になることもあるでしょうけれども、何もすること
が無くてヒマがあるというのも苦痛なのかも知れません。
短編なので時間がない人や、少しの時間を見て読むのに具合が
いいのではないでしょうか。
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Posted by ブクログ
有り得ないと切り捨ててもいられない近未来。からりとしたタッチで描かれた短編集。ものの4~5ページに詰め込まれている淡々とした出来事が呼び起させる危惧、危機感の広がりがとめどない。各ストーリーの最終ページで必ずなされるオチを信じられるから、だからいまはまだ。
便利でもなんでもない矛盾。
果てしない地道な手作業が、大事なんだなぁ。
それにしても、「地球人」の話とか「宇宙」や「円盤」の世界に浸かってみると人間を客観視したみたいな気分になって、なんだか可笑しくなった。レポートに苦しんでいる自分とかね。手作業手作業!
この本の出版年が1969年なことに驚き。 -
Posted by ブクログ
「安全のカード」3
著者 星新一
出版 新潮社
p12より引用
“「わたしは、手相のほうはわからないのです。霊感のひらめき
が、専門なのです。そして、びしりびしりと未来がわかるという
たぐいでもありません」”
ショートショートの代名詞とも言える著者による、短編作品集。
夜中に突然親友が来る話からとある翻訳家の話まで、いつもの
ショートショートより少し長めの話が収録されています。
上記の引用は、とある占い師の一言。
ひらめきだけで人からお金をもらうとなると、かなり難しそうで
あまり繁盛していなさそうです。
いつもながらトンチと皮肉の効いた話が盛り沢山ですが、少し
長めなのでいつも