星新一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
SF作家である星新一(1926-1997)の文庫未収録作品集。
率直に云って、面白くなかった。
ショートショート1001篇を達成した星さんは、その後、自らの作品を普遍性を帯びた【寓話】たらしめるべく、延々と改訂作業を続けてきた。作中に於いて時事風俗を扱うことを避け具体的な固有名詞の使用を控え、以て時代的地理的制約に塗れた通俗性を脱色し、透明ゆえに鋭い人間・文明批評としての作品を残してきた。
本作に収録された作品は、これまで書籍等に未収録だったこともあり、こうした内容上・用語上の磨き上げを経てないものが多いのではないかと想像する。それが本書のつまらなさにつながっているように思えてなら -
Posted by ブクログ
「たくさんのタブー」3
著者 星新一
出版 新潮社
p109より引用
“なんにもしなくていい時間が、はじまったのだ。それは、いつ
終るか見当もつかない。なにかをしたくても、することはないの
だ。”
ショートショートの代名詞とも言える著者による、短編作品集。
不倫の話から頭のいい子供の話まで、皮肉の効いた話が収録さ
れています。
上記の引用は、絶海の孤島に流された男に関する一文。
毎日仕事で嫌になることもあるでしょうけれども、何もすること
が無くてヒマがあるというのも苦痛なのかも知れません。
短編なので時間がない人や、少しの時間を見て読むのに具合が
いいのではないでしょうか。