星新一のレビュー一覧

  • にぎやかな部屋

    Posted by ブクログ

    喉越しスッキリ!実に読みやすい!あとがきにも書いていたが、セリフが多いと読みやすいのね。

    貸金を営む男と占い師の女、そして、唯一まともな娘。そして、その家族に心中した夫婦と老紳士の霊がそれぞれ取り憑いているという状況。

    現実の人が増えるたびに霊も1人増え、舞台はただの部屋だというのに、実に賑やか。まさにタイトル通りの「にぎやかな部屋」である。

    詐欺師VS詐欺師の様相に、さらにイレギュラーを加えて、カオス状態。それでも、スッキリと飲み込めるのが素晴らしい。頭の中で舞台がイメージできるぐらい読みやすかった。脂っこい筒井康隆作品ばかり読んできたので、喉越しさっぱりの星新一も新鮮フレッシュ。バランスよく読んでいこう!

    0
    2024年10月19日
  • きまぐれ学問所

    Posted by ブクログ

    すごい博識にただただ驚く。だからこそのショートショートだと納得。難し過ぎて頭に入ったとは言い難い。個人的には『フィナーレ』が一番好き。

    0
    2024年10月09日
  • 宇宙のあいさつ

    Posted by ブクログ

    星新一のショートショート。未来、宇宙、平和、健康等々。よく思いつくものというのとは別に、書かれたのが昭和36、7年という昔ことなのに驚かせる。話題が古いと感じるものはほとんどなく、今でも十分納得できる。落語のオチのようになるほどと思うものもある。2024.9.28

    0
    2024年09月28日
  • 声の網

    Posted by ブクログ

    あの本、読みました?という保奈美ちゃんのTV番組で、理系作家特集として本書が紹介されているのを見て興味が湧き読んでみました。

    いつものショートショートとはひと味違う、連作短編集のようなつくりでした。
    コンピューター同士が繋がり、じわじわと人間社会を支配してゆく姿を描いた作品です。

    ストーリー自体はいつものショートショートの方が好みでした。
    が、これが、インターネットがまだない1970年に書かれた作品だというから驚きです。
    著者はSF作家というか、予言者のよう。
    プライバシーを暴いて売ったり強請ったり、情報化社会の利用の仕方も的を得ていて、世の中で一番価値のあるものがこの時代に無形のものを設定するなんて、やっぱり星新一って天才!

    0
    2024年09月16日
  • たくさんのタブー

    Posted by ブクログ

    意識して読んだ初めての星新一。
    筒井康隆に比べて、毒が少なかった。
    これが、この作品なら限った事なのか、作者の作風なのかはまだ、わからない。
    これからも、いっぱい読むだろうから楽しみだ。

    以下、各物語の感想

    解決策
    なるほど。因果はめぐるということ。ブラックジョークでよく聞く話

    重要な部分
    発想がすごい。藤子不二雄の絵でイメージできた。
    オヤジロックみたい。

    おかしな青年
    奇妙な話。生きている人と変わらない幽霊。これって幽霊?

    逃亡の部屋
    ラストが気になる。結局どうなった?

    勧誘
    これは、怖い。運命なんだろうね。

    車の客
    読んでて気持ちいい。みんなノリがよいね

    うけついだ仕事
    これは呪い?世の中の良いことになるのだろうか?

    ひとつのタブー
    あーあって感じはよくあるね。結果論だが残念。
    作品が面白くないといってる訳じゃなく、内容の感想。

    死ぬほど
    この話の好き。まさか、俺と同じ能力。。。
    ハンターハンターで似た能力あったよね。

    知人たち
    なぜそうなった。

    あれ
    この話も好き。奇妙で因果が定まらない。
    こういう事が自分にも起きて欲しい。

    親子の関係
    わかる。そして、ラスト笑える

    背中のやつ
    これも好き。スタンドかよ。

    少年期
    お酒はよいもの

    きょうという日
    トゥルーマン・ショー的な?

    海岸のさわぎ
    また、このネタかい!?でも、嫌いじゃない。
    幽霊好きねー。

    頭のいい子
    読んでて君が悪くなる。絶対将来的サイコパス。

    悲哀
    なんだこの話?

    キツネ小僧
    なるほどねー。そんな手を使うのね。

    タロベエの紹介
    だんだん煩わしくなる様。わかる。

    0
    2024年08月30日
  • 声の網

    Posted by ブクログ

    久しぶりに星新一を読んだ。
    40年以上前に書かれたものが今の世界を暗示しているのに驚いた。電話で友達の誕生日を教えてくれるサービスなんて、Facebookみたいだし… 
    コンピューターに操られた平和。
    そんな世界がほんとに生まれそうだなぁ

    0
    2024年07月30日
  • マイ国家

    Posted by ブクログ

    久しぶりの星作品。
    ほんの2-3ページでこの世界観を作れるのは他にはいない。
    改めてどっぷり世界に浸りたくなった。

    0
    2024年07月19日
  • 宇宙のあいさつ

    Posted by ブクログ

    短編なので、パラパラと読み進めました。

    個人的に印象に残ったのは、
    ・小さくて大きな事故
    ・対策
    ・悪人と善良な市民
    ・運の悪い男

    あんまり宇宙に関係ない話のがしっくりきたかも。

    0
    2024年07月17日
  • 午後の恐竜

    Posted by ブクログ

    星新一の作品をちゃんと読んだのは実ははじめて。現代社会に対する痛烈な皮肉を感じる。テーマは普遍的なものなんだけどそこに出てくる小道具(テレビコマーシャルや大量の書類や電話など…)がなんとなく昭和の風景を思わせる。一番好きなのは表題の「午後の恐竜」。オチが分かった途端に幸せそうな家族が余計に切なく感じる…。(ただ個人的には、夫がやたら妻に対して偉そうな感じがして癪に障る笑。そういうところも昭和っぽい…)

    0
    2024年06月30日
  • エヌ氏の遊園地

    Posted by ブクログ

    星新一さんのショートショートはとても読みやすい。結構昔に書かれた作品なのに、話のネタに古臭さをあまり感じない(女性の描き方は昭和臭いなと思うけど…)。各話のラスト回収の仕方はどれもお見事。
    ただ、犯罪ベースの短編なので何となくずっとブラックさが漂い、中盤から多少食傷気味になってしまった。次は爽やかな作品読んでみたいところ…
    『うらめしや』『殺し屋ですのよ』『夕ぐれの車』が特に好き。

    ★…3.5

    0
    2024年06月14日
  • たくさんのタブー

    Posted by ブクログ

    「知人たち」がマイベスト
    知人認定の非対称性を扱いつつ、お互いを認識するためにもはや生身である必要もなく複数アカウントを所持する現代ではより一層身近なトピックであると感じた。
    肖像権ゼロに等しい主人公が権利関係の塊であるCMでウケるのもパンチ効いてる。

    0
    2024年06月07日
  • マイ国家

    Posted by ブクログ

    オチを予想しながら読んでもさらに上をいく展開。ショートショートならではのシンプルさ、手軽さがおもしろい

    0
    2024年05月25日
  • エヌ氏の遊園地

    Posted by ブクログ

    とても読みやすい文章だった。
    淡々とした文が続くなか、結末はそれまでの物語のすべてをひっくり返してしまうようなもので、毎回の意外な結果に私もひっくり返っていた。

    今度こそ、予想を的中させてやるぞと思いながら読んでも、ほとんど当てることはできなかった。悔しい。

    星新一の作品は、一度小学生の頃に友達のお母さんから薦められたけど読まず、今回が初めてだった。
    たしかに面白いけど、子どもに薦める割には結構さっくりと人が死ぬんだなと思った。本当に淡々としている。

    面白かったので、そのとき友達のお母さんから薦められた『きまぐれロボット』も、そのうち読みたい。

    0
    2024年04月22日
  • ひとにぎりの未来

    Posted by ブクログ

    このところ隙間時間に読んでました。
    星新一先生は本当に凄い。未来がまるで見えているかのようなストーリーに本当ドキドキする。見れば発行は昭和55年ですってよ。ブラックユーモア溢れる作品たちは永久ですね。

    0
    2024年04月10日
  • ボンボンと悪夢

    Posted by ブクログ

    最近リアルが忙しく読書をする機会が減っていたが、どの作品もサクッと読めるうえに星氏の紡ぎだす独特の世界観へどっぷり浸かることができ、ひさしぶりに純粋な読書の楽しさを味わうことができた。
    SFショートショート作品を多く手がけているイメージの星新一氏だが、意外にもブラックなユーモアに富んだ作品や背筋がゾッとするホラー作品も多数収録されており、張り巡らされた伏線を鮮やかに回収する手腕もさすがの一言。

    どれも舌を巻く作品ばかりで楽しめたが、特に印象に残った作品は『上流階級』。
    夫と夫人。どちらも互いの私利私欲のため相手を暗殺するべく殺し屋を雇うといったものだが、予想外の展開とオチに放心してしまった。どうすればこんな展開を思いつくのだろうか。星氏の頭を中を見てみたいものである。
    他に印象に残った作品では『オアシス』がある。まさかの見開き一ページのみの短編なのだが、短い文章にもかかわらず、切れ味鋭いオチまで完璧なものだった。

    0
    2024年12月09日
  • 宇宙の声

    Posted by ブクログ

    大きく2つのストーリーからなり、どちらも宇宙探検がテーマ。
    さくっと読めるが私はバラエティに富んだショートショートの方が好みかも。
    想像上の惑星の設定に筆者らしさを感じました。

    0
    2024年04月03日
  • 悪魔のいる天国

    Posted by ブクログ

    全体的に宇宙とかロボットの話が多め。

    「合理主義者」せっかくお願いができるのに、思想が一貫してると幸福にもならない分、取り立てて不幸にもならないんだな、と思った。

    「情熱」家族経営とかで、二代目・三代目に継いでほしいと思うけど、子どもたちの方は全く別のことを望んでるのに似ている。

    「シンデレラ」この話は「財産への道」と近いなと思った。作者が一緒だから当たり前といえば当たり前だが。

    「肩の上の秘書」インコが全部良いように言い換えてくれる世界、羨ましい。星さんの話はインコやオウムがよく出てくる。

    「殺人者さま」メタ的な話。そもそも電話を取る機会が減った現代では、自分のことかもしれない、とは思いにくくなっているのが淋しいところ。

    0
    2024年04月01日
  • ノックの音が

    Posted by ブクログ

    収録されている全話が、タイトルにある言葉から始まる不思議な形式。
    不思議系が多い星さんの話の中でも、ホラーめの話が割とあった。

    0
    2024年04月01日
  • ノックの音が

    Posted by ブクログ

    たまたま目について約25年ぶりに再読。星さんの他のショートショートと比べると数が少なめなのは、状況にバリエーションを持たせるぶん、文字数が必要(長くなってしまう)ということなのかな。物語を動かしている「人間の欲望」はある程度限られた範囲のものだなと思う。シチュエーションの雰囲気が『時をかける少女』に似ているように感じた。あとがきにて、タイトルの由来や、ノックの音から始めると室内で完結できるというメリットになるほどとうなづいた。

    0
    2024年03月25日
  • 夜のかくれんぼ

    Posted by ブクログ

    ショートショートなので、サクサク読めて、面白かったです。
    星新一の皮肉の効いたストーリーや考えさせられるストーリーが短くまとめられており、とても満足感の高い本でした。

    0
    2024年03月11日