星新一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書録「おせっかいな神々」3
著者 星新一
出版 新潮社
P92より引用
“例によって高い値段をつけ、売りつけてし
まったのだ。どうも妙な時代になったもの
だ。幸運のマスコットなら、簡単に手ばなさ
なければいいだろう。また、買うほうも買う
ほうだ。そんなことに少しも不審を抱かず、
言い値どおり支払った。”
目次から抜粋引用
“笑い顔の神
死の舞台
保護色
歴史の論文
伴奏者”
ショートショートの代名詞とも言える著者
による、短編小説集。
あるところの平凡な村の平凡な男が、木の
像を拾ったのだが…。(笑い顔の神)
上記の引用は、幸運のマスコットの心情を
表した一文。貴方だ -
Posted by ブクログ
“「常識」を知らない者は「非常識」を表現できない“と言った奇行人 星 新一。
上場会社を経営して騙され辛酸を舐めた星 新一。
前人未到のショートショート1001編という偉業を達成した星 新一。
彼の処女作など単行本に収録されなかった作品を没後に集めた作品「気まぐれスターダスト」を再編集し、1001編到達後の作品を追加収録した一冊。
今更ながら科学の進歩は凄まじい。
人の欲望を究極まで突き詰めたらどうなるのか?
そんな未来予想図を描いた作品「天国からの道」が強烈です。
役人臭い天使が一生懸命営業をかける滑稽さの後に待つ、痛烈にシニカルな結末に打ちのめされます。
ほかにも、災難に逢う人間が鮮や -
Posted by ブクログ
こちらの作品は、とある研修で一緒になった18歳の女性に勧めてもらったので読んでみました。
ショートショートというのは、思えば初めて手に取ったジャンルかも?
いや、でも稲垣足穂の一千一秒物語の表題作はショートショートって言えるのかな…
でもあれはショートショートショートっていう感じですし…ん〜、とにかく初めてという前提で感想を。
まず、ショートショートということで一編一編がとても短いので、とにかくサクサクと読み進められました。
少ないページの中でキレイに物語を落とす手腕はもちろん、結末の意外性への驚きも相まって、次は?次は?という具合に。
人間の愚かさを押し出したもの話、展開がシーソーのよ