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引き抜かれたカカシのあとに生えた草の葉っぱ、雲母(うんも)のようにキラキラする竜のウロコ、字の書かれた小さな石ころ――そんな奇妙なものばかりがあるというどんぐり民話館。そのどんぐり民話館を探しに、都会から一人の青年がやってきたが……。いつまでも語りつがれる民話のような味わいで、さまざまな人生の喜怒哀楽を描いた31編。ショートショート1001編を達成した記念の作品集。
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Posted by ブクログ
「どんぐり民話館」5
著者 星新一
出版 新潮社
p118より引用
“タブーを犯したことへの決算は、どこかの段階で帳消しとなり、
そのおつりがつきまとっている。
そんなことは、まあ、夢にも考えないだろうな。”
ショートショートの代名詞とも言える著者による、
短編寓話作品集。
お寺のお話から刑務所での話まで、
不思議な雰囲気のお話が盛り沢山です。
上記の引用は、
とある木こりの青年の話の一文。
著者の父の伝記を読んだ後だけに、
色々と考えさせられる一文だと思うのは私だけでしょうか。
著者の父を苦しめた人達の子孫へのメッセージなのかなと、
そう思ってしまうのは私の考え過ぎなのかもしれません。
あとがきには、
この一冊が1001編の記念の本だそうです。
読者に飽きられることなく1000編以上の作品を生み出した著者は、
改めて偉大な作家であると思います。
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