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Posted by ブクログ 2023年08月22日
星新一さんの作品の中でも多分珍しい現代の民話たちです。お城と領主と青年と、そしてときどきお姫様が出てきます。そしてなぜか主人公ワタシは青年の係です。
読む力が衰えて来ているのか結末の意味が話から作品もいくつかありましたが、それでもやっぱり星新一さん。楽しく読ませていただきました。
Posted by ブクログ 2012年06月10日
「どんぐり民話館」5
著者 星新一
出版 新潮社
p118より引用
“タブーを犯したことへの決算は、どこかの段階で帳消しとなり、
そのおつりがつきまとっている。
そんなことは、まあ、夢にも考えないだろうな。”
ショートショートの代名詞とも言える著者による、
短編寓話作品集。
お寺のお話から刑...続きを読む務所での話まで、
不思議な雰囲気のお話が盛り沢山です。
上記の引用は、
とある木こりの青年の話の一文。
著者の父の伝記を読んだ後だけに、
色々と考えさせられる一文だと思うのは私だけでしょうか。
著者の父を苦しめた人達の子孫へのメッセージなのかなと、
そう思ってしまうのは私の考え過ぎなのかもしれません。
あとがきには、
この一冊が1001編の記念の本だそうです。
読者に飽きられることなく1000編以上の作品を生み出した著者は、
改めて偉大な作家であると思います。
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Posted by ブクログ 2014年12月04日
星新一さんのショートショート集、半分くらい読んでいますが、今の所これが一番好きです。
好きな作品ランキングに出てくるようなキレのある作品はないものの、いかにも星新一らしいシニカルさと、円熟した人生への見方が同居しており、一編ごとに違った魅力がある短編集です。
目新しい感じをお求めならお勧めはしません...続きを読むが、力みを全く感じさせない筆致は1001編越えならでは。見事としか言い様がありません。
人生の大先輩が孫に語る物語。そんな感じを受けました。
個人的には「影絵」と「応対」が好きです。
Posted by ブクログ 2012年01月07日
星新一が1001篇を達成した記念のショート・ショート集。
正直に言うと、これまで読んできたものよりは、ちょっと民話っぽくて、キレがない感じ。うがった見方をすればネタが尽きてきてたんじゃないかと思わせるような印象を受けました。ちゃんと読み込んでないせいかもしれませんが(^_^;)
でも例えば...続きを読む「影絵」なんかはモチーフとストーリーが調和していて、やはり1001篇を書いた方なんだな、と思わされました。
……それにしても星新一の作品、全部読破できるかなぁ。
Posted by ブクログ 2015年03月31日
星新一の作品を読んだ人それぞれに印象に残る何かがあって、読んだ人がそれを他の人に語るとき、それぞれ違った民話館になるという解釈もありかなと思った。
Posted by ブクログ 2014年04月21日
『言葉は魔法に代われる』
星新一は色褪せない。読み終わると僕の低能加減に心底落胆する。朽ちない世界観とまだ現代ですら追い越せない革命的構想に感服の極み。
31編のクライマックスに想像力は鍛えられる。
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