【感想・ネタバレ】盗賊会社のレビュー

あらすじ

私は盗賊株式会社の社員。泥棒ごっこのオモチャの製造販売の会社ではない。れっきとした、泥棒を営業とする会社だ。そんな仕事があったのかと内心うらやましがる人も多いかもしれない。平凡な日常のくり返しにあきあきしている人ならば……。表題作の「盗賊会社」はじめ、斬新かつ奇抜なアイデアで、現代社会を鋭く、しかもユーモラスに風刺する36編のショートショートを収録。

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ネタバレ

雄大な計画
新しい社長
名案
ぼろ家の住人
滞貨一掃
あるロマンス
あすは休日
盗賊会社
殺され屋
あわれな星
やっかいな装置
程度の問題
趣味決定業
装置の時代
気前のいい家
最初の説得
仕事の不満
あるノイローゼ
声の用途
紙幣
大犯罪計画
感情テレビ
悲しむべきこと
時の人
善意の集積
黒い棒
なぞの青年
特許の品
打ち出の小槌
あるエリートたち
最高のぜいたく
無料の電話機
夕ぐれの行事
帰宅の時間
助言
長い人生

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2024年12月24日

匿名

購入済み

盗賊会社

星新一のショートショートは どれもこれも外れがなくて、読むたびに新鮮で 今回のストーリーにはどんな結末にどんでん返しが待っているのだろうかと 毎回毎回ハラハラワクワクドキドキします。

#笑える #ドキドキハラハラ

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2023年07月21日

Posted by ブクログ

今回は、本当に数ページで、有名なショートショートが集まった1冊です。

今回は、ロボットやコンピュータ、宇宙人、長寿命の話など、近未来に起こりそうな話が多かったです。 この話達が、未来を予知していた…ということにならないように願うばかりです(怖い話ばかりなので)。

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2022年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最近では、すでに現実となりつつものもあるが、当時(昭和60年)、近未来の世界と考えられていた最先端の世界を題材としたショート・ショート36篇。

最先端が行き過ぎてしまって引き起こされる、ブラックユーモアたっぷりの短編が、これでもかと続きます。

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2021年02月23日

Posted by ブクログ

ショートショートなので、空いた時間にサクッと読めました。
短い話なのに、ストーリーがしっかりしていて、1話1話楽しめました。

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2020年09月13日

Posted by ブクログ

ここまでサクッと読めながら味わい深い作家がいるだろうか。会社という現代にも深く関わるトピックだからこそ共感できることがとても多かった

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2020年08月10日

Posted by ブクログ

星新一さんのショート・ショート集。いつも最後にはちょこっと笑わせてくれる、SF才能にあふれた作家さんの作品。

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2020年04月28日

Posted by ブクログ

36編のショートショートが収録されていて、正直長いと思ったが、二時間もかからず読み終えた。ショートショートだからかもしれないが、とてもテンポよく読むことができた。

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2020年03月19日

Posted by ブクログ

星新一作品、特にショートショートは
たくさん読んできたつもりだったのに、
まだ未読の作品と会えて、嬉しい。


「盗賊会社」、盗みを専門にする会社だけれど、
ここまで組織を用意周到にしたら、
成功間違いなし!、実際の何らかの会社経営に活かせられるのでは?

「時の人」
コガメと浦島太郎の気持ちがわかるなぁ〜。僕にも「竜宮城」が欲しい 笑。
その世界は「メモリー」に求めるとするか 笑。

「黒い棒」
これ、だいぶ以前に書かれたのになぁ。。この酋長のボギとトランプ氏のイメージが重なることに、今の国際情勢の危うさを思う。。

「打ち出の小槌」
奇跡の力をなんのために、どのように使っていくのか? 今、人類がこのような「奇跡」を手にしたら、やっぱり同じような類になる可能性、大 笑。

「幸運のベル」
思い込みや使用方法の間違いで、このような不幸なこと、結構な割合でやっているのかも? 笑えるようで、心からは笑えないものがある 苦笑。

「帰郷」
う〜ん、つ、辛過ぎ〜。。かつ、僕はこのストーリーの底に、見ているのに見てない、聞いているのに、実際は聞いてない的な、知らず知らずのうちに、もったいない生き方をしているのかも???、と、感じさせられてしまったぞ。。

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2020年01月27日

Posted by ブクログ

素っ気ないほどのシンプルな文章で、飽きずに読めるショートショートが36編。もしかして実話なんじゃないかと思わせる「ぼろ屋の住人」、あまりにも悲しい「善意の集積」、そのうち現実が追いつくかもしれない予言めいた「長い人生」あたりが特にお気に入りである。

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2018年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『雄大な計画』

『新しい社長』

『名案』

『ぼろ屋の住人』

『渋滞一掃』

『あるロマンス』

『明日は休日』

『盗賊会社』

『殺され屋』

『あわれな星』

『やっかいな装置』

『程度の問題』

『趣味決定業』

『装置の時代』

『気前のいい家』

『最初の説得』

『仕事の不満』

『あるノイローゼ』

『声の用途』

『紙幣』

『大犯罪計画』

『感情テレビ』

『悲しむべきこと』

『時の人』

『善意の集積』

『黒い棒』

『なぞの青年』

『特許の品』

『打ち出の小槌』

『あるエリートたち』

『最高のぜいたく』

『無料の電話機』

『夕ぐれの行事』

『帰宅の時間』

『助言』

『長い人生』

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2014年02月28日

Posted by ブクログ

「無料の電話機」という話に感心した。
電話代を無料にするが、時々流れるCMを聞かなければならない。
そのCMが凄い。
相手が黙ってしまうと「補聴器」のCM
商売の儲けが少ないと言えば「経営コンサルタント」のCM
息子が結婚すると言えば「式場」のCM
といった具合に、会話の内容に応じたCMが流れる。

今のWEBと同じ仕組みを先取りしているではないか。
先日、加湿器をいろいろと検索したら、ここしばらく加湿器の広告が毎日表示される。
興味がありそうな情報を提供する仕掛けを、60年も前にタダ電話でやってのけている。

星新一のショートショートには、ロボットやコンピュータがよく出てくるが、作品が書かれたのは昭和40年頃だ。
ロボットやコンピュータは人間や脳を超越したものというイメージを持つのは今も昔も同じだが、星新一の作品は今読むと現実味を帯びている。
未来の科学技術に何を求め、どのように使うかを見越している。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

星新一を読めば、一服の清涼剤みたいなさわやかな気持ちになる。
風刺の効いたユーモアがクスッとさせてくれる。
何と言っても「盗賊会社」なんていうタイトルが良い、泥棒が事業だもんね。
何十年も前の作品なのに、今の世の中にも通じるような内容も良い。
1話目の「雄大な計画」が特に印象に残っている。

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2025年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

特に浦島太郎の話が面白かった。現代社会の忙しさを皮肉った話みたいのが良かった。本当の浦島太郎のIFルートって感じで想像が広がった。

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2024年01月18日

Posted by ブクログ

おもしろい!読みやすい!
現代社会への風刺をこめた、滑稽かつ斬新な角度からの星新一ならではの斬り口が痛快。
それでいて一話あたりのページ数がほぼ5〜6ページもかなり短く読みやすい。
星新一入門編としてもおすすめしたい一冊。

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2022年11月01日

Posted by ブクログ

初めての星新一。大変読みやすく面白かった。
昭和60年発行というのが信じられない。この本の内容が現実になり、過去となる時代も来るのかしら。

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2021年05月04日

Posted by ブクログ

星新一氏による36篇のショートショート集。風変わりな近未来描写とニヤッとするスパイスの効いたオチ。あとがきの「現実感があるから非常識な物語が書ける」というのはその通り。

星新一氏は人間らしさを喪失しつつあった昭和真っ只中の価値観への皮肉として本作を書いたが、一周回ってAIやコンピュータ花盛りの現代感覚で読むと妙に説得力ある未来予測に思えるから不思議だ。

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2019年11月28日

Posted by ブクログ

日経日曜版連載だけあってサラリーマン向けお仕事小説色が強いショートショート集。
中高生の頃はただブラックなオチが面白いなーっていう印象だったけど、今読むと何ていうか、あの頃の未来に僕らは立っているのかなぁ…なセンチメンタルとメランコリックが混ざった気持ちになる。

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2019年08月25日

Posted by ブクログ

盗賊会社が露見するのを恐れて小さいことしかしない社員たちが可愛いです。そのほかの話も突拍子がないものばかりですが、とても楽しんで読めました。

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2018年11月26日

Posted by ブクログ

【愛しいから、優しいから、厳しいんだ】

勝ったら嬉しいし、負けたら悔しい。自分のことじゃなくても。守りたいものが、あるのはすごいなぁって。星さんの守りたい愛しい世界への警鐘と祈り。

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2014年10月03日

Posted by ブクログ

久しぶりに読んだけれど、古さを感じさせない。
盗賊会社はいたって真面目な人ばかりという逆説的なところとか、うまいなあと思う。
発想力がすごい。
ただ、わからない人には面白さがわからないかも…。

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2014年06月11日

Posted by ブクログ

前に読んだ短編集に比べてやたら同じテーマ・モチーフのやつが多いな~って思ってたら日経新聞の日曜版に連載されてたのを集めたものだったんやね。大抵の作品が宇宙人と中小企業の課長と新製品とセールスマンによって構成されてます。

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2013年07月07日

Posted by ブクログ

1番面白いのはあとがきだった。
星新一本人のことはまったく知らずに来たが、会社勤めや経営者に向いていたんだろうな、と思う。

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2023年06月11日

Posted by ブクログ

いつ読んでも、古くても新しさがある星新一。
読んでは、忘れ、忘れては、読みの数十年。
と、作品数が多い中で、一作目の「雄大な計画」は、忘れた事が無い大好きな作品です。
ある会社が、優秀な新人社員をライバル会社に入社させて、企業スパイとして活動をしてもらい、その報酬に相応の地位を与えようという、一人の男の一生を左右する雄大計画。男はひたすら努力して、すくすく出世して、遂にはライバル会社の社長となる。いよいよトップシークレットが思いのまま。ふと、男は考える。なんたって、こっちのライバル会社の方が大企業。何の為のスパイか?
これは、企業物ですが、時折見かける、相対する組織への潜入ドラマやコミックに出会うと、必ず思い出します。
「あるエリートたち」は、大企業の4人の超優秀な新入社員をお金と時間をかけて自由に遊ばせる。その結果、大ヒット間違いなしの新ゲームを思いついてしまう。と、まさに現代的な作品。
宇宙人的SFショートも混在しますが、この文庫は身近な会社SFが多く好きな一冊です。

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2023年01月17日

Posted by ブクログ

本好きの後輩にプレゼントでもらって読んだ。
今まで選んだことのなかったジャンル。
未来を面白く皮肉った感じ。
結構昔に書かれているのに
数十年後はもうこうなってるんじゃないかって、先見の目がさすが作家さんだと思った。
ところどころの挿絵がかわいい。

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2022年10月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「滞貨一掃」

地球人も宇宙人も同じようなことを考える。
成功したと喜んだのもつかの間、相手方の同じような作戦にはまってしまう。

明日は我が身。そのようなメッセージが込められていると思いました。

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2021年05月08日

Posted by ブクログ

昔購入していた電子書籍を久しぶりに手に取った。星新一作品は、1話ごとに読んだことはあったが、1冊丸々読むのは初めてかもしれない。

やはり星新一は時代の先駆者だなと改めて思う。30年以上前に現代の技術を予想し、現代に生じる問題を皮肉的に描く。星新一ですら予測できなかった現実が既に実現しているというのも技術革新の凄さを感じさせられる(「無料の電話機」は今の広告ビジネスの先見であるとともに、電話ではなく動画で広告する時代になった)。

特に、「あるノイローゼ」や「長い人生」のような技術進化がかえって人間の意欲を削ぐという皮肉的な作品が印象的だった。前者は全てを記憶するコンピュータの出現でちょっとしたミスも出世に響くようになることを、後者は高齢化が進みいつまで経っても昇格できない人生の憂鬱さを嘆く。非常に考えさせられる。

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2021年02月11日

Posted by ブクログ

緑の表紙の新装版を購入。
苦労や苦悩は無くならないものかもしれない。
自分のことや家族のこと。会社に勤め働いていると、周りのこと、会社のことも考えなきゃならない。
疲れた時に読むと良い。現実離れしていて気持ちが軽くなる。それでいて、自分を客観的に見るキッカケにもなるかもしれない。

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2020年08月09日

Posted by ブクログ

「ぼろ家の住民」「程度の問題」他の作品もそうですが、微に入り細を穿つ最後の一行ですね。
「最高のぜいたく」考えますよね、自分は、と。

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2023年11月26日

Posted by ブクログ

相変わらずの作風。
宇宙関連、人類の発達を揶揄した内容。
面白い。

ストーリー
わたしは盗賊株式会社の社員。社員はほぼ百人。泥棒そのものが営業なのだ。企画部で活発な議論がたたかわされ、社長の決定に基づいて次の計画が実行された…。表題作ほか17話。

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2015年05月28日

Posted by ブクログ

ひさしぶりの星新一。
やっぱり読みやすいしわかりやすくて、よくできてるよねぇ。宇宙人やら新発明やら、世の中を皮肉ったような作品が多かった気がします。

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2014年08月31日

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