【感想・ネタバレ】きまぐれロボットのレビュー

あらすじ

お金持ちのエヌ氏は、博士が最も優秀と自慢するロボットを買入れた。オールマイティのロボットだが、時々あばれたり逃げたりする。ひどいロボットを買わされたと怒ったエヌ氏は博士に文句を言ったが……。ショート・ショートでは第一級の作者が綴る、大人と子供のための童話。表題作他35編を収録。

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Posted by ブクログ

「星新一作品登場人物索引」という本を読んだので、「きまぐれロボット」の36作品の主人公と登場人物を調べてみた。

エフ博士、お隣の主人、お隣の女の子
エム博士、男の強盗
アール氏、男
エス氏、悪魔
男、ネズミ
男、九官鳥
エヌ氏、博士、ロボット
エフ博士、ロボット
エス博士、アール氏
ロボット、キル星人

青年、医者
エフ博士、お客
フロル星人
エヌ氏、友人
エス氏、友人
ケイ氏、男
エス博士、ケイ博士
老人、ミーラ星人
エヌ博士、アール氏
エフ博士、男

エフ博士、アール氏
エヌ博士、ロボット、友人
ケイ氏、友人
サーカスの団長、男
アール氏、エイ博士、夫人
エヌ博士、青年、ロボット
アール氏、男
悪人団の首領、子分
博士、ユキコちゃん
宇宙基地の隊員

エス氏、カード星人
ハナコちゃん、研究所長、ロボット
悪魔、男、ロボット
ロボット怪獣、地球人
五郎くん
男の子、おかあさん、おとうさん

こんな登場人物が活躍するショートショート。
「エヌ氏」は5作品にしか出てこないが、半分くらいに登場するような感じがある。
「きまぐれロボット」というタイトルの話もあった。
本書のタイトルどおり、ロボットが登場する話を多く集めている。
「ロボット」と同じくらい「宇宙人」や「薬を作る博士」が登場する。

宇宙人とロボットは客観的に物事を見ることができ、地球人ではないということで、人間社会を風刺するのに最適だ。
薬は人間の欲望をかなえる効果が発揮できるので星新一作品にとって便利なアイテムだ。

谷川俊太郎さんの解説もよかった。
私が星新一さんの作品を読んで感じていることを、解かりやすく言語化してくれていた。

どの作品も子供が読むことを意識して書かれており、5ページ前後の量なので読みやすい。
まさに、私が持っている星新一のイメージで満載のショートショートだ。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

小学生の頃に星新一さんが大好きになりたくさん読みましたが、この『きまぐれロボット』だけは何故か特別で久方ぶりに読んでみたくなり近所の本屋さんを探しましたが無く、大型書店さんまで行って手に入れました。
当時のツルツルした紙や持った時の薄いのに重い印象、独特な匂いはもうそこにはありませんでしたが、昭和47年発行の作品が表紙絵を新たにして現代まで刷られている事に感動しました。

谷川俊太郎さんの解説にあった、星さんが作家を目指そうと影響を受けたというレイ・ブラッドベリの火星年代記を今度手に取ってみようと思います。

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2025年08月12日

Posted by ブクログ

猫本ってことでついついw
星新一さんはもともと好きだし。
さて、猫さんはどこに出てくるのかなー。
お、ここに猫さん。
あ、次はここ!
作品の面白さの他にこういう楽しさもあってあっという間に読んでしまった。
星新一さん、ほんっと面白い。
この世界観、癖になる。

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2023年12月08日

Posted by ブクログ

淡々とした文章からこんなにも世界が広がるのは星新一しかいない。エフ博士もお金持ちのアール氏も懐かしい。

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2023年09月16日

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昭和の読書好きは必ず学生時代読んだでしょう星新一さん
奇妙なロボットとこれまた風変わりな博士の面白い事。
タイムスリップした感覚で楽しみました

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2022年12月01日

購入済み

掌編小説のお手本。

創作における掌編小説の手本を期待して購入。
起承転結が短いページ数・文字数にちゃんと収まっていて、無駄が無い。参考になる。

値段も手軽に買えるもので大助かり。

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2021年02月28日

Posted by ブクログ

小さい頃から星新一さんの作品が大好きでよく読んでいた。短編集で子供も大人も楽しめる。誰もが妄想することの斜め上を行く、奇抜な着目点と風刺の効いたオチが癖になって面白い。個人的には「地球のみなさん」と「おみやげ」が印象的だった。

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2025年10月18日

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30年ほど前に一度読んだことがあったが、店頭で見て懐かしくなり手に取った
ウィットに富んで皮肉もあり、楽しめた

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2025年08月30日

Posted by ブクログ

子供の塾の夏休みの課題図書。せっかくなので一緒に読みました。
星新一さんの本はあまりきちんと読んだことがなかったのですが、欲深い人間らしさと、皮肉と、くすりと笑える感じがあって良かったです。

あまり本を読まないうちの子供が楽しく読んでいたのが一番。

この話のここが良かったねと言い合うのが楽しかったです。

きまぐれロボットとユキコちゃんの仕返しが私のお気に入り。
子供のお気に入りは、九官鳥作戦と、夜の事件。
星さんの作品に限らず、短編集の作品は、人の好みもいろいろで、そこも好き。

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2025年08月13日

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小学~中学時代に夢中になった本。ショートショートの読みやすさと、スカッ(≒モヤッ)とする爽快感は格別。人間の愚かな部分、そんなに物事は上手くはいかないオチが続くので、一気に読んでしまった。子供から大人まで楽しめる。

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2025年05月24日

Posted by ブクログ

ずっと気になっていた本書をやっと初読。ロボット、薬品、宇宙、などなどSF寄り。数ページでの切れ味の鋭さは流石です。解説にもあるように、登場人物名がアルファベットみたいなのも独特だよなあ。ピックアップ:「新発明のマクラ」「きまぐれロボット」「博士とロボット」「おみやげ」「失敗」「ふしぎな放送」「花とひみつ」

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

ショートショートに込められた思いを感じる。短い中に展開とオチと気づきを与えてくれる。くだらないものから壮大なもの、社会的な示唆を含むもの様々である。とてもおもしろい形式であると思うと同時に、星新一のショートショートというブランドに触れた感じもする。谷川俊太郎の解説もよかった。

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2025年04月18日

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読んだのは小学生以来。
「5秒後に意外な結末」シリーズが好きだった。たまに意味のわからなかった話もあったが、時間が経てば分かるようになるだろうかと思って中学生の時もう一度読んでみた。案外意味なんてあんまりなかった。
これも同じ。小学生の頃はよくわからなかった話のオチとか、教訓とかはいつか分かるようになってるものだと思った。
大学生になってもう一度読んだ今、あんまり中身はなかったというのが結論だ。だが娯楽としては十分楽しめた。そういうものとして楽しんでみようと思った。

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2025年04月11日

Posted by ブクログ

皆さんは星新一さんの作品を一つでも読んだことはありますか?「NO」と答えた方は一つでもいいので読んでみましょう。用意するのものは本と数分の時間だけです。星新一さんはショートショートで有名ですよね!少しの時間でドキドキ、ワクワク、どんでん返しが楽しめます。1000本以上の物語をかいてきたのでコンプリート目指して頑張りましょー!!

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2024年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

変なロボットや宇宙人などが当たり前のように出てくる。
話はもちろん面白いけど、巻末の谷川俊太郎さんの解説が興味深い。
星さんの文章は、民話の無名性に通ずるものがあるそうな。なるほどー。

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2024年10月06日

Posted by ブクログ

1つ1つのお話が非常に短く、1分以内で読み終えられるものばかり。
この短さでもあっけなさをあまり感じさせないのがすごい。
登場人物や設定が毎度魅力的で初めの数行から心を掴まれる。
オチもしっかりしていて良い読後感。
子供から大人まで楽しめる手軽な1冊。

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2024年09月21日

Posted by ブクログ

お母さんにオススメされて読みました。
短編小説なので長い話を読むのが苦手な人にオススメです。
意外な結末で終わる話が多く、思わず笑ってしまいます。推理する話や、「ある日の不思議な出来事」的な感じの話もあってよく思いついたなーと思う話が多いです。

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2024年07月24日

Posted by ブクログ

挿絵・和田誠版から十数年振りの再読。子どもの頃読んで感じたワクワク感は控えめになったが、大人になったからこそ感じ取れる、星新一流の皮肉やユーモアがまた違った面白さを教えてくれた。

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2024年07月12日

Posted by ブクログ

サリンジャーを読んでいて、さっぱり進まずわからず、もしかして星新一って同世代じゃないか?と思い調べたら、同じ時代を生きていた
フラニーとズーイがアメリカ1961発行で
きまぐれロボットは初出が1964年朝日新聞

最近星新一の新潮文庫の装丁がカワイイ系になってきたのがあるなと思っていたら、自分の本棚に登録してあった本も綺麗になっていて、嬉しいような?
持っている本は 昭和の和田誠の絵で解説は谷川俊太郎。お値段120円。皆さん若かったんだろうな。

こちらのショートショートは、朝日新聞日曜版に連載されていたものだそうです
全体的にロボットとか薬とかの発明に関するお話
挿絵も豊富で子供も読むことが想定されていたのかな
時々あるちょっと大人のお話は無しです

そして、この作品の初出を調べていたら、ああなんていうことか!
星新一の祖母小金井喜美子さんは、森鷗外の妹だったことを初めて知る
どちらもそれなりに読んでいる方だと思うのだけど 結局小説以外をあんまり読まないから 私は知識不足情報不足なんでしょうねえ
森鷗外はSF方面でもルーツだったです

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2024年06月05日

Posted by ブクログ

どうも。星新一ビギナーです。星さんの作品を読むのは、声の網を合わせてこれで二作目。ショートショートとしては初めて読みました。
どこの誰ともわからないいろんな人たちやロボットや動物、オチがあると思ったら今度はオチがなかったり、実に多彩な物語がたくさん織りなされてこの本に詰まってる。クスリと笑えたり、頭をひねらせたり、いろんな読み方ができる。面白かったです。
他にも星さんの作品を読んでみたいけれど、他に何から読めばいいのかわからない。ので、何かオススメがあれば教えてください笑

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2023年12月18日

Posted by ブクログ

短編集のようになっていておもしろい。
こどもも好きそう。小説初心者ですがサラサラ読めました。
ほのかにじんわりくるゆるいSF。

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2023年02月12日

Posted by ブクログ

初めての星新一さん、初めてのショートショートでした。
ショートショートって、こんなにも読みやすくて面白いとは思いませんでした!
星新一さんのショートショートだからかな?
私のお気に入りのショートショートは、かん高い笑い声をあげて湖の底へ消えていく「悪魔」と、ものすごい不安な煽り方をするドッキリのような「ふしぎな放送」です。
他の作家さんのショートショートも読んでみようと思います!!

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2025年10月29日

Posted by ブクログ

面白い
星新一は短編集だから
スーと読める
今回はロボット関係が多かった
自分は地球のみなさんが一番面白かった

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2025年08月28日

Posted by ブクログ

ショートショートの短い短編の積み重ねから、世界観が創り上げられてました。
ロボットや宇宙人が普通に出て来る(出て来ても不思議で無い)世界が面白い

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2025年01月27日

Posted by ブクログ

星新一の気取らない文章が、仕事の休憩時間に読むには最適ですね。

童話を意識して書かれたものが多いようで……確かに読みやすい長さ、平易な言葉、分かりやすい文章で、楽しくサクサク読めました。

角川文庫のmtコラボ表紙に惹かれて購入したのですが、思わぬ当たりでした。

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2025年01月08日

Posted by ブクログ

星新一といえばショートショートというのはもちろん知っていたが、初めて読んだ。
一話あたり4ページのショートショート。
とんちやなぞなぞのような雰囲気のお話が多くて、さらっと読めて面白い。
中には皮肉が効いてるなーなんてのも。
こんなに短いのにしっかり起承転結があって、あっという間にその世界観に引き込まれちゃうから凄い。

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2024年09月28日

Posted by ブクログ

ショートショート。初めて星新一作品読んでみたけど、ショートショートやから読みやすいしその短さで驚く展開とかもあって楽しい。がっつり読むのはしんどいけどちょっと気楽に読書したいなって時にまた星新一作品手に出してみたい。ロボット可愛くなってくる。

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2024年09月25日

Posted by ブクログ

昭和47年に初版が発行されたというからなんと50年以上昔の作品なのになぜなそんな気がせず、星新一さん以外の誰でもない作風は、童話とはいえ大人でも面白い。むしろ大人の方がシニカルな面白さを得られると思う。
片山若子さんの表紙と挿絵がとてもほのぼのとしていてかわいいです。
巻末の谷川俊太郎氏による解説よると和田誠さんの挿絵いりでまとめられたことがあるそうで、その挿絵もかなり気になります。

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2024年08月26日

Posted by ブクログ

子供の頃に読んだらどハマりしただろうなと思うような、想像力を掻き立てる素敵な短編ばかり。数ページしかないにも関わらず、綺麗にオチがつくのがすごいですね。優しい読後感をもたらす作品が多く、ほっこりする読書時間を過ごせました。

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2024年06月29日

Posted by ブクログ

こども向けでもわかるように書かれているが、おとなが読んでもおもしろい 短編だから深く心に残るほどではないが、世の中ラクしようとおもったってそうはいかないよなと改めて気づかされる

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2024年02月07日

Posted by ブクログ

読み進めるうちに、次はどんな「人生そう簡単に上手くいかないよ」というオチが来るのか楽しみになっていた。好きな話は「失敗」と「火の用心」

一つのお話が短く読むのも疲れない、小難しい表現や固有名詞も使われていないのでお子さんも楽しめます

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2024年01月23日

Posted by 読むコレ

七歳の長男がだいぶ本が読めるようになってきたので、コミュニケーションツールとして。
長男にはつばさ文庫版を送り、同時に読んで感想を言い合うという事を試してみました。
そういう意味ではショートショートという形式は非常にいい具合。
互いに読むペースが違っても感想が言い合えるのが良かった。
内容的には、何作かは「ほほう」と唸らせられるものもありましたが、過去に読んだ氏の作品に比べると捻りがソフトなものが多かったでしょうか。
良かった作品としては「災難」ということで長男とも一致。
「悪魔」のシュールさはまだ伝わらなくて残念。

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2014年08月31日

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