【感想・ネタバレ】つぎはぎプラネットのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年05月06日

星新一のやわらかい文章が好き。

クスッと笑える短編がたくさんあり、短いものだと1ページに満たず。

私たちが生きている“今”はこの世界のたった一瞬なんだよなぁ。
便利になっていく一方で、変わらない部分もあったりとなんだか人って愛くるしいよなって感じ。

また星新一の本を読みたいと思う。

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Posted by ブクログ 2020年11月24日

中学生の頃一時期星新一さんの本には会ったことを思い出した!なんとも言えない星ワールドその名前のようにSF満載の日本ファンタジーの世界

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Posted by ブクログ 2016年02月17日

民間のSF大会パンフへの寄稿などまで収録した「これでもか」の未収録作品集。
「もう、新作は読めない。」と思っていたところに棚ぼたのように降ってわいた、初めてなのに懐かしい感じがするショートショート集です。初期作品が多く、真正面から意外性があるひねりの利いたショートショートに大満足です。
星マリナとと...続きを読むもに当文庫の作品収集に取り組んだ高井信の後書きもグッドです。コアなファンを極めればここまでになるのか。とライフワークとしての星新一ファンの姿勢がうらやましくも思えた解説でした。

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Posted by ブクログ 2014年04月21日

星新一の未収録作品、入手困難作品などが収められ、デパートの広告や、企業の広報誌に載った作品も含まれます。子ども向けのお話も多数ありますが、子ども向けと言っても、切れ味の良さは変わりません。個人的には、「知恵の実」と「魅力的な噴霧器」が面白かったです。収集にあたっての苦労話も解説に書かれており、読み応...続きを読むえのある作品集だと思います。

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Posted by ブクログ 2013年11月15日

久しぶりに星さんの作品を読んだが、この方の発想力は素晴らしいものがある。1篇読んだだけでもそのすごさがわかると思うが、この作品数を考慮して読むとなおさら実感する。本当にこれから起こり得そうなことが書かれているものもあったが、これを最近ではなく何十年も前に執筆しているというのが本当にすごい。

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Posted by ブクログ 2013年09月16日

様々なテーマによるショートショートが集まっていて、それぞれの短編が掲載された最終的な目的やテーマを知ったとき、思わず唸ってしまうようなスパイスがあったり、心がほっこりするようなものもあり、マイペースに楽しく読んだ。SF川柳・都々逸も、後から本人のツッコミがありおもしろかった。

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Posted by ブクログ 2013年09月09日

星新一の様々な年代の未収録の作品をまとめた文庫。
年代がばらけているし、発表している媒体も様々なので、作品の面白さはまちまちです。
が、(私にとっては)新作を今になって読めるとは思っていなかったので、これらを集めた努力に敬意を評します。
ありがとうございます。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年04月30日

これは単行本未収録集らしい!
やはりとても面白かった〜
するするって読めてしまう
やや似ているような作品があったけど、やっぱり発想が面白い
2000年って出てくる作品があって、実現していることもあったけど、まだそこまで科学が発展してないところもあった。
星さんやドラえもんのような世界が実現したら本当...続きを読むに面白いんだろうなぁとどこかで思ってしまう


ミラー・ボール
書簡で書かれてて、面白かった!
『恋文の技術』や、『桐島部活やめるってよ』的な新しい感じを受けた

狐の嫁入り
その発想は無かった!本当にショートショートだけど面白い

ビデオコーダーがいっぱい
どんどん犯人に近づいていくのが面白い!

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Posted by ブクログ 2021年09月01日

 星さんの未収録作品が読める! うかつにも本書を知らなかった。初版の時期は和田誠がご存命だから、カバーイラストを任せればよかったのにと思う。
 読む。星新一が作品集から外した理由が見えてくる。児童向けは食い足りないし、未来の快適な1日を描く同工異曲の話が4つほどあった気がする。
 しかし、作品の終り...続きを読むに掲載誌が明記されているのは興味深い。PR誌の依頼なのか、作者が合わせたのか、裏の事情が読み取れてくる。
 解説。作品採択にまつわる苦労ばなしは面白い。

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Posted by ブクログ 2015年08月07日

本を読むのは面白いって教えてくれた、星新一さん。5ベージのSF。シニカルな笑い。いい意味でスッキリできない読後感。

この本に収められている話は、星新一さんの中でも特に短いものが多い。本の後ろには、読破の証明書。星新一さんのサイン。

最近、雑貨なんかを置いてるオサレ本屋に『つぎはぎプラネット』置い...続きを読むてるの見るけど、星新一デビューには向かないかなぁ...
小学生向けの小説に違和感を感じるかも。
デビューはやっぱり『ボッコちゃん』だと思う❗️

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Posted by ブクログ 2014年09月02日

星新一氏の本は中学生くらいの頃夢中になっていた。大人になってから読んでみてもやっぱり好き。「つぎはぎプラネット」は入手困難な作品や未収録の作品を集めたもの。私が生まれる前に描かれた未来の人々の日常には今も心がときめきます。

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Posted by ブクログ 2014年09月01日

書籍未収録だった作品を集めた単行本。
1960年代などに書かれた未来の生活についての物語が
興味深いなあ。
この頃の「未来」に今生きているんだなあ的な。
作品の中にさまざまな「未来の機械」が登場するけれど、
現代でも実現していないものは今読んでもわくわくするし、
形は違うけれど実現に近い状況になって...続きを読むいるものを
見つけると何だか感動したり。
面白かった(^^*)

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Posted by ブクログ 2014年01月21日

 星さんの文庫未収録作品を集めた幻の作品集。逆にいえば、星さんが文庫に「載せなかった」作品の数々が収録された文庫。
 企業広告のPR文章やイベントのコピーなど、ショート・ショートの中でもごく短い作品が多い。そのため、尻切れトンボな話や万人受けしない話もあるが、それがむしろコアなファンにとっては垂涎も...続きを読むので、星作品コレクター向けの作品集のように思う。そんな私も一コレクター。ひさびさに星さんの世界を楽しめた。
 個人的には、ショート・ショートは広告にも使えるんだなと気づかされ感心した。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年11月18日

星新一の『単行本未収録作品集」(「星新一ショートショート全作品読破認定証」付きw)。
ショートショートだけではなく、日本SF大会のプログラムや企業の広報誌に掲載されたもの、子ども向け読み物、川柳なども収められている。中・高生のころ読んでいた作風とは違ったものも多かった。
形態はやや違うけど、現在実現...続きを読むしている技術(インターネット、スマホ・タブレット、顔認証、VODなどのようなもの)も多数あって改めてオドロク。

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Posted by ブクログ 2013年10月31日

落ちのない話が多々あり、それが少々拍子抜けした。
やはり最後にあっと驚くイベントがないと面白みにかける。

それにしても星さんは色んな小冊子に書いていたんだ。
ミニミニで書いてくれると出版物側に取っては
ページ埋めに最適だったのかも知れない。

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Posted by ブクログ 2013年09月17日

SSではないくらい短いのも沢山あるが、輝く作品がいくつかあってよかった。全体的な質はやはりあまりよくないので星4つ

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Posted by ブクログ 2023年01月31日

星新一のショート・ショート。
本著は「星新一の単行本未掲載作品を集める」ことを目指したものであり、故に星新一が生前に請け負った広告やPRのための作品も多く収録されている。

広告であるからにはその題材やテーマが縛られているということである。それは一見、自由度が狭まるように思えるが、題材が縛られている...続きを読むからこそ彼の独創的な発想や切り口がむしろ際立つ。「ここからこの広告につながるのか」という新鮮な驚きがあった。

「デザイン思考」に関する本を読んでいると、完全に自由な条件よりも多少の制約があった方が良いものが生まれるということはよく言われることだが、これは実は簡単ではない。
その点、星新一は題材をSFという舞台装置に手際良く落とし込むことができる。これは彼の卓越したスキルと、引き出しの多さが為せる技だと言えるだろう。ここから学ぶことは多い。

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Posted by ブクログ 2022年04月20日

10年ぶりくらいに再読。

未来を描く作品が多かったが、
70年代に書かれたものが現代実現している
ことの多いことに驚かされる。

今で言うYouTubeであったり、
リモート会議であったり、スマホであったりと、
それに近いものの話が多々あり、
著者が未来(現代)に与えた影響も
少なからずあるだろう...続きを読むと思った。

さすがですね。

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Posted by ブクログ 2020年10月31日

随分前衛的な作風だなと思いながら読んでたら1960年代の作品と知りびっくり。
星新一作品は初めてだけど独特過ぎる世界観にハマる読者が多いのも納得。
ショートショートだから当たり前と言えば当たり前だけど短い時間に頭の中に大量の物語が展開しすぎてちょっと混乱。
1日1〜2話づつちょっづつ読むと良いかも知...続きを読むれない。

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Posted by ブクログ 2019年03月23日

星新一の、正式に書籍としてまとめられることのなかった短編を頑張ってかき集めたもの。

久々に星新一の本を読んでみようと手に取ってみたらこれだったので少し驚いたがこれはこれで楽しかった。

小学生向けの雑誌に掲載されていた短編も多くあり、学習事項と絡めて話を組み立てているのが面白かった。

まだ他の星...続きを読む新一をほとんど読んだことがなかったので他のものも読んでみたくなった。

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Posted by ブクログ 2016年02月11日

 ヤナーチェクの評論において、ミラン・クンデラが、「作者のあとに残された一切のものを掻き集めるという情熱の形で表れる」「忠実さ」について、批判しているのを思い出す。例えば、《棍棒体操のための音楽》のような重要でないものを「ヤナーチェク・ピアノ曲全集」に収録する「忠実さ」である。
 クンデラはひとりの...続きを読む創作者として、創作者ヤナーチェクに同情している。しかし私は愚かな享受者である。ヤナーチェクの作曲したものなら、《棍棒体操のための音楽》でもありがたがって聴く。面白くないけれども。

 そして神様には忠実にならざるを得まい。相手は「ショートショートの神様」だ。ということでできたのが『よせあつめプラネット』、もとい、『つぎはぎプラネット』、単行本未収録作全集に近いもの、である。改作されて複数ヴァージョンあるものをすべて収録まではされていないから「近いもの」である。
 星新一のご息女とここに解説を書いている高井信らが、「あとに残された一切のものを掻き集める」作業をしたわけだが、その成り行きについて書かれた解説が苦労を偲ばせてなかなか面白い。まさに「情熱」。
 冒頭に収められているのは「SF川柳・都々逸 101句」。星新一はこういうナンセンスが好きだったらしいが、当時の世相を反映していて、解説なしではわけのわからないものもある。作品が古びないように、時事的なことは書かないようにして作品を作っていたという星新一にとって、こういうのを収録されるのは不本意だと思うが、それをまた冒頭に持ってくるあたりに、編者たちの確信犯的自覚を読み取ることもできるだろう。どのみちいくら「神様」でも死んでいたら文句は言えないのだ。クンデラはまさにそのままならなさを怒っているのだが。

 あとの作品は発表年代順に並べられている。1957年の同人誌『宇宙塵』収録作から始まるので、習作といえなくもないのだが、未熟な作品というわけでもない。アマノジャクなクイズが流行る話を新聞社への投書のみで描いた「ミラー・ボール」は、かなり長く、後の作風とはいささか異なるものの、アマノジャクにこだわるあたり、いかにも星新一らしくて面白かった。
 しかし、である、その後、少年誌への寄稿作品が結構な数、続く。これはちょっとなあ……
 そのうちエフ博士とかエヌ氏とかが出てきて、「二○○○年の優雅なお正月」。ボタンひとつで朝食が出てくるというのは冷凍食品のチン、テレビのチャンネルの数が50ほどもあって、だが、あまりおもしろいのはやってなかったとはなんたる慧眼。映画は4ミリフィルムになっていて、安く借りられる、欲しい商品があればテレビについているダイヤルで商品番号を回せばいい……、35年前の予測は結構実現されている。
 1965年のソニーのPR誌に掲載された「ビデオコーダ−がいっぱい」。これも「YouTubeと監視カメラがいっぱい」にかえたらだいたい予測どおりだ。いやいやSF作家の仕事は未来予測ではないなどと、かつてさかんにいわれたものだが。

 少年誌の収録作のほか、だいたい1970年初頭くらいまでの企業のPR誌用の「明るい未来」的な作品が多く、残念ながら全体的には《棍棒体操》といわざるを得ない。星新一未経験者は『ボッコちゃん』とか『エヌ氏の遊園地』とかから読むべきである。

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Posted by ブクログ 2014年10月31日

全集発刊後に発掘された作品集。PR誌等に掲載された1960年~1980年くらいの作品が多い。どこかで読んだことがあるような既視感のあるものもあった。テープという形状からディスクへ,カードへのイメージはつなかったのだろうな。これから50年後,記録媒体はカードではなく人体へのチップ埋め込みで触れるだけで...続きを読むいいとかになるのかも。これくらいなら今でもできそうだけど。

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Posted by ブクログ 2014年01月05日

数十年前に書かれた話が現実になる、というのがSFの醍醐味だが、星新一の的確な未来の描写にはやはり唸らされる。
加えてソニーや九電などの企業PR誌に寄稿した話は時代背景も含めて彼のアンテナ感度の良さも感じられてなお興味深い。
未収録作品ばかりを集めた作品集であり、粗削りな話、オチの弱い話なども散見され...続きを読むるがファンなら楽しめる作品かと思う。

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Posted by ブクログ 2013年12月11日

書籍未収録の短編集。
子供向け、企業PR小説など、
ほかの作品集とは毛色が違うSSが多い。
同様のものを期待するとアテが外れるかも。

星新一のすべてを読みたい!人には欠かせないが、
そうでもない人にはそうでもない一冊。

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Posted by ブクログ 2013年12月04日

完成度という点ではやはり既刊に劣る印象。新刊がきっかけで星さんに興味を持たれた方は、「ボッコちゃん」などの王道から入られた方がいいでしょう。星ファンにとっては、編者の方々の苦労をつづったあとがきまで含めて、好奇心も感慨も満たされる作品集だと思います。また引用元が載っているので、執筆意図がわかるのも既...続きを読む刊にはない楽しさです。個人的には「宝の地図」が好き。次は「進化した猿たち」シリーズの復刊をお願いします!

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Posted by ブクログ 2013年11月22日

星新一氏の単行本未収録作品を集めた本。
最初、星氏が単行本に入れなかった物を読んでもいいのかと戸惑いましたが、誘惑に負けて購入。だって、星さん好きですもの(笑)ですが、読み始めのころはイマイチ。文体も知っている星さんのものとは違う気がしたし、作品の統一感もなかったしで、なんとなくがっかりしましたが、...続きを読む良く考えたら、あちこちのPR誌等で書いたものを集めた、「つぎはぎ」なので仕方ないかと。
しかも、中盤に差し掛かってくると、違和感の中にも星さんらしい表現がたくさん。もう何もいいますまい(笑)やはり読んで良かったです、

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Posted by ブクログ 2013年11月12日

収集、記録としての貴重さを否定するものではないけれど、確かに「落ち穂拾い」の感を拭えない。企業のPR誌などに書いたものは、その企業や製品のCM感強いしね。
それが出来るのも才能ではあるが。

「ビデオコーダーがいっぱい」などはその後の発達を予言していたことの証明でもあるし、「魔法のランプ」には、星作...続きを読む品に時々現れるシニカルな感じ(私はそこを好んでいるのだけれど)が漂う。

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Posted by ブクログ 2013年10月31日

星新一作品を散々読みあさったオールドファン向け、かな。

小冊子やらなんやらかんやら、いろんな媒体に作品を発表しておられたのですね。発表先の客層(?)に応じて、オチのつけ方や毒の量も変幻自在。

昔は企業PR誌がたくさんあったのだなぁ。

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Posted by ブクログ 2013年09月24日

SF作家である星新一(1926-1997)の文庫未収録作品集。

率直に云って、面白くなかった。

ショートショート1001篇を達成した星さんは、その後、自らの作品を普遍性を帯びた【寓話】たらしめるべく、延々と改訂作業を続けてきた。作中に於いて時事風俗を扱うことを避け具体的な固有名詞の使用を控え...続きを読む、以て時代的地理的制約に塗れた通俗性を脱色し、透明ゆえに鋭い人間・文明批評としての作品を残してきた。

本作に収録された作品は、これまで書籍等に未収録だったこともあり、こうした内容上・用語上の磨き上げを経てないものが多いのではないかと想像する。それが本書のつまらなさにつながっているように思えてならない。ひょっとすると、星さんは、こうした形で自らの作品が世に出ることを望んでいなかったのかもしれない。

編集部註が必要な星作品だなんて、それはもはや星作品ではないとすら思う。小学生向けに書かれた作品はいま読めばどれも退屈であるし、ちょっと気の利いた話かと思っても、それが業界PR誌に掲載されたものと分かってしまえば、一気に鼻白んでしまう。そこには、星さん特有の皮肉の利いた当該業界への批評性は無い。

何とも残念な「幻の作品集」であるが、逆にここから、今までに文庫収録されてきた作品を改めて評価する視点を得ることができるだろう。その意味では本書にも意味があると云える。

その中で一篇を挙げるとするならば、「環」という作品である。この作品は、諸々の重力を振り切った見事な【寓話】となっている。

中学時代は星新一ばかりを読んでいた。本人がどこかで書いていたが、太宰治の文体に影響を受けたという。高校に入ってから太宰の文章に初めて触れたのだが、そのときどこか懐かしみがあると思った感触が今でも言語触覚に残っている。それは、星新一の読書体験から逆輸入されてきた感覚だったのだ。

10年ぶりの星新一の物語を、何よりその物語を星の【寓話】たらしめている文体を、楽しみにしていたのだが期待外れだ。

【寓話】になり損ねた望まれざる"星屑"たち。

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Posted by ブクログ 2013年09月09日

過去の未来はヤッパリ未来、良くも悪くも懐かしい。されど、10代の頃に読んでた時より、星さんのニヒルさがわかる気がする。

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