星新一のレビュー一覧

  • ご依頼の件

    Posted by ブクログ

    シニカルな話、後味の悪い話が多く、オチのはっきりしない話も多い。80年発行、後期の作風。
    「こころよい相手」がいい。

    0
    2022年04月21日
  • つぎはぎプラネット

    Posted by ブクログ

    10年ぶりくらいに再読。

    未来を描く作品が多かったが、
    70年代に書かれたものが現代実現している
    ことの多いことに驚かされる。

    今で言うYouTubeであったり、
    リモート会議であったり、スマホであったりと、
    それに近いものの話が多々あり、
    著者が未来(現代)に与えた影響も
    少なからずあるだろうと思った。

    さすがですね。

    0
    2022年04月20日
  • エヌ氏の遊園地

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだショートショート。
    大人になって読んでみると、予想ができるストーリーも多いけど、でもまぁ相変わらず楽しめる。

    子どもが大きくなって文庫本とかに手を出す頃になったら(青いとり文庫とかを卒業する頃になったら)、進めてあげたい気はするよね。自分が親からそうしてもらったように。入り口として入りやすいだろう本よね。(このタイトルが、という意味ではなく、星さんの作品、という意味)

    あとがきを読んで初めて知ったこととしては、星さんのこだわりとして、時代を限定する用語はなるべく入れない、というのが書かれていて、しかも、もし時代遅れになり始めたら手を入れてその部分を改修するんだ、という話をされていて。なるほどな、と思いました。今読んでもさほど違和感ないから。

    とはいえ、いつか子どもに...の長期スパンだと...もう手を入れてくれる作者はいないし、世の中変わり過ぎていて、ムツカシイ面も出てきてしまうのかもなぁ。。



    こういう作品て、他に書いてる作家さんているのかしら。

    0
    2022年03月30日
  • 妄想銀行

    Posted by ブクログ

    久しぶりに、新潮の100冊に残っていた、星新一のショートショート。若かりし頃、当時新潮で文庫化されているものは全部購入し、まだほとんど持ってますね。
    星新一から小松左京へ筒井康隆へと、その世代の流れだった。

    さすがに古いかと思うところはあるが、主人公はエヌ氏かエフ氏。それ程、社会情勢を書き込まれていないので、今でもSFの範疇だと思う。

    中では、「古風な愛」が良い。珍しく人間味のある結末になっている。又、「小さな世界」は、現在のスマホ生活の様。
    1001編の作品を残した作者には、SFの面白さを教えてもらい感謝してます。

    0
    2022年01月27日
  • これからの出来事

    Posted by ブクログ

    星新一さんの作品は初めて。ショートショートなので読みやすいけど、どれも不思議な話で「これは何を意図してるんだ?」と考えてしまうものばかりだった。

    0
    2022年01月19日
  • 悪魔のいる天国

    Posted by ブクログ

    これ本当に書かれてから間もなく60年も経とうとしているんでしょうか。
    会話が面白いです。そして余計な装飾が削ぎ落された透明な語りが好きだなあと思いました。
    確かに人間不信の小説ではありますが、星さんが人間のことを面白がっているのが伝わってきます。冷たさと親しみやすさって矛盾しないんだなあ・・・。
    「脱出口」に似た話をどこかで読んだ気がすると思っていたのですが、ドラえもんでした。同時代性でしょうか。

    0
    2022年01月17日
  • マイ国家

    Posted by ブクログ

    よくよく考えると初めて星新一読んだかも?特別これ!ってのはないけど安定した小話。暇潰しには抜群ですね。

    0
    2022年01月11日
  • 声の網

    Posted by ブクログ

    ディストピアのつもりで書いたのかどうか。既に殆どのことが現実である。昨今のデジタル化は、考えることを奪って行く。どの路線や乗り換えが効率的化とか、相手を思って手紙を書くとか。更にSNSに一喜一憂したり、昔はなかったことに気を病む。度重なるアップデートやその不具合、通信不通などデバイスやシステムに振り回されている。
    あっさりとした筆に静かな恐怖を感じる。そのうち自らの頭で考えることを放棄していることすら、わからなくなるかも。

    0
    2021年10月31日
  • 悪魔のいる天国

    Posted by ブクログ

    面白い、面白いんだけれど、中学生の時に読んだ時ほどのワクワク感はなくなってしまった。自分が大人になってしまったからかな。皮肉ったらしい先入観なんてもたずに作品に向き合えたあの頃に戻りたい。

    0
    2021年10月31日
  • 天国からの道

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    星新一のショートショート集。まだ未収録作品がこんなにもあったなんてびっくりした。

    しかし初期の星氏の切れ味豊かなショートショートはここにはもう、ない。結構読者を突き放した形で終わる話が多く―これは後期星作品の特徴だったが―、ポイッと放り出されてどうしたものかと逡巡することが多かった。

    収録作の中で気に入ったのは表題作の『天国からの道』、『火星航路』、『収穫』、『大宣伝』、『禁断の命令』、『疑惑』あたりか。

    『天国からの道』は天使たちが二手に分かれて天国の会社を作り、死者の誘致合戦が行われ、次第にエスカレートするもの。結末は映画『マトリックス』の世界観を髣髴とさせ、ちょっとゾッとする。

    『火星航路』は火星に調査に行く男女の団体の物語。てっきり火星に行き着くまでのSF冒険ファンタジーかと思いきや、さにあらず、2ヶ月に渡る宇宙船での暮らしぶりを語る辺り、星氏独特の着想が光り、しかもラヴ・ストーリーに着地するのが意外だった。これがベストかな。

    『収穫』、『大宣伝』、『禁断の命令』、『疑惑』は初期星作品を想起させるオチもついて楽しめた作品。

    宇宙を旅する謎の生命体が集める銀色の粒の正体が実は衛星核兵器だったというアイロニーが光る『収穫』。

    社運を賭けて開発した新調味料を世間に広めるべく大宣伝作戦を打って出た結果がユニークな『大宣伝』。

    隣人のロボットを預かった男が「命令をしてはいけない」という約束を破るとどうなるかを描いた『禁断の命令』。

    霊媒を商売にすることになった男が妻の関心を惹くために行った霊媒がある疑惑をもたらすことになる『疑惑』。

    この辺は良質のショートショートだ。

    今回の特徴はいやにドライな性表現が多発すること。『平穏』と『解放の時代』がそれ。
    前者はいきなり親が性教育をし出すし―しかもアブノーマルなものも含めて―、後者は異性・同性・獣の種類を問わず、道行くたびにセックスを交わす世界の話でいささか困惑を禁じえなかった。

    あと冒頭にも述べた読者を突き放す形で物語が閉じるというのは、『つまらぬ現実』や『担当員』などを読むと物語を紡ぎすぎた結果の行く末、物語作家の視点が達観している感があり、仙人の境地にいるかのように思わせられた。

    これをどう理解するかが鍵なのだろうが、やはりまだこの境地までには自分は至っていないようだ。

    0
    2021年10月05日
  • ブランコのむこうで

    Posted by ブクログ

    少年が夢の中を次から次へ旅するお話。1章ごとに世界が変わっていきます。
    不思議の国のアリスのような浮遊感と、キノの旅のシビアさをやさしい文章で包んだ本です。

    夜眠る前に読みたい。

    0
    2021年09月17日
  • 悪魔のいる天国

    Posted by ブクログ

    小学生のころ星新一にすごくハマったのを思い出して、懐かしくなり読んだ。
    ショートショートだから読みやすいし、ブラックユーモアもあるし、安定しておもしろかった。
    宇宙の話が多め。

    0
    2021年08月20日
  • かぼちゃの馬車

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「交代制」

    体が入れ替わったり、若返ったり(逆に年をとったり)という設定は多々見られますが、こちらのように、自分の中身が2つに分裂し、それが1日交代で現れるというのは、私にとっては初めての設定だったので、非常に新鮮でした。

    0
    2021年06月16日
  • 明治の人物誌

    Posted by ブクログ

    星新一 「明治の人物誌」 野口英世 伊藤博文 後藤新平 らの伝記

    著者の父(星一)と関係ある偉人の伝記から父親像を形づくり、自分のルーツを探ろうとした本。自助の精神、成功と失敗を繰り返す人生に 父親と偉人たちの共通性を見出している

    ショートショートの名手らしく、普通のエピソードと違い、偉人たちは お金や女性に極端にだらしなかったり、豪傑すぎて敵が多かったりする。こちらの方が人間らしい

    伊藤博文については、この本の通りなら、もっと評価されるべきだと思う。他の本も読んでみる


    名言「金銭は品性である」



    0
    2021年06月07日
  • 盗賊会社

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「滞貨一掃」

    地球人も宇宙人も同じようなことを考える。
    成功したと喜んだのもつかの間、相手方の同じような作戦にはまってしまう。

    明日は我が身。そのようなメッセージが込められていると思いました。

    0
    2021年05月08日
  • ブランコのむこうで

    Posted by ブクログ

    星新一さんの長編。星新一さんのショートショートから皮肉を引いたらたしかにこうなる気がする!って感じでした。
    ぼくが次々と夢を渡っていくお話。長編ではあるけど、各夢で完結するある意味短編集てきなお話だった。世界観がすてき。
    結局どういうことだったのかわからないところがまたよかった。

    0
    2021年04月30日
  • 白い服の男

    Posted by ブクログ

    社会性や風刺が強い
    ショートショート作品より少し長めの短編集
    おかしな未来と卑劣な皮肉がおもしろいな〜

    0
    2021年04月07日
  • ご依頼の件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「退院」と「マドラー」

    物語の中にも書かれていますが、「退院」は、のっぺらぼうを彷彿とさせるお話です。

    「マドラー」では、その人特有のしぐさが幸運を招くということが信じられない主人公が、身近な人々に真相を尋ねて回りますが、尋ねる人が皆、それを肯定します。

    聞く人聞く人同じ反応をするのが、その前のお話の「退院」と似通っていて、不穏な感じがしましたが、予想外の結末でほっとしました。

    「退院」と「マドラー」が前後に続いていたことで、読者を不安定な気持ちにさせる効果が増したのではないかと思いました。

    0
    2021年03月30日
  • 竹取物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     だいぶ前に買っていた本で久しぶりに再読。星新一流の竹取物語だけど、SF要素は薄いかなー?
     改めて読んで思ったけど、かぐや姫の考え方は今だと普通にあり得るよなって。当時は「まあ随分偉そうな考え方で」と思われたかもしれないから、最後のミカドとの交流でバランスをとったのかも。太宰のカチカチ山と5人の貴公子(?)たちの試練の類似性は再読してようやく納得。もしかしたら太宰も竹取物語から同じようなことを考えていたのか……?

    0
    2021年03月20日
  • 声の網

    Posted by ブクログ

    時代を先取りしている内容ではあるけど、響くものはなかった。有名な作品だが、明らかに星新一のベストではないと思う。

    0
    2021年03月14日