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小さな調査会社勤務のおれに、ある日、競争相手の会社で開発中の新製品がどんなものかを調べてくれという命令があった。つまり、産業スパイをしろというのだ。会社の研究所にはもぐりこめたものの、たちまち守衛につかまってしまい、その会社の独断で処罰されることになったが、その処罰とは未完成のまま放置されていたテレポーテーション装置を使って、地球外へ追放するというのだ! 産業スパイがバレて、地球外へ〈追放の刑〉になった男の幻惑「地球から来た男」ほか16編。
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Posted by ブクログ
ある夕方、道を歩いていたらフリーマーケットに遭遇して叩き売りされていたので購入した。
星新一のショートショートでも屈指の好きな話。
読んだことはなくて、昔NHKで田中哲司さんが主演でショートドラマとして放送されていたのを覚えていてようやく読めた。
タイトルでもある『地球から来た男』、本当に面白い。
テレポートさせられた地球はもとの地球とは違うかもしれない、孤独を抱えて生きる、、、
わたしはテレポートさせられていないが、この年齢になってじっくり読むと自分が抱えている孤独となんだか少し近い匂いがした。
ちょっと大人向けでダークな星新一の短編が多かったように思える。
30代半ばな年齢の主人公たちが多く描かれている。
わたしの頭の中では、星新一の文章は低くて倍音の少ない男の人の声で再生されるので白黒の昭和の映画みたいに物語を考えている。
解説がなんと桜庭一樹さま!
好きな作家さんの解説は嬉しい。
Posted by ブクログ
昭和の時代に書かれたSFショートショートなのにまったく古さを感じさせない。星新一さんが今の時代に生きて今の時代に書いたSFみたいな錯覚を感じた。この方はひょっとしたらほんとうにタイムスリップをしたりテレポートしたりする能力を持っていたのではないのですか!?いや絶対そうに違いない!
私が好きなのは「包み」。ある青年が置いていったある包みにイマジネーションを誘発されて、次々と傑作を生み出していく画家のストーリー。この包みは画家にとっては結果としてはギフトととなるのだけど、置いていった青年本人にどうってことない品だったという。人生にはそういうことが結構あったりするのかもしれないですよね?
「向上」はひょっとしたら…なんですが、デスノートの原作の方が星新一さんのこれを読んでヒントを得た、なんてこと、ないですかね?なんか、雰囲気が似てますよね。
まぁたぶん、いうまでもなく、星新一さんのショートショートはたくさんの人達に影響を与えまくったんでしょうね。そして、これからも。
凄く面白かったです。
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