【感想・ネタバレ】ひとにぎりの未来のレビュー

あらすじ

脳波を調べ、食べたい料理を作る自動調理機、眠っている間に会社に着く人間用コンテナなど、未来社会をのぞくショートショート集。

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ネタバレ

コビト
古びた旅館で
怪盗X

にこやかな男
お待ち下さい
拳銃の感触
異変
愛の作用
成熟
はじまり
遠距離通勤時代
爆発
うちの子に限って
極秘の室
第一部第一課長
代償
新しい装置
かくれ家
感謝の日々
妙な幽霊
流行の病気
進歩
依頼主
番号をどうぞ
気の毒な症状
ある建物
犯罪の舞台
滅の時
幸運の副産物
なわばり
くさび
お祈り
世界の終幕
帰郷の手続き
はい
自信にみちた生活
平和の神
涙の雨
フィナーレ

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2024年12月24日

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この本は、主に近未来を意識したショートショートが詰まった、短編集です。

もちろん星新一さんの作品なので、明るい未来ではなく怖い未来ばかりで、本当にこんな世界にはなってほしくないとゾクゾクしました。2016年を舞台にした作品もあり、少し驚きました。

コンピュータやデジタル機器に何もかも頼ってはいけないとということを、実感する話ばかりでした。

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2022年02月27日

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星新一が類まれなイマジネーションで描き出す、未来像のひとピースたちが40編。「科学が進歩したら、我々は何を得て、何を失うのか」。そんな問いかけが聞こえてきそうな読後感であった。

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2018年01月08日

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星先生の描く未来を書いたショートショート。
「コビト」「古びた旅館で」「遠距離通勤時代」「番号をどうぞ」「犯罪の舞台」「くさび」「はい」「涙の雨」が
印象的でした。
特に…
「はい」コンピューターに支配されると怖いという事を
痛感します。
「古びた旅館で」こんな旅館があってほしい。
「コビト」コンピューターと同じですが、どっちの方が恐怖なんだろう??
「番号をどうぞ」もしこの世界にいたら狂いそうで怖い…。
「涙の雨」徳光さんがこの中にいそう…。

いや~、本当に読み応えあります。
ショートショートに関してなら星先生は神です。

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2015年11月07日

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『古びた旅館で』『にこやかな男』『成熟』『爆発』『かくれ家』『感謝の日々』『番号をどうぞ』『はい』『自信にみちた生活』『涙の雨』がお気に入り。

『爆発』を読んで、世にも奇妙な物語の『水を預かる』を思い出しました。
『はい』の世界まであと2年。

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2014年09月29日

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半世紀も前に書かれた話だが、今でも未来観としては共有できる部分が多いのではないかと思う。コンテナの話とか。

人口が爆発的に増えすぎた世界の話が10年以上前に読んだときから引っかかっていた。当時の社会が人口、経済活動ともに成長期にあったからこその話で、今の世の中ではそのような未来観は生まれないだろう

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2013年08月01日

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星新一の本は学生時代から読んでいた。同じ短編を読んでもその時に感じていた事、経験した事、思った事によって物語への感想が変わってくる。この本は、以前読んだ時は特に何も印象が残らなかったが今回は大変面白いと感じた。

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2012年10月14日

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やっぱり、星新一はすごい。
そう思った作品でした。
いま読んでも新しいし、世相とあってるのが怖い。

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2012年07月20日

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もしもこんな未来がきたら、というショートショート集。星新一さんならではの最後のどんでん返しや、じわりと不気味な読後感も味わえます。「涙の雨」が特に好きです。

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2012年06月11日

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「コビト」怖い。「お待ち下さい」はファーストコンタクトものとして秀逸ではないか。「進歩」「番号をどうぞ」「はい」などもいろいろ考えさせられる。
以下、収録作品一覧
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コビト
古びた旅館で
怪盗X

にこやかな男
お待ち下さい
拳銃の感触
異変
愛の作用
成熟
はじまり
遠距離通勤時代
爆発
うちの子に限って
極秘の室
第一部第一課長
代償
新しい装置
かくれ家
感謝の日々
妙な幽霊
流行の病気
進歩
依頼主
番号をどうぞ
気の毒な症状
ある建物
犯罪の舞台
破滅の時
幸運の副産物
なわばり
くさび
お祈り
世界の終幕
帰郷の手続き
はい
自信にみちた生活
平和の神
涙の雨
フィナーレ

解説:荒巻義雄
カバー・カット:真鍋博

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2025年11月17日

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ダークなものが結構多いから、最後のオチすごい楽しみになる〜!未来への恐怖、実際に起こりうるかもしれないからSFなのに怖くなっちゃった

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2021年03月12日

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忘れた頃にふと手にしてしまう星新一のSFショートショート集。
あいも変わらず登場人物はN氏がメイン、そして現在のライフスタイルを予言するかの様な鉄板ぶりの内容にホッとしてしまう。
出版されたのは1968年。約50年前といえば
音楽の世界ではザ・ビートルズが一世を風靡していたが、同じように忘れた頃にふと聴きたくなってしまう。そして何度も聴いたはずなのに常に新しい発見がある。この感覚は星新一のショートショートも同じであり、常に新しい発見があるのが不思議でならない。

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2019年11月25日

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星新一さんのこわ〜い未来予想図です。SFだとわかっていながらも、本当にこんなことになっちゃったらどうしようという不安感を持ちながらの読書でした。
始まりの一文に続くちょっとしたセンテンスの付け加えが星さんの作品をゆるくそして深くしていると感じます。ところで、作品にいつも出てくるエヌ氏って一体誰のことなんでしょう?

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2019年04月09日

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どんなオチが来るのかなと思いながら読むショートショートはとても楽しいものだった。特に、”自信に満ちた生活”に出てくる身上相談機の仕掛けが面白かった。

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2018年03月22日

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近未来SF。ショートショート。
どの話本当にありそうで怖い。
星さんのショートショートはSFものが好き。

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2023年10月27日

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ネタバレ

日本のSF小説家として超有名な星新一氏の作品を、恥ずかしながら初めて読みました。

面白かった。というかよくもまぁこういう内容の作品をショートで数多く紡ぎ出せるものだなぁと感心してしまう。

内容は、おおっと思う物やなんだそりゃと思うもの うっと考えさせられるものまで色々。あっという間に読み終えてしまった。

他の作品も読んでみたいなぁと思いました。

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2013年09月14日

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*****
未来に対する小さな"if"を積み重ねて行くショートショート。
全てが機械によってコントロールされたら。
小人が世界の表舞台に出てきたら。
死を期待する妄想が見れる薬が出来たら。
*****
大切さはなくなってからこそ実感される。
そういう暖かくも切ない話。
*****

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2013年04月27日

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わりとブラックな話満載の典型的なショートショート。"技術の進歩が身を滅ぼす"といった、星新一の真骨頂テーマが多く、だいたい先が読める。しかしながら、そこからもうひと展開有るんだよね。ミニブログでの短文コネタに実に参考になる。

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2012年02月04日

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久々に読んだショートショート。読みやすくてよい。
おもしろかった作品
・強盗aとcが、各々盗んだお金の山分け分を増やすため「ひとり消してしまおう」とbに話を持ちかけるが…「成熟」

・墜落したUFOから出てきた宇宙人。今際の際「地球はこのままだと破滅する」と言い残す。それを聞いた地球人が破滅を回避するため奔走するが…「破滅の時」

・不仲だった夫婦。ある日、妊娠したと妻が夫に告げるが、医者に診てもらうとそれは想像妊娠だった。夫は気付くまで黙っていたが、妻は別の医者に診てもらい出産の準備を始める。どちらが本当なのか夫は混乱してゆき、ついに出産の日を迎える…「くさび」

・優柔不断な男。それが、何でも答えを出してくれる「身上相談機」を手に入れてから、自信に溢れる人間になっていく。機械は決して開けてはいけないと言われているが、次第にこの機械がどんな仕組みなのか気になり出す…「自信に満ちた生活」

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2011年07月08日

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短編小説を集めたものなので気軽に読み始められる。

内容は短いながらもユーモアやウィットに富んでいて、時に考えさせられる内容もある。

発行日を見ると約30年前なのだが、そんな古さを全く感じさせない。

一話が短く読みやすいので、何かの待ち時間などに簡単に読める本である。

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2009年11月24日

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40からなる短編集。一番良かったのは「進歩」。
内容は、自身のスキルをアップさせるためには、自分に知識を身につける。対象は当然自分。ただ未来は、自分の代わりに働いてくれるロボットをスキルをアップさせることになっている。そのロボットがどうすれば良くなるのか?という観点で自分が勉強する。「ロボットの創造力をアップする方法」なんてのが、ヒット作となっている未来。

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2025年04月20日

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このところ隙間時間に読んでました。
星新一先生は本当に凄い。未来がまるで見えているかのようなストーリーに本当ドキドキする。見れば発行は昭和55年ですってよ。ブラックユーモア溢れる作品たちは永久ですね。

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2024年04月10日

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この一つ前に「盗賊会社」を読んだのですが、それよりかは読み応えある作品でした。
好きなのは「成熟」「破滅の時」「幸福の副産物」「自信にみちた生活」などです。

短い中で物事の本質を捉えているところはやはり星新一さんという感じです。

中長編のようなものがあるとしたらどんな感じなのか、気になります。

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2020年12月23日

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ネタバレ

【あらすじ】
脳波を調べ、食べたい料理を作る自動調理機、眠っている間に会社に着く人間用コンテナなど、未来社会をのぞくショートショート集。

【感想】

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2017年08月24日

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星新一の諸作には現在ヒットしているカルチャー、映画、マンガ、ドラマの原形のような作品が少なくない。
本作では『流行の病気』が“アイ・アム・レジェンド”を想起させる。

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2017年07月17日

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よく考えさせられ、楽しめるSFショートショートセレクションだった。

この中の何話かは、将来現実になるかもしれない。

あらためて人間について
考えさせられた一冊でした。

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2013年06月15日

Posted by ブクログ

有り得ないと切り捨ててもいられない近未来。からりとしたタッチで描かれた短編集。ものの4~5ページに詰め込まれている淡々とした出来事が呼び起させる危惧、危機感の広がりがとめどない。各ストーリーの最終ページで必ずなされるオチを信じられるから、だからいまはまだ。

便利でもなんでもない矛盾。
果てしない地道な手作業が、大事なんだなぁ。

それにしても、「地球人」の話とか「宇宙」や「円盤」の世界に浸かってみると人間を客観視したみたいな気分になって、なんだか可笑しくなった。レポートに苦しんでいる自分とかね。手作業手作業!

この本の出版年が1969年なことに驚き。

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2012年07月20日

Posted by ブクログ

今の時代で問題になっている事柄を違った視点で(地球の外から地球を俯瞰している感じで)書いていてとても面白かった!

それにショートショートでいろんな話があって飽きずに楽しめたと思う♪

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2011年08月21日

Posted by ブクログ

手軽にサクッと読めるのがショートショートのいいところ。ただ、星新一は妙に保守的なところがあってげんなりさせられることがある。高度に文明化された未来社会という設定なのに「男が外で働き、女が家を守る」という性別役割分担がなぜかそのままだったり…それは違うだろ!と突っ込みたくなる。

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2011年08月07日

Posted by ブクログ

NHKで放送された星新一のショートショートでとても印象深かった「はじまり」が収録されていたので読んでみた。
原作も素晴らしい。表現が的を射ている。

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2010年10月17日

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