星新一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夏といえば新潮文庫の100冊。新潮文庫の100冊といえばプレミアムカバーですよ(笑)
今年はこちらが対象だったのでノールックで購入。昨年の「ボッコちゃん」が面白かったのでワクワクで読み始めた……んですが。
今回はわりと風刺が効いたのが多い印象。ワクワクよりはうーむ、と唸りながら読んでました。
以下、印象的なタイトル。
住宅問題→住宅費無料だけどエンドレスでスポンサーのCMが強制的に訴えかけてくる。コレ、結構今の私たちの環境に近いよな。
変な客→もやっとするオチ。
美味の秘密→これは好き。食べてみたい!
陰謀団ミダス→大掛かりなペテンだなー(笑)
繁栄の原理→なるほどなーとなった。こんな星に -
Posted by ブクログ
昔購入していた電子書籍を久しぶりに手に取った。星新一作品は、1話ごとに読んだことはあったが、1冊丸々読むのは初めてかもしれない。
やはり星新一は時代の先駆者だなと改めて思う。30年以上前に現代の技術を予想し、現代に生じる問題を皮肉的に描く。星新一ですら予測できなかった現実が既に実現しているというのも技術革新の凄さを感じさせられる(「無料の電話機」は今の広告ビジネスの先見であるとともに、電話ではなく動画で広告する時代になった)。
特に、「あるノイローゼ」や「長い人生」のような技術進化がかえって人間の意欲を削ぐという皮肉的な作品が印象的だった。前者は全てを記憶するコンピュータの出現でちょっとし -