星新一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ショートショートの人というのは存じてましたが、プレミアムカバー目当てに今回が初の星新一さんでした。
目当てというのは少し下世話な表現で、今迄読んだ事のない所に手を出せる良いきっかけの提供になっていて良いですよね。
中身については、時に中学生向けに紹介されている星新一さんだけあって、自分が子供の頃に読んでいたら多大な影響を受けていたんだろうなと思わされる物がありました。
一作一作の短さが本当に凄い。書かれた時代背景なんだろうなという宇宙船と異星人の登場回数にもにこにこさせられます。ロマンがありますよね。
折角のショートショート作品集なのでもっと薄かったら出先にフラッと持っていける本になったの -
Posted by ブクログ
星新一の作品は、ショート・ショート形式のため、無駄な表現がほとんどない。当時の流行語や具体的な時代背景をあえて排除し、登場人物や世界の細かなビジュアルを読者の想像力に委ねている。
そのため、いつの時代に読んでも「自分の知っている世界」の出来事として、作品にリアリティを感じるのだと思う。
また、作品の多くは、人間関係や社会の仕組み、人間の欲望や愚かさを描き出している点で、イソップ童話(寓話)に近い構造を持っていると感じた。
本書に収録された「妄想銀行」や「鍵」にも、その特徴がよく表れている。
表題作の「妄想銀行」は、人々の空想や願望が預金のように扱われる社会を通じ、人間の尽きない欲望や、夢さ -
Posted by ブクログ
さらっと読めて内容の分かりにくさがなく面白いが、あまりにもすぐに読めてしまうため読んだ後すぐに通り抜けてしまうようだ。
宇宙物、新しい技術が出てくるものが多いのは、発想を自由にし、世界を縦横無尽にショートショートにしたいためだろう。
話で共通するパターンとして、〇〇したいと思って行動するが××という落とし穴があって予期せぬ結果に陥る、形式だ。
この流れの中で、登場人物は自分自身の性質が鏡の如く映され結果として返ってくるという印象を受けた。
また常に漂うのは、童話のような世界観で、夢のように自由自在な世界、ルールが引かれた世界に思えた。
子供のピュアな夢物語のよう