星新一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全部で15篇のショートショートが納められていて、書き出しは「ノックの音がした。」の一文から始まっています。
解説は、フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』の『ノック』という短篇のネタバレが書かれているので、未読の方は注意。この『ノック』の書き出しに触発されたのが、この短篇集。一作目『なぞの女』は『さあ、気ちがいになりなさい』にインスピレーションを得たかのようで面白いです。
他に良かったのが『計略と結果』と『職務』。裏の裏をかかれた感じ。『金色のピン』と『人形』も良かったです(ちょっとしたホラーですね)。
ところで、星新一にしては珍しく、登場人物の名前が個人名で、エヌ氏やエス -
Posted by ブクログ
日本最古の創作文学と同時にSF小説なのですから、星新一訳もこの機会に。
文庫の最後に古文原文も収録されていて、文章はいつもの軽快な星先生ですけれど、思いの外、忠実に翻訳されています。ご自身の解説で、心がけた事は、物語作者の立場に近づく事と書かれています。各段落ごとに、“ひと息”と題して、ご自身の感想を入れてあります。
解説で、竹取物語には四季が描かれていないこと、姫やその他男性陣の容姿の詳細が省かれていること、単に発想とストーリーで長い年月人を惹き込んでいる。と賞賛されていましたけど、これは、星新一のショートショートと通じますね。
参考文献で、川端康成の「竹取物語」を読まれていて、ーこれは、川 -
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