【感想・ネタバレ】未来いそっぷのレビュー

あらすじ

〈アリとキリギリス〉〈北風と太陽〉〈ウサギとカメ〉など、幼いころから誰もが親しんできた寓話の世界。長年語りつがれてきた物語も星新一の手にかかると、驚きの大革命! 時代が変われば価値観も変わるとはいえ、古典をこんなふうに改作してしまっていいものかどうか、ちょっぴり気にはなりますが――。愉しい笑いと痛烈な風刺で、あなたを新たな世界へとご案内するショートショート33編!

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Posted by ブクログ

小学生の時に読んで以来、ずっと覚えています。今読んでも面白い。発売から数十年経っても、大人でも子供でも楽しめる。2,3ページのショートショートを読むだけで、短編を読んだかのような満足感。唯一無二だと思います。このようなチープな言葉で片付けられないのは重々承知の上であえて言わせていただくならば、星新一は天才だと思います。

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2025年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

目次
いそっぷ村の繁栄 アリとキリギリス/北風と太陽/キツネとツル/カラスとキツネ/ウサギとカメ/オオカミがきた/ライオンとネズミ
シンデレラ王妃の幸福な人生
表と裏
頭の大きなロボット
底なしの沼
ある商品
無罪の薬
新しがりや
余暇の芸術
おカバさま
利口なオウム
新しい症状
いい上役
電話連絡
やさしい人柄
つなわたり
オフィスの妖精
健康な犬
熱中
別れの夢
少年と両親
ねらった金庫
価値検査器
企業内の聖人
夢の時代
ある夜の物語
旅行の準備
どっちにしても
不在の日
奇病
ふしぎなネコ
やはり
たそがれ

解説:新井素子

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2024年12月20日

Posted by ブクログ

『未来いそっぷ』のタイトルの通り、寓意的な物語が数多く収録されたショートショート集。一作目から八作目までの「いそっぷ村の繁栄」はイソップ寓話の世界をそのままオマージュしたもの。たが、オリジナルのイソップ童話とは異なる、「星新一寓話」と言っても良いオリジナリティがある。「いそっぷ村の繁栄」意外にも、風刺や現代の価値観に通じる作品が多く読み応えがあった。特に、「底なしの沼」は、星同士の争いを描いた作品だが、そのまま現代の人間の戦争にも当てはまる、考えさせられる作品である。

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2024年07月16日

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半世紀以上前にすでにこんな世界を描いている
その想像力と創造力に驚愕し興奮する!
本当に楽しくて面白くてちょっと怖くなるくらい
やっぱり星新一ワールドはいつ読んでも「未来」だ

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2024年04月10日

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困ったら星新一。
というくらい、本選びに困ったときは読ませていただきました。

その先見性は手塚治虫さんと同じくらい称されるべき方だと思います。
読むたびに発見がありますが、今回は次の二作品がタイムリーでした。

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「底なしの沼」
戦争を終わらせることの難しさ…。

「おカバさま」
バを大切にせよ、と言ったAIの真意とは?AIのブラックボックス状態を見事に言い当てておられます。
ーーーーーーー

物事にはいろんな側面があり、見方を変えるだけで、もう一つの世界が現れてくれます。
想像力の大切さに気づかせてくれる一冊。

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2024年03月16日

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久々の星新一さん。
この世界観、たまらない。
短い中でくるりと見える景色をひっくり返してくれる。
皮肉な結末も多くて好き、である。

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2023年11月25日

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星新一ワールドが広がっており、クスッと笑える話から、よく考えると重みのある話などバラエティに富んだ短編集。

最後に収録された『たそがれ』。
私たちは基本的に人の気持ちを持っているが、もの視点でこの世を考えると面白いなと思う。

私は星新一の文章を読むと、子どもの頃の気持ちを思い出す。何に対しても新鮮で、興味の矢印を向けられる、そんな気持ち。
懐かしさが込み上げてくるから、スキナノダ。

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2023年05月28日

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1編の話が短く、隙間時間に読む事が出来たので、サクサク読み進めれた。
書かれた時代などもあるんだろうけど、出てくる女性の登場人物の日本語が美しく、真似したい。

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2022年04月21日

Posted by ブクログ

小学生の時に読んだ以来です。
小学生の頃は短くて読みやすかったので夢中になってたくさん読みましたが、大人になってから読むと1つ1つの作品に読み応えがあって一気に読むのが難しかったです。
なかには「このネタで1冊分読みたかった!」というのもあり、こんなにネタをたくさん出すことができる星新一はすごいなぁ、と。

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2021年12月27日

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小学生の時、ショートショートをたくさん読んだ思い出があります。
久々に星新一さんの作品を読みましたが、淡々とした文章の切れ味は変わらず素晴らしかったです。
どの話においても無駄のない文章なのに、優しかったり、辛辣だったり、ぞくりとしたり、それぞれの話にしっかりと違う味付けがしてあって、どれも楽しめました。

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2020年12月03日

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星新一さん2冊目。
それぞれのショートストーリー。切り口が多彩で少し皮肉が効いていたり、優しさが見えたり。
さらっと読めました。

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2020年11月02日

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序盤のイソップ物語現代版のような装い、とてもよかった。なんというか、未来を見ているかのような小説で、昔に書かれたとは思えない部分すらあってこれはすごいなあ。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シンデレラ王妃の幸福な人生、面白かったなあ。王子様と結婚した王妃のその後の話なのですが妙にリアル(笑)どれも違って面白い、ショートショートの神様だ。

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2025年01月14日

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SFだったりお伽噺だったりを作者ならではの世界観で書かれたショートショートがたっぷり。
短編なのでスキマ時間の読書にいいかなーなんて軽い気持ちで手に取って読んだけど、色んなお話があって他の本と併読しながら気分転換に読むのにちょうど良かったです。前半のお伽噺のシリーズが個人的には好きでしたが、普段SFを読まない私でもショートだからすんなり読めました。
読んでから私が生まれる前に刊行された本だと知ってびっくり!
40年以上前にこんなお話かけるなんて凄い!

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2024年05月14日

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おとぎ話がこういう展開だったら、というお話がたくさん収録されている。
メタ的な視点の話もあり、星さんのシリーズの中では少しテイストが違っているように感じた。

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2024年03月23日

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こんなふうな見方で世界を見られることがすごい。おすすめされて初めて星新一を読んだのだけど、おもしろすぎた。

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2023年09月05日

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小4の息子に寝る前に読み聞かせしていた本。
冒頭にイソップ童話のパロディが7編。これがとにかく面白い。教訓まであって最高にクール。
その後はショートショートが33編。笑えるものからしんみりするものまで色々揃っているので最後まで楽しい。解説は新井素子氏。→

2.3ページの超ショートショートと15ページ程度の読み応えありのショートショートが交互になっているところが多いので、毎晩2話ずつ読む感じ。
息子に読み聞かせてたんだけど、私も初読なんで一緒にワクワク。これ、楽しい。私も楽しめる。
冒頭の「いそっぷ村の繁栄」はとにかくオススメ!→

印象的なお話は

なるほどなぁ、となる「やさしい人柄」
わぁーお!と驚く「少年と両親」
それな、と笑える「価値検査器」
クリスマスに読みたい「ある夜の物語」
未来感あるな〜な「旅行の準備」
この考えはなかった!の「不在の日」

解説が新井素子氏なのも個人的に嬉しいサプライズ。解説も楽しい

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2022年11月14日

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イソップ童話をアレンジした今作。
ショートショートでしっかり楽しませてくれる
著者に脱帽。

特にオススメは「ある夜の物語」。

私の中で、著者の数あるショートショートで
1番素敵で1番好きな話です!

是非読んでほしいですね。

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2020年07月23日

Posted by ブクログ

小学生の頃にめちゃくちゃハマって読んでいた星新一さんのショートショート。
大人になった今読んでも本当に面白い!
・新しがりや
・熱中
・ある夜の物語
この3つがお気に入り。熱中はオチが分からなくて読み直したけど意味が分かったら気に入ってしまった。

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2020年05月17日

Posted by ブクログ

ワクワクしなくて途中で読み飽きた。
未来の話で、世界がAI化された時のことでつまらない世界だなと思った。
私は機械が好きではないみたい。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

隙間時間にサクサク読めるのが気に入って、最近また星先生を読み直している。

おかしな発明に、不思議な薬、とんでもない出来事。
一冊読み終えると、子供の頃みたいに頭が柔らかくなった気がする。

いつもはブラックで終わるのに、「ある夜の物語」は、幸せ連鎖のミラクル。やっぱりあの特別な日だからかな。
お話のお気に入りは、「価値検査器」、「ある夜の物語」、「ふしぎなネコ」

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2025年09月16日

Posted by ブクログ

わたしの読んだ本の巻末には昭和46何刊行となっていた。50年以上昔の本だけど今でも未来のものとして読めるし、一部はそれに悩まされたりしてて…。久々に星さんの本を読んだ。

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2025年07月22日

Posted by ブクログ

SF!!皮肉!! という感じ
1982年にこのクオリティのSFが描かれているのに圧倒です。星新一さん天才!

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2024年03月03日

Posted by ブクログ

多分初の星新一作品。
ショートショートをまともに読むのも初めてで、こういう感じなんだぁと新鮮だった。
でもあまりにも収録作品が多すぎて、事細かに内容は覚えてない…笑

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2023年11月11日

Posted by ブクログ

タイトルとなったイソップ童話の星新一さんらしいパロディのショートと、いつもの近未来を舞台にしたショートショー集。
40年以上前のSF。しかも、現在現実的になっている物もあり、さすがだなぁと思うし、初めて読んだ頃の感動も思い出した。
イソップのパロディは7編あり、どれも、今でも充分面白い。
「北風と太陽」が、面白い。北風が風を吹きつけて男は寒くて、バーに入ってコートを脱ぐ。太陽が、暑くすると、喫茶店に入って、クーラーが効いていてそのまま脱がない。確かにね。そうなります。

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2023年05月26日

Posted by ブクログ

だれもが知るイソップ物語を星新一ワールドに変換!
話ががらっと変わってはいるが、元々の話も”やわらかめの結末”に変えられて絵本になっているのも事実。
改めて星新一氏のユニークで斬新な発想に感服。
さらっと読めて、それでいてちょっと立ち止まって考えさせられる内容が満載。

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2023年04月21日

Posted by ブクログ

「アリとキリギリス」、「ウサギとカメ」等のイソップ寓話をリメイクしたものを含む、ショートショートの作品集です。

誰もが知る物語に新たなアレンジを加える、その発想の面白さに興味を覚えます。
シンデレラのその後を描いた物語や、オリジナルのショートショートも、作者ならではの創造力が発揮されていて改めて感服しました。

50年以上も前に発表されたとは俄かに信じられない、今読んでも十分楽しめるそんな一冊です。

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2023年03月14日

Posted by ブクログ

45ほどの短編で構成されている。目立って面白かったり、考えさせられたりしたものは5編ほど。星新一の短編は1000にも上るらしいので、傑作選を読むべきだろう。繰り返して読む必要は無いと感じる。

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2022年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「別れの夢」

最後の3行で主人公の考えが覆されます。

たった1ページと6行の物語ですが、こちらの本のどのお話よりも印象に残りました。

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2021年05月15日

Posted by ブクログ

ショート・ショート。
"新潮文庫の100冊フェア"の水色の表紙で購入。シンプルなデザインが好き。
寓話をアレンジした作品が7編。「ウサギとカメ」が好み。
同じく寓話的な「シンデレラ王妃の幸福な人生」も面白い。

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2023年10月27日

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