星新一のレビュー一覧

  • ごたごた気流

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    ◼️ 星新一「ごたごた気流」

    らしく不思議でそそる設定と、どこか民話を感じさせるオチ。

    ショートショートではなくて、おおむね20ページくらいのコント集。表題作ほか11篇が収録されている。星新一らしく、昭和っぽいにおいのする不思議シチュエーション。この本は1985年に出て、私が手にしているのは2012年の版。平成でも、令和でも、気軽にスラスラ読めて、おもしろい。

    夢で見た人や物が現実になって現れる。触れはしないものの誰にでも見え、夢見た人の後をついて回る。男が夢に見た美女、娘が夢で会った亡父、憧れの歌手、受験する学校の制服を着た自分、独裁者の研究者にはヒットラー・・
    (重なった情景)

    医者のところに、5年後から時間を遡っていて悩んでいる、という患者がやってくる。自分の人生を逆に辿っていて、定年退職になった会社に復帰したという。その男が極度に恐れていることがあった。それは・・
    (まわれ右)

    冒頭からどういう結末がつくのか楽しみになる設定だ。ナンセンスに絵面がにぎやか、バラエティに富みそうだったり、時間軸をさかしまにしてコミカルさを出していたり。

    このへんがショートショートと短編の違いかとも思うけども、前者ならキレよく思えるオチでも、後者では理屈を求めたくなってしまう気がした。短い話は余韻・・ふむ、という感じだ。少し、んん、と考えてしまう、いつものようなエンドだった。スパン、と来ているけどもどこか民話っぽい、教訓のような物が含まれた寓話のような印象。

    ただ、やや長の作品には、どこまでも掘れる、という物語の自由度がある。現象面をたくさん連ねられるので、考えられる場面を並べたり、キャラが多めになったり。それも面白味と言えばそうかもしれない。

    やはり設定はワクワクするものでないと。投げかける謎はさすがに魅力的。さすがの星新一、またおりに触れ読もう。

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    2026年03月25日
  • 声の網

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    ネタバレ

    コンピュータが人間を支配し、人間はそのことに気付くことはない。平穏が約束された世界で、嬉しいような、虚しいような。出版が昭和60年だからだと思うけど、電話を介して支配されるというのがおもしろかったです。星さんの作品を初めて読みましたが、著者名や表紙の絵から児童書に近いとばかり。他の作品も読んでみたくなりました。

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    2026年03月24日
  • きまぐれロボット

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    何も前情報を得ずに読み始めたのだが最初の話を呼んだ際に、これは児童向けであるなと思った。全ての話が3〜4ページ程度でまとめられているため登場人物や情景描写を書くことがあまりなく、登場人物からはとても淡白な印象を持った。しかししっかりと毎話落ちがあり、童心に帰りながらも楽しめる1冊だと感じた。

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    2026年03月17日
  • エヌ氏の遊園地

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    目次
    けちな願い
    人質
    波状攻撃
    あこがれの朝
    副作用
    車内の事件
    危険な年代
    秘薬と用法
    殺し屋ですのよ
    運命のまばたき
    女の効用
    うらめしや
    尾行
    欲望の城
    昇進
    よごれている本
    ある商売
    逃走の道
    クリスマス・イブの出来事
    協力的な男
    女性アレルギー
    依頼
    開業
    紙片
    港の事件
    なぞめいた女
    記念写真
    夢と対策
    個性のない男
    夕ぐれの車
    臨終の薬
    あとがき
    解説 横田順彌
    カット 真鍋博

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    2026年03月14日
  • さまざまな迷路

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    目次
    全快
    町人たち
    使者
    重要な任務
    森の家
    ことのおこり
    再現
    しあわせな王女
    ホンを求めて
    街
    因果
    小鬼
    過渡期の混乱
    しあわせなやつ
    顔
    目撃者
    コーポレーション・ランド
    判定
    末路
    ベターハーフ
    小さな記事
    みつけたもの
    出口
    名画の価値
    三段式
    かたきうち
    骨
    すてきなかたねえ
    一軒の家
    買収に応じます
    発火点
    やつら
    解説:和田誠
    カバー・カット: 真鍋博

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    2026年03月09日
  • エヌ氏の遊園地

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    実は初めて読んだ星新一でした。
    すいすい読めて、みんな面白い。
    好きなのは、
    殺し屋ですのよ
    よごれている本
    港の事件
    夢と対策

    楽しかった

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    2026年03月07日
  • ブランコのむこうで

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    小学生の頃から大ファンの星新一さんの作品。
    星新一さんといえばショートショートですが、
    今回は長編ファンタジー小説でした。

    もちろん長編なので、ショートショートのような颯爽感を感じることはできず、読んでいる途中で退屈に感じる場面も…。

    ですが、星新一さんらしい文章の言い回しや世界観は充分に感じられました!
    ページ数も少ないので、比較的読みやすい。

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    2026年03月03日
  • ノックの音が

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    ノックの音が、から始まるショートショート。
    なぞの女、現代の人生、暑い日の客、夢の大金、金色のピン、和解の神、計略と結果、職務、しなやかな手、感動的な光景、財産への道、華やかな部屋、唯一の証人、盗難品、人形。
    どれも面白いが夢の大金、暑い日の客、しなやかな手が好きだった。

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    2026年02月28日
  • ブランコのむこうで

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    重たい内容の本を続けて読んだので、久しぶりに星新一さんを読んでみたくなりました。

    でもこちらショート・ショートでなく、長編ファンタジーでした。

    少年がある時自分にそっくりな少年を見つけ、追いかけていくうちに色々な人の夢の中に入り込んで行くという…。

    ミステリーを読んだ後だと長編のファンタジーは少し退屈にも思えてしまったけど、読むタイミングを間違わなければもっと入り込めた気がします。

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    2026年02月25日
  • 未来いそっぷ

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    いそっぷ村の繁栄 アリとキリギリス/北風と太陽/キツネとツル/カラスとキツネ/ウサギとカメ/オオカミがきた/ライオンとネズミ
    シンデレラ王妃の幸福な人生
    表と裏
    頭の大きなロボット
    底なしの沼
    ある商品
    無罪の薬
    新しがりや
    余暇の芸術
    おカバさま
    利口なオウム
    新しい症状
    いい上役
    電話連絡
    やさしい人柄
    つなわたり
    オフィスの妖精
    健康な犬
    熱中
    別れの夢
    少年と両親
    ねらった金庫
    価値検査器
    企業内の聖人
    夢の時代
    ある夜の物語
    旅行の準備
    どっちにしても
    不在の日
    奇病
    ふしぎなネコ
    やはり
    たそがれ

    解説:新井素子

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    2026年03月02日
  • 妄想銀行

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    「古風な愛」がロマンチックでよかった。

    保証
    大黒さま
    あるスパイの物語
    住宅問題
    信念
    半人前
    変な客
    美味の秘密
    陰謀団ミダス
    さまよう犬
    女神
    海のハープ
    ねらった弱味
    鍵
    繁栄への原理
    味ラジオ
    新しい人生
    古風な愛
    遭難
    金の力
    黄金の惑星
    敏感な動物
    宇宙の英雄
    魔法の大金
    声
    人間的
    破滅
    博士と殿さま
    小さな世界
    長生き競争
    とんでもないやつ
    妄想銀行

    解説:都築道夫
    カバー・カット:真鍋博

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    2026年02月20日
  • さあ、気ちがいになりなさい

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    文章があまりに技巧すぎて、今の俺の理解力レベルではその技術に織り込まれた良さが分からなかった…最後まで読んでも「つまりどういうこと…?」となってしまった(´・ω・`)悲しい。時間置いて読んだらまた違う味がしてくるかもしれない…あとウォルターって名前が頻繁に出てきたので著者が好きな名前なのかな〜って思いました

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    2026年02月17日
  • 地球から来た男

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    ネタバレ

    さすがに面白い作品が多いですね(笑)好みとしてはブラックな感じが好きなので物足りない感じもありましたが全体的には良かったと思います(笑)

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    2026年02月12日
  • ようこそ地球さん

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    ショートショートが一杯あって話の1つ1つが読んでて楽しかった。中でも個人的には【処刑】と【殉教】が特別面白かったかな。

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    2026年02月08日
  • おせっかいな神々

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    笑い顔の神
    現代の美談
    サービス
    魔法使い
    奇妙な旅行
    出来心
    問題の男
    非常ベル
    古代の秘法
    死の舞台
    マスコット
    税金ぎらい
    隊員たち
    指紋
    権利金
    保護色
    夜の声
    機会
    箱
    魅力的な薬
    未知の星へ
    夜の事件
    歴史の論文
    重要なシーン
    商売の神
    四日間の出来事
    愛の指輪
    効果
    協力者
    狂気と弾丸
    天罰
    無表情な女
    ささやき
    午後の出来事
    夜の召使い
    三年目の生活
    すばらしい銃
    そそっかしい相手
    伴奏者
    敬服すべき一生

    解説:中島梓

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    2026年01月28日
  • 午後の恐竜

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    Twitterで見かけたので、星新一を久々に読みました。
    独創的なアイディアにより描かれた星新一のSF世界が広がっていく。
    果たしてどのような「オチ」が待っているか?
    と期待して読んでいくと、思いのほか、ヌルっと終わってしまうお話が多く、「ボッコちゃん」に多く収録されている作品のように、順調に階段を歩いていたら急に段がなくなって、ヒョッと落ちていくヒヤッ!ドキッ!とした感じではなく、そういうのを期待していたので少しそこは残念だったなとは思いましたが、本を読んでのんびりリラックスするには丁度良い本でした。

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    2026年01月24日
  • ごたごた気流

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    初めて星新一の作品を読んだ。
    不思議で、引き込まれる短編集。
    何かを求め続ける人間が健気にさえ思えてくる。

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    2026年01月23日
  • 宇宙のあいさつ

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    相変わらず読みやすくて、面白くて好き。
    約50年前の作品とは思えないくらい、はるか未来のことを想像して、ここまでたくさん作品書けるのはすごい。

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    2026年01月20日
  • ようこそ地球さん

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    いつかの未来なのではないかと思わされるSF。
    『愛の鍵』『見失った表情』『ずれ』が特に印象的だった。
    幼少期に一度読んでいたが、内容を覚えていなかったため改めて読み直した。
    待ち時間などを利用して読み進めたが、ショートショートということもあり気軽に読みやすかった。

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    2026年01月12日
  • 悪魔のいる天国

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    「ぴーたーぱんの島」の雰囲気は好き。

    目次
    合理主義者
    調査
    デラックスな金庫
    天国
    無重力犯罪
    宇宙のキツネ
    誘拐
    情熱
    お地蔵さまのくれたクマ
    黄金のオウム
    シンデレラ
    こん
    ピーターパンの島
    夢の未来へ
    肩の上の秘書
    殺人者さま
    ゆきとどいた生活
    愛の通信
    脱出口
    もたらされた文明
    エル氏の最期
    夢の都市
    サーカスの旅
    かわいいポーリー
    契約者
    となりの家庭
    もとで
    追い越し
    診断
    告白
    交差点
    薄暗い星で
    帰路
    殉職
    相続
    帰郷
    著者よりひとこと  星 新一
    解説  青木雨彦

    カバー・カット 真鍋 博

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    2026年01月13日