星新一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あの本、読みました?という保奈美ちゃんのTV番組で、理系作家特集として本書が紹介されているのを見て興味が湧き読んでみました。
いつものショートショートとはひと味違う、連作短編集のようなつくりでした。
コンピューター同士が繋がり、じわじわと人間社会を支配してゆく姿を描いた作品です。
ストーリー自体はいつものショートショートの方が好みでした。
が、これが、インターネットがまだない1970年に書かれた作品だというから驚きです。
著者はSF作家というか、予言者のよう。
プライバシーを暴いて売ったり強請ったり、情報化社会の利用の仕方も的を得ていて、世の中で一番価値のあるものがこの時代に無形のものを設 -
Posted by ブクログ
意識して読んだ初めての星新一。
筒井康隆に比べて、毒が少なかった。
これが、この作品なら限った事なのか、作者の作風なのかはまだ、わからない。
これからも、いっぱい読むだろうから楽しみだ。
以下、各物語の感想
解決策
なるほど。因果はめぐるということ。ブラックジョークでよく聞く話
重要な部分
発想がすごい。藤子不二雄の絵でイメージできた。
オヤジロックみたい。
おかしな青年
奇妙な話。生きている人と変わらない幽霊。これって幽霊?
逃亡の部屋
ラストが気になる。結局どうなった?
勧誘
これは、怖い。運命なんだろうね。
車の客
読んでて気持ちいい。みんなノリがよいね
うけついだ仕事
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Posted by ブクログ
とても読みやすい文章だった。
淡々とした文が続くなか、結末はそれまでの物語のすべてをひっくり返してしまうようなもので、毎回の意外な結果に私もひっくり返っていた。
今度こそ、予想を的中させてやるぞと思いながら読んでも、ほとんど当てることはできなかった。悔しい。
星新一の作品は、一度小学生の頃に友達のお母さんから薦められたけど読まず、今回が初めてだった。
たしかに面白いけど、子どもに薦める割には結構さっくりと人が死ぬんだなと思った。本当に淡々としている。
面白かったので、そのとき友達のお母さんから薦められた『きまぐれロボット』も、そのうち読みたい。 -
Posted by ブクログ
最近リアルが忙しく読書をする機会が減っていたが、どの作品もサクッと読めるうえに星氏の紡ぎだす独特の世界観へどっぷり浸かることができ、ひさしぶりに純粋な読書の楽しさを味わうことができた。
SFショートショート作品を多く手がけているイメージの星新一氏だが、意外にもブラックなユーモアに富んだ作品や背筋がゾッとするホラー作品も多数収録されており、張り巡らされた伏線を鮮やかに回収する手腕もさすがの一言。
どれも舌を巻く作品ばかりで楽しめたが、特に印象に残った作品は『上流階級』。
夫と夫人。どちらも互いの私利私欲のため相手を暗殺するべく殺し屋を雇うといったものだが、予想外の展開とオチに放心してしまった。 -
Posted by ブクログ
全体的に宇宙とかロボットの話が多め。
「合理主義者」せっかくお願いができるのに、思想が一貫してると幸福にもならない分、取り立てて不幸にもならないんだな、と思った。
「情熱」家族経営とかで、二代目・三代目に継いでほしいと思うけど、子どもたちの方は全く別のことを望んでるのに似ている。
「シンデレラ」この話は「財産への道」と近いなと思った。作者が一緒だから当たり前といえば当たり前だが。
「肩の上の秘書」インコが全部良いように言い換えてくれる世界、羨ましい。星さんの話はインコやオウムがよく出てくる。
「殺人者さま」メタ的な話。そもそも電話を取る機会が減った現代では、自分のことかもしれない、と