【感想・ネタバレ】マイ国家のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月12日

星新一の傑作ショートショート集。奇抜なアイディアと意外な結末の31篇。『国家機密』『いいわけ幸兵衛』がとくにお気に入り。

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Posted by ブクログ 2023年03月04日

友情の盃
雪の女
服を着たゾウ

再読を重ねれば 展開の驚きよりも 馴染みの設定からの展開や叙述の品格を味わっているような感覚
作品数の多さもあって 星新一シリーズは飽きずに読みたいと思える

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Posted by ブクログ 2023年01月28日

裏切らない星新一さん。ただ面白いだけでなく、この世界、社会、生活への皮肉が入っていたり、嘆きが入っていたり、ん?あれ?と思うスパイスが効いている。ショートショートがこんなに多く書かれているのに、どれも視点が違うので飽きずに読めた。

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Posted by ブクログ 2021年06月25日

表題にもなっている「マイ国家」が特にオススメ。みんなが一国一城の主の感覚で生きていくと、どうなるのだろう。

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Posted by ブクログ 2021年05月04日

滝本哲史さんが星新一さんの著作について書いて
いたので、星さんの著作を初めて読んでみました。
面白いです。

次はボッコちゃんを読みます。

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Posted by ブクログ 2018年01月08日

正気と狂気、現実と仮想、常識と非常識の境界線を行き来する31本のショートショート。実は、今このとき自分の信じているアレやコレは、すごくアヤフヤなものなんじゃないか……そんな疑念を抱き、読み終えた後にはキョロキョロと周りを見回したくなってしまう。星新一が描くどんでん返しは、すなわち既成概念への挑戦だ。

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Posted by ブクログ 2017年10月26日

星新一のショート・ショートという病気にかかったのは『きまぐれロボット』を読んだ頃だったけれど、この本を読んで、病状が悪化した気がする。
SF、つまりは架空の話なんだけど、時々「ギクッ」とさせられる。
私はよく「現実がSFに追いついた」という表現を使うけれど、星新一の作品は、「現実とSFが並んで走って...続きを読むる」という感じがする。
ちなみに、今回一番印象に残っているのは、「国家機密」。
オチのしてやられた感がたまらない。

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Posted by ブクログ 2015年01月05日

星新一の変遷がこの一冊でわかる。多分今まで読んだ作品は比較的新しい(晩年に近い)ものだったのだろう。簡潔明瞭な叙述は研磨されたものだったんだな。星新一の物語って匿名性が高いんだね。それは無駄な記載が一切ないことの裏返しで。だからどこかしら童話のような普遍性も帯びている。この人の才能がそうさせたんだと...続きを読む思っていたんだけど、違う。この人の才能は富んだアイデアにあり、叙述はしっかりと洗練されていっているではないか。それはつまり、最初から書けたわけではないことを意味しているよね。やっぱり書けば書けるようになるんだろうなあ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月03日

タイトルのマイ国家。
オチを知ると、訪問先の男も被害者で、日本国内に続々とマイ国家が生まれているのでは?という妄想が広がる。

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Posted by ブクログ 2023年03月12日

子どもの頃は「面白いSF小説」と思ってハマって読んでいたけど、本当はかなり哲学的。
「マイ国家」は現実の国際紛争や戦争って結局はこーゆーことなんだろうと思うし、どのストーリーも読みやすくて分かりやすいけど、人間の本質をついています。

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Posted by ブクログ 2022年04月17日

友人から、同じく星新一さんの『ボッコちゃん』と共に勧められた作品。
宇宙人や発明など、星新一さんらしいSFの話も魅力的だったが、個人的に一番のお気に入りは、『いいわけ幸兵衛』である。
なんと、『いいわけ幸兵衛』の中にSF要素は一切登場しない。タイトルの通り、とにかく幸兵衛が巧みな話術で物事を切り抜け...続きを読むるだけのお話。聞き手も、読者である私も、デタラメな内容を聞かされていることはもちろん理解している。しかし、ストーリー性豊かで、非日常感溢れる「いいわけ」に、つい引き込まれてしまうのだ。

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Posted by ブクログ 2021年12月08日

初めての星新一さん。
世にも奇妙な物語が好きなので、ブラック要素が多そうなこちらの作品を最初の一冊に。今更ながら、この短さでこのクオリティのものを何冊も出版してるなんてすごすぎる、、!と変な感想を持った。笑
お気に入りは「儀式」「宿命」「マイ国家」。
さすが今でも重版され続けているだけあって、まった...続きを読むく色褪せない話ばかり。

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Posted by ブクログ 2021年12月07日

思わずニヤリとしてしまう結末、今から50年以上前に出版されたとは思えないショートショートの数々。巻末で解説の方も書かれているがいい小説か悪い小説かは時間が選別してくれるとはまさに星新一先生のこととあらためて感じました。

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Posted by ブクログ 2021年10月20日

儀式
安全な味
服を着たゾウ
マイ国家

ありえない設定なのにハッとさせられる星新一ワールド最高でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年11月23日

ショートショートいろいろ。

面白かった編
・「女と金と美」
アカサギ喰いだー。クロサギにこんなのあったなーと思いながら、女が何を考えて金を盗り、男の元へ戻ったのかなあとつらつら考える。
詐欺師から盗むから罪悪感はなかったのか。
彼につりあうよう美しくなりたいと思ったのか。
美貌と自由を得た後も彼を...続きを読む選んだのはなぜか。
今後母親似の子供ができたらどうするのか。
そもそも彼女は幸せなのか。
…短いけども、業の深そうな話だなあと思う。

・「服を着たゾウ」
哲学!

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Posted by ブクログ 2019年08月22日

久々の星新一のショートショート。

夫の精神疾患を疑って一人で病院にやってきた妻と、逆に妻を心配して病院にやってきた夫。
二人の思惑が最後明かされるときとか、印象的だった。

なんだかんだでハッピーエンドは少ないけれど、後味が悪くならないのが不思議。

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Posted by ブクログ 2017年07月02日

やはりこれは表題作でしょう。最近どこかで似たような話を読みましたがこれが元祖です。朴訥とした表紙に反して内容は一種の狂人話です。

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Posted by ブクログ 2017年03月23日

いつ以来の星新一か…
こんなにもユーモアに溢れ、考えさせられ、クスッと笑い、ゾクッとし…
息子に借りた本だけど、読んで良かった。
好きな話は、
いいわけ幸兵衛
応接室
調整
国家機密
ひそかなたのしみ
服を着たゾウ
など。
どれも面白かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年04月05日

 私にとっての初めての星新一作品でした。ショートショートと呼ばれている通り、1つ1つがとても短く読みやすいものの、内容が深いものもあり、読みごたえがありました。
 その中でも、調整、服を着たゾウがお気に入りです。調整では、ロボットの不具合の調整でなく人間がロボットに合うように調整されるのが妙に現実味...続きを読むがあって、すごいなと感じました。
 服を着たゾウは暗示により人間だと思い込むゾウの話です。そのゾウは人間とは何かよく分からなかったため人間について学びます。そのゾウが人間に対して言う言葉が深いなと感じました。人間ってなんなんでしょうね。

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Posted by ブクログ 2014年09月29日

『うるさい相手』『いいわけ幸兵衛』『夜の嵐』『安全な味』『ねむりウサギ』『友情の杯』『雪の女』『服を着たゾウ』『マイ国家』がお気に入り。

『服を着たゾウ』人間とは何か、人間なら何をすべきか

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Posted by ブクログ 2013年05月11日

何度も読み返したくなる星新一の本。「雪の女」の切なさ、「友情の杯」の複雑な思い、「国家機密」の納得感。そして何と言っても「マイ国家」では、私たちの住んでいる国の内情が小さな国家に凝縮されて表されていて痛快。

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Posted by ブクログ 2015年03月18日

国家とは?個人とは?
星新一さん・阿刀田高さん・筒井康隆さんはワタシにとっての3大不思議作家です。この順になんだかわからない度はましてゆき、筒井さんではもうすごいことになります。
この短編集では、
「語らい」ほんの1ページと3行の短編ですが、う〜ん、こんなことが絶対ないとはいえないなという不思議な大...続きを読む短編でした。
「マイ国家」表題作はしめに置かれています。国家とは?個人とは?これはいったいなんなんなん?

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Posted by ブクログ 2023年12月30日

ホシヅル忌 
ショートショート31編

ラストは、タイトルの「マイ国家」
自宅を一国家として暮らす男。国境は玄関。
国家への皮肉をジョークとしてぼかす。
そして、そこに何も知らずに足を踏み入れた銀行員の非喜劇。
宇宙題材の作品も数点あるけど、世俗的なショート集かなと思う。
その中で一番短い「語らい」...続きを読むが好きでした。
SF恋愛ショート。事故で死んで帰ってこない男を待つ女。女の側には一匹の犬。男は犬に転生していた。気が付かない女の悲しみを聞き続ける。
これを1ページでまとめ上げてるからすごい。
どの作品もそうだけど、数行で異世界へ導いてしまう。そして多作で読みきれない。

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Posted by ブクログ 2023年02月02日

「うるさい相手」
ちょっとした詐欺に引っかかった気分になりました。

「調整」
まさか、調整されるのはこちらだとは…。

「安全な味」
多分、あのままだったら次は彼らだったのかもしれません。

「友情の盃」
1番好きでした。多分、彼との友情を信じたかったのだと感じました。

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Posted by ブクログ 2022年01月11日

よくよく考えると初めて星新一読んだかも?特別これ!ってのはないけど安定した小話。暇潰しには抜群ですね。

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Posted by ブクログ 2019年07月29日

小さい子でも理解できる内容でかつ面白いってすごいことだと思います。本書には31編のショートショートが収録されています。おそらく人によって印象に残る作品は変わり、読み終わった後にどれが面白かった?と話すこともきっと面白いだろうなと思います。

私はねむりウサギが好きです。モチーフは「うさぎとカメ」です...続きを読む。いじらしくもカメに勝利するために懸命に努力するウサギの姿と最後の散り様がかっこいいなと感じました。

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Posted by ブクログ 2017年01月11日

どちらかというと「ボッコちゃん」の方が締まりの良い作品が多くて好きだったかも。ただ、こちらの方が変に訓戒染みた作品が少ないので、好みが分かれるかもしれない。特に「友情の杯」が好きだった。友か敵か、信頼か猜疑か。たった2〜3ページで展開されるこの題材は何百枚にも広げられるだろうなぁ。「いいわけ幸兵衛」...続きを読むも印象に残る。

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Posted by ブクログ 2016年09月23日

私の中で夏の訪れを告げる星さんの特装版。
夏が来ました2016。

藤子不二雄と星新一の見えている未来はとてもよく似てる。からこんな未来が来るんだろうきっと。
ドラえもんが希望の象徴なら、星新一は警鐘の礎で、どちらも持っていたいと思う。

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Posted by ブクログ 2014年11月23日

2014/11/23
どの短編も秀逸。
▪️「マイ国家」
「私は嘘つきです」という自己矛盾と同じような結末にたどり着くべく話を段々と狂気の方向にずらしていくプロットは巧妙で美しい。
▪️「服を着たゾウ」
日頃自分が追求していることと同じ結論。
やっぱり「人とは何か」を勉強することが素敵に生きる上で重...続きを読む要。
▪️「儀式」
世界一無駄なモノと思われがちな「儀式」にも意味があるかもしれない、と考えさせられた。
先人の知恵の積み重ねなのかもしれない、と。

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Posted by ブクログ 2013年07月06日

寝る前に少しずつ読んでいこうと思っていたが、面白くて一気に読み終えてしまった。
アイデアの見せ方がとてもうまく、こうくるのかーと一遍一遍感心しながら読み進めた。

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