星新一のレビュー一覧
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竹取を生業としていたおじいさんが光る竹を見つけ、その中から小さな姫を見つける。その姫は美しい女性に成長し、噂を聞き付けた男たちはなんとか姫を娶ろうとするが……。
日本最古の物語とされる「竹取物語」を、星新一さんが現代語訳した本。
各章の終わりに星さんの雑感が挟まれ、新しい視点を与えてくれて、よく知った話のはずなのにまったく新しいお話のように感じた。
また、よく知っているはずなのに、細かくは知らないことも随所にあって驚いた。おじいさんがどうかあの中の誰かと結婚をしてくれないかとお願いするシーンで、かぐや姫はあろうことか「なぜ結婚をしなければならないのですか」と問う。星さんも書いているが -
Posted by ブクログ
読み出してしばらくは何これ?!って思ったけど、不思議と引き込まれてしまいました。
当時の新聞記事からのほんの数行ずつの抜き書き+筆者のコメントでつづる明治時代。これって通読するもんじゃなくて、手元にとにかく置いておく用の本かもしれません。ふと手にとって、ぱっと開いたページを好きなだけ読む…みたいなん。
関係ないけど、巻末についてた解説がなんかひどかった。この本の解説する格好で、自分の話しかしてない。同じくSF作家出身で明治研究者なのか知らないけど、わたしその人の本もふつーに読んだことあるけど、ここであなたの話は別に聞きたくないし。と学会の山本弘もそうなんですよね。↑ -
Posted by ブクログ
いずれも"過ぎたるは及ばざるがごとし"を地でいく皮肉たっぷりの作品。皮肉めいたストーリーが星新一の文体とあいまって不思議な魅力を携えている。
『白い服の男』
健康の為なら死んでもいいのか
『月曜日の異変』
手術をしてまで無理に得た理想の性格は、果たして夫にとって本当に良いものなのか
『悪への挑戦』
正しいならば何をしても良いといった世界観
『老人と孫』
メディアが客観的で常に正しいものだと信じると恐ろしいという話
『テレビシート加工』
星新一らしい作品だが、技術的には実現化しそうな話。むしろ形は違えども携帯電話などはこのような状態になりつつあるかもしれない。
『矛盾の凶器 -
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星新一氏の短編集のうちの1冊。
大学時代に星さん大好きな子から薦められました。
わたしはこの「なりそこない王子」に収録されている「ミドンさん」というお話に、なぜか強烈に引き込まれました。
ショート・ショート…SSと表記されることが多いようですが、短いお話だと、見開き1ページ分程度で終わってしまうものもあります。
それでもちゃんとお話としておもしろい。
基本的にブラック・ユーモアの利いた作品が多いです。
最後に思わずぞくっ、としてしまったり、
「あーあ、そういうことか」と苦笑いしてしまったり、
終始どこか淡々とした流れの中で、小さな笑いや恐怖を覚える感覚でした。
ちょっと時間が余ったとき、 -
Posted by ブクログ
○2010/06/22
この内容にして、表題に「おせっかいな神々」を持ってくる皮肉のセンスがたまらない。マイ国家よりライトで、内容的にも軽くて読みやすくて笑いやすいものが多かった。
神様なんて都合のいいもの存在しないって分かってるだろ?ってニヤニヤしながら言われてる感じ(笑)完全に救われないって話ばかりじゃなかったし、マイ国家より好きだなあ。というかどうしてポンポンとこういう話が浮かぶか。この本だけでも数にしてみると相当では。
そういう、星さんがすごいってのも突拍子がないのに頷ける筋の通った話が書ける人だってのも十分すぎるほどに分かるから、あとがきは星星SFSFってうるさく連呼するのを抑える