星新一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
読書録「ごたごた気流」4
著者 星新一
出版 角川文庫
P6より引用
“そのたびに青年は腹を立てるが、絶交状態にはならず、仲はそ
う悪くないのだった。二人の性質のちがいが、一種の調和となっ
ているせいかもしれない。”
目次から抜粋引用
“なんでもない
命の恩人
条件
まわれ右
門のある家”
日本のショートショートの代名詞といえる著者による、短篇集。
平凡な会社員の話から著者へのインタビューまで、皮肉でウィ
ットに富んだ短編が11編収録されています。
上記の引用は、ある二人の会社員の話での一文。
似た者同士が蕎麦にいると、利害の衝突が生まれるのでしょうか?
上手く行きに -
購入済み
あとがきもまた妙。
各編のストーリーも然る事ながら著者によるあとがきが味わい深い。自己分析とも言える俯瞰的な解説は著作のスタイルを著者ならではの視点で分析している。
-
Posted by ブクログ
結末がひっくり返るような、さまざまな事柄が裏に裏にいく。今あることが全てではないなと思わされるショートストーリーの連続だった。
特に印象深かったものは、ご要望に振り回されてしまう一寸法師の話「ご要望」、ドッペルゲンガーばかりになってしまう「常識」、共通の話題を簡単に見つけられる倶楽部の話「ナンバー・クラブ」と、取り上げれば切りがない。
「ご要望」では、人の意見を取り入れることは大切だが、そればかりになってしまえば、自分を失ってしまうということを改めて感じた。
「常識」では、今ある“常識”が永遠ではないこと、そして、常識ということで片付けられる惨さを感じた。
「ナンバー・クラブ」は、現在