星新一のレビュー一覧

  • マイ国家

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    初めての星新一さん。
    世にも奇妙な物語が好きなので、ブラック要素が多そうなこちらの作品を最初の一冊に。今更ながら、この短さでこのクオリティのものを何冊も出版してるなんてすごすぎる、、!と変な感想を持った。笑
    お気に入りは「儀式」「宿命」「マイ国家」。
    さすが今でも重版され続けているだけあって、まったく色褪せない話ばかり。

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    2021年12月22日
  • マイ国家

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    思わずニヤリとしてしまう結末、今から50年以上前に出版されたとは思えないショートショートの数々。巻末で解説の方も書かれているがいい小説か悪い小説かは時間が選別してくれるとはまさに星新一先生のこととあらためて感じました。

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    2021年12月07日
  • あれこれ好奇心

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    ネタバレ

    ショートショートの名手、星新一さんのエッセイ集。書かれたのはショートショート1001篇を書き上げた後とのこと。

    自由に定めたテーマを元に、奔放に気の向くままに自分のアイデアや想いを文章に綴っているという感じで、時折、「どう思いますかね」などと読者に呼びかけているようなところもある。文体がすべて口語調ということもあり、まるで本を介して著者と会話しているような錯覚を覚える。

    星新一さんは、もう20年以上前に亡くなっているわけだが、こういう「普段の口調」の作品が遺されていると、時間と空間を超えて著者と交歓することができて、本好きとしてはとても楽しい。エッセイであればどんな作品でも著者と話しているような気分になる、というわけでもなくて、この本のように絶妙なタイミングで「私はこう思うんだけど、あなたはどうでしょうかね」というように呼びかけてもらえないと、「著者との対話」は始まらない。そんな筆運びの妙と著者の技巧とを楽しめる本でもある。

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    2021年12月03日
  • ふしぎな夢

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    本作では正に星新一氏の原点とも云うべき、宇宙や仮想科学趣向のショートショートが満載で、星作品に初めて触れたときの事を思い出せてくれた。

    前に読んだ『天国からの道』が玉石混交の作品集であったのに対し、今回は外れが無く、いずれも水準作であるのが特に嬉しい。つまり非常に解りやすいのだ。

    いつも夢に出てくる謎の少年の正体を語る表題作。
    謎の青い光を放つ宇宙船の謎を追うスペースジュヴナイル「謎の星座」。
    催眠術で男を異次元に送る実験を行う「新しい実験」、街中に突然現れた複数の突起物が生えた球体の正体を探る「奇妙な機械」。
    自らを宇宙人と語る精神病院での話「病院にて」。
    世にはびこるヒズミという得体の知れない物体の話「エフ博士の症状」。
    年の離れたカップルを軸に新しい星の探索譚を語る「憎悪の惑星」。
    世間を騒がせる真っ暗になる現象の正体の謎を追う「黒い光」。
    月に基地を作りに来た先発隊の一部始終を描いた「月の裏側基地第1号」。
    火星に突然訪れた宇宙人の正体を探る「謎の宇宙船」。
    そして最後は土星探索隊に送った物資が誤ってある星に届くことで起こる騒動を描いた「ピーパ星の騒ぎ」。
    どうだろう?
    全て初期の星新一氏を髣髴とさせる内容ではないか?

    今回は長めの作品が多く、少年が活躍するジュヴナイルとなっている「謎の星座」、「黒い光」などは私が少年ならばわくわくして読んだだろう作品だ。

    そして作者特有の、物語を正面から受け止めずに、少し斜めに構えて落とす物語の閉じ方も健在。それが功を奏している表題作は少しジーンと来るし、「憎悪の惑星」のアッケラカンとした物語の結末は正直唖然とした。

    「奇妙な機械」は私の星新一原初体験である作品「友好使節」を想起させる。

    初めて星作品に触れるのに絶好の作品集であると云える。

    しかし、こちらもあの頃からは倍以上の年齢を重ね、またかなりの量の読書をこなしていることもあり、純粋にあの頃のように没入できたかと云えばそうではない。
    しかし、一服の精神安定剤になり得る星作品の魅力は十分堪能できた。

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    2021年11月26日
  • ブランコのむこうで

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    どんな夢を見ようが自由であること、どんな夢も現実世界があってこそ成り立つことを教えてくれる。優しい文体だからこそ大人により刺さるような。

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    2021年11月19日
  • ご依頼の件

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    度々鳥肌感じる作品があった、あったというより理解できたのが少ししかなかった。自分の状況把握と読解能力不足だねー、不思議にストンと終わっていく物語と世界観で、読んでて楽しかった。
    言葉ひとつ一つもあまり難しい単語は出てこなく、スラスラ頭に入る。だけど、言葉遣いは丁寧で基調されてる、流石でした、、

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    2021年10月28日
  • ノックの音が

    購入済み

    あっという間に読み終わる

    普段は本を読まない自分があっという間に読み終えてしまいました。それほど面白い。

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    2021年10月20日
  • マイ国家

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    儀式
    安全な味
    服を着たゾウ
    マイ国家

    ありえない設定なのにハッとさせられる星新一ワールド最高でした。

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    2021年10月20日
  • 気まぐれ指数

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    ネタバレ

    星新一が好き。何も考えず読める軽さがあり(褒めてます)シンプルで短い話にうなるようなオチがある。今回長編だということで手に取ったけれど、やはり面白かった。えええー!が楽しい。

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    2021年10月08日
  • おかしな先祖

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    ネタバレ

    久しぶりに星新一を読みましたが、どの掌編も社会への批判や皮肉に満ちていて、楽しんで読むことができました。
    なにより、どの話も(結末がスッキリとしたものであるにせよ、何らかの「含み」があるものにせよ)読後感が良く、後に尾を引かないところが、この作家の魅力だと改めて感じます。

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    2021年09月07日
  • つぎはぎプラネット

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     星さんの未収録作品が読める! うかつにも本書を知らなかった。初版の時期は和田誠がご存命だから、カバーイラストを任せればよかったのにと思う。
     読む。星新一が作品集から外した理由が見えてくる。児童向けは食い足りないし、未来の快適な1日を描く同工異曲の話が4つほどあった気がする。
     しかし、作品の終りに掲載誌が明記されているのは興味深い。PR誌の依頼なのか、作者が合わせたのか、裏の事情が読み取れてくる。
     解説。作品採択にまつわる苦労ばなしは面白い。

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    2021年09月01日
  • 人民は弱し 官吏は強し

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    ネタバレ

    読後、決していい気分にはなりません。
    今は当時より政治腐敗は少ないであろうかとは思いますが、官吏というものは数年ごとに役職が変わるものであり、“多忙のため“引き継ぎもずさんに行われている現状があるかと思います。

    その上、本作では、当時の日本の発展に尽力し、新しい薬剤等の自給自足等苦慮した主人公。
    それを、政府方とズブズブの関係にある日本の製薬会社にあの手この手で、行政の権力を持って剥奪されていくものです。

    主人公の無念さが心に染みてなりません。
    国家権力による、1個人への虐待のお話です。

    残念ながら下っ端の公務員は上層部の意図を知らされず動きます。

    正論をかます主人公に、政府高官はいい顔をしません。
    そして主人公に対する悪意が芽生えていきます。

    なんともやるせない気持ち。
    誠に“日本の発展“を望むのであれば、合理的には主人公の事業を積極的に応援すればいいはず。

    やるせないです。

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    2021年08月25日
  • 竹取物語

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    竹取物語を星新一さんなりに現代役してある。
    堅苦しくなくとても楽しく読める文章であった。
    最後に竹取物語の原文が載っている。

    今は昔、竹取の翁といふもの有りけり。

    お爺さんとお婆さんと同じくらいミカドが重要な登場人物だった。

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    2021年06月06日
  • 明治・父・アメリカ

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    明治の立志伝。当時の人物がいかに高潔であり志が高かったのかが伺える。スクールボーイとしていろんな家に住み込み労働をする場面などが、とても、印象的だった。

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    2021年05月29日
  • エヌ氏の遊園地

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    今回も奇想天外なオチを存分に楽しませてもらった。よくもまあ、こんないろんなパターンで、ショートショートを書けるものだと感心してしまう。

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    2021年05月18日
  • ボンボンと悪夢

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    ずっと読んでると結末が予想できたりするけれど、予想していたより少し上の終わり方になるから一話読み終える度 やられた と思う。

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    2021年05月13日
  • 悪魔のいる天国

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    ショート作品36編を収めた一冊。「夢の都市」では、繁栄の裏に潜むはかなさがテーマ。他にも時代を感じさせない、読み応えのあるお話が詰まっています。『ボッコちゃん』と並び、星さん入門にいかがでしょう。

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    2021年05月18日
  • 盗賊会社

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    初めての星新一。大変読みやすく面白かった。
    昭和60年発行というのが信じられない。この本の内容が現実になり、過去となる時代も来るのかしら。

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    2021年05月04日
  • 城のなかの人

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    星新一さんといえば、SFのイメージがありますが、本書はそんな星さんの珍しい(?)時代モノ短編集です。
    5編が収録されていますが、どの話も展開の絶妙さといいますか、持っていき方が上手くて、皮肉の効いたオチとなっております。
    第四話「すずしい夏」は、内容的に結構残酷で、正直、地獄なのですが、展開の仕方が巧みなので、こんなに酷い話をサラっと読ませてしまうというところに不思議と感心してしまった次第です。
    個人的には、表題作「城のなかの人」が好きでした。戦国最後の貴公子・豊臣秀頼の生涯が描かれているのですが、秀頼の特殊な育ち方故の繊細さが、淡々とした描写だからこそ伝わってくるものがあって、秀逸だと思いました。

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    2021年03月30日
  • 明治・父・アメリカ

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    どんな困難でも愚痴を言わず乗り越えてほとんど裸一貫でアメリカでコロンビア大学て修士号を取り、後藤新平、伊藤博文、新渡戸稲造など錚々たる偉人と交友し可愛がられた人物伝。
    古き良きアメリカの公衆道徳、独立自尊の精神、いいアイデアを認める社会像が印象的であった。
    短編SFで知っている星新一氏がご自身のご尊父については書き上げた。
    息子にも読ませたい良本。

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    2021年03月27日