星新一のレビュー一覧

  • 妖精配給会社

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    どの話も少し現実場離れした世界が舞台だが、そうした舞台で繰り広げられる話がどこか現実にも繋がっている部分があってドキッとさせられる。
    「ひとつの装置」「週末の日」がお気に入り。
    星さんのショートショートは軽快な文体で微妙な後味の悪さがあるのが好きだなと思う。結末を読むと「あーあそうなっちゃうか」と思うと同時に、どこかにやっとするような気持ちになる。

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    2016年04月30日
  • エヌ氏の遊園地

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    たぶん、中学か高校以来の星新一さんのショートショート。
    それでも変わらず出あえたのが、読後のあのニヤリ感。
    また、「逃走の道」にゾッとしたり、「うらめしや」に落語のようなリズムと匂いを感じたり。

    サラッと読めるのにちっとも薄っぺらでない間違いのなさ。
    楽しめました。

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    2016年04月17日
  • ありふれた手法

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    久しぶりに読んだショートショート。
    気軽に読めそうで、背筋がぞくっと来る部分もあり、読み始めると背がピンとなることもあり。
    長編小説もいいけど、たまにはこういうのも読んで幅を広げなくては。

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    2016年02月03日
  • おせっかいな神々

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    こんなにショートショートが詰まってこんな破格なお値段で買えるだなんて。
    あまり長い時間本読むのが苦手、そういう人にとっても星先生の本は優しいですね。

    「出来心」、「古代の秘法」、「死の舞台」、「税金ぎらい」、「夜の事件」、「効果」あたりが特に好きです。

    何回も読み返して何回も騙されたい。そんなお話が詰まってました。

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    2016年01月03日
  • 夜のかくれんぼ

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    今回も相変わらずのブラックユーモアあふれる作品でしたが、ちょっとバッドエンド気味なのと意味がよくわからなかったものがあったのでいつもより★ー1にしました。
    「こんな時代が」「幸運の未来」「幸運の方式」「違和感」
    「追われるもの」が印象的でした。
    特に「幸運の方式」はどんなホラーよりも現実味があって
    怖く感じてしまいました。今、主人と幸せな生活を送っているのでうかうかしてしあわせ怪獣が出てきそうで怖いです。

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    2015年11月24日
  • 天国からの道

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    ブラックユーモアのきいた話が多い印象。ほかに読んだ星作品が二冊だけなので、最後にまさかな終わり方をするショートショートが多いとしか思っていなかっただけにこの一冊にはやられた。
    表題の最後の一行はなんとも怖い。神様とか天使って人を見守るって印象しかなかったけど、天使によって徹底管理された世界というのも嫌だなあ。
    禁断の実験もタイム・トラベルした過去世界で起こらないはずの出来事を起こすという禁忌を描いたものをはじめSFを扱ったものが多い。今までの作品よりも少しだけ大人が読むことを意識した作品選びになっている。

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    2015年11月23日
  • 人民は弱し 官吏は強し

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    星新一の父である星一の活躍を描いた伝記である。 星一のたぐいまれなる手腕と人格で頭角を現していくが、官吏から嫌われたことで執拗ないやがらせをうけるはめになる。 「出る杭は打たれる、出すぎても打たれる、出なくとも打たれてしまう」と当時の日本ばかりでなく現代の日本にも当てはまる非常に興味深い。 当時と現代は社会の雰囲気としては依然して変わらないところが多いのだと実感させられた。

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    2015年10月19日
  • ひとにぎりの未来

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    近未来SF。ショートショート。
    どの話本当にありそうで怖い。
    星さんのショートショートはSFものが好き。

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    2023年10月27日
  • つぎはぎプラネット

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    本を読むのは面白いって教えてくれた、星新一さん。5ベージのSF。シニカルな笑い。いい意味でスッキリできない読後感。

    この本に収められている話は、星新一さんの中でも特に短いものが多い。本の後ろには、読破の証明書。星新一さんのサイン。

    最近、雑貨なんかを置いてるオサレ本屋に『つぎはぎプラネット』置いてるの見るけど、星新一デビューには向かないかなぁ...
    小学生向けの小説に違和感を感じるかも。
    デビューはやっぱり『ボッコちゃん』だと思う❗️

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    2015年08月07日
  • おせっかいな神々

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    懐かしいです。

    中学生の頃、読んだんじゃなかったかな。
    確かこれが、私の「初星新一」でした。

    私はこの中の「隊員たち」という話に出てくるペットの名前「キッピちゃん」がインパクト強すぎてどうしても忘れられず、ゲームのプレイヤー名にしたり、子供たちを意味なくその名前で読んだりと使わせてもらっていました。

    他にもマスコットの話とか、サービスとか、「あー、読んだな~これ」と思い出す作品いっぱいでした。

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    2015年08月05日
  • つねならぬ話

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    星新一さんの本の中で一番難しかったように思います。ショートショートもまたまたその中でもショートなお話ばかりです。宇宙人や空飛ぶ円盤が出てくるのは時代なのでしょう。
    でも、まちのいたるところに監視カメラが設置され、見張られているような気のする現在の様子を見事に言い当てていると思います。

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    2015年05月09日
  • 凶夢など 30

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    おもしろかったね!基本的に全編よかったけど、
    【捕獲した生物】が一番好き。それと、
    どれの最後かは言いませんが、

    " 青年はふと思った。
    もしかしたら、わけはわからないが、ぼくはなにか好ましくない循環に巻き込まれたのでは……。 "

    ここ最高!

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    2015年05月01日
  • 明治の人物誌

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    ぅん、意外にも面白かった!
    意外っていうのも失礼ですけど。天下の星さん捕まえて。
    たまたま、歴史小説的なものに興味を持ち、かつ、星新一を久しぶりに読もうかなと思ったときに見つけた本。
    星さんがこういう本も書いていたなんて知らなかったなぁ。

    対象人物の抽出基準は、星さんのお父さんとのつながり。
    なんか、野口英世とか、完全に昔の偉人、というイメージなんですが、そんな人材が、今生きる人の(いや、まぁ今や亡くなっていますが)お父さん時代というレベルの人??と思うと、なんだか不思議でした。
    そして、一般的にはレアな人であっても、星さんのお父さんとのつながりを基に光が当てられているので、へぇこんな人がいたのか!と(著名でない割にやっていることはなかなかすごかったりする)、なんだか面白かった。
    対象者は、
    中村正直
     西国立志編←これは要は翻訳なんですが、当時の、なんていうか向学の啓発本に近い。かなり面白く、ベストセラーな感じになったらしいよ。なるほど。そんなのってあんまり歴史の授業じゃ習わないからね。そういうのを一緒に習えたら(そこまでは時間が足りないことも重々承知しつつ)面白く定着するだろうに。
    野口英世
     彼がお金にだらしなさすぎた(!!)のは、結構びっくりだったなぁ。
    岩下清周
     やり手の銀行マン。中小企業等も義侠精神で育て続け、受付に女性事務員を置いたさきがけ、森永製菓の見込み育ての親(融資ってことよ)だったり、湯川秀樹の父親の病院を見込んで大きくしたのも彼だったり、関西の鉄道を育てまくったり。なんと生駒のトンネルを掘ったのも彼らしい。原首相と親密と見られて政治に巻き込まれひどい道をたどったとか。
    伊藤博文
     言わずと知れた人ですが。以外にも、権力に執着はなかったみたい(だから、うん辞めるわー、みたいな感じで首相を止めて、でもまた担ぎ出されて、結局4内閣作ってたり。)。親露派。結構中庸を好む感じの穏健派だったみたい。満州で頑張ったりとかしてた。鉄道を初めてひくことを推進したのも彼。天皇からも頼りにされていたとか。でも女好き(笑)。
    新渡戸稲造
     少年時代は正義感でもって暴れん坊だったらしい。でも、今後は学問が重要、という時代で、農業をおさめ。札幌農学校に進学→キリスト教徒になる→渡米・フレンド派→米国人奥さん、札幌農学校校長、中学や高校の校長も務め、非常なる穏健派で周りから尊敬・信頼を集める。インフルエンザが流行った時、学生に朝礼で、無事ですの一言でもいいから親にはがきを出しなさい、と言ったりしたとか。連盟の時も、周りからも信頼され、数々の議長等したって。武士道。
    エジソン
     この人は、大量に発明したらしい!電気のイメージが強かったけど、電気も、蓄音機も、映写機も!なんかものすごい勢いで発明王だったらしいことに驚き。だけど、どれも執着することはなく、また、事業化の才能はあまりなかったみたいで、とにかくずっと発明してたみたい。
    後藤猛太郎(たけたろう)
     伯爵。お資産のお父さんの会社を資金的に助け書く出した人。スーパーダメ男だったらしいけど(ほんと、なんでこの時代はこういう人が多いのだ???遊びすぎ。)、そのときやっと設けて安定したらしい。
    花井卓蔵
     当時の超社会派弁護士。徹底的に調べ上げて、正義を貫いたとか。当時の官憲の時代の中で。また、恐らく刑法の基礎も築いたひとっぽぃ。
    後藤新平
     医者。国家衛生原理。朝鮮半島からの引き上げ兵の検疫など完璧にやり遂げた。国家も人体と同じで、病と原因がある、として、めちゃめちゃ国家の基礎を作りまくった人。台湾と東京。すごい。
    杉山茂丸
     表に出る役回りの人では全くなかったが、政界の裏側でいろんな人を陰で動かし、何気にもしかしたら思うように世界を動かしていたかもしれない人。。

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    2015年03月29日
  • おみそれ社会

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    相変わらず、氏の作品は安心して読むことができる。文字を読みたい、少し物語に溶け込みたい、そんなときに愛用できるのだ。

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    2015年03月24日
  • おのぞみの結末

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    全体的にいいけど、
    やはり親しげな悪魔がいいよねえ。
    数回口に出して「なるほどね」って言ったよ。

    トイレに置いときたい小説ランキング1位。

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    2015年03月19日
  • ご依頼の件

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    ネタバレ

    『タブー』

    『ご依頼の件』

    『れいの女』

    『夜の会話』

    『真相』

    『初夏のある日』

    『防止対策』

    『くしゃみ』

    『アリバイ』

    『外郭団体』

    『出現したやつ』

    『ある休日の午後』

    『待遇』

    『たのみごと』

    『気の迷い』

    『静かな生活』

    『才能』

    『話し声』

    『あるシステム』

    『新しい車』

    『こころよい相手』

    『むこうの世界』

    『運』

    『組み合せ』

    『都市化現象』

    『金銭と悩み』

    『出張』

    『退院』

    『マドラー』

    『バーであった男』

    『ひと仕事』

    『文字が…』

    『おととい』

    『もらった薬』

    『西風』

    『輝く星』

    『やつらのボス』

    『依頼はOK』

    『結晶』

    『窓の奥』

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    2015年02月05日
  • どんぐり民話館

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    星新一さんのショートショート集、半分くらい読んでいますが、今の所これが一番好きです。
    好きな作品ランキングに出てくるようなキレのある作品はないものの、いかにも星新一らしいシニカルさと、円熟した人生への見方が同居しており、一編ごとに違った魅力がある短編集です。
    目新しい感じをお求めならお勧めはしませんが、力みを全く感じさせない筆致は1001編越えならでは。見事としか言い様がありません。
    人生の大先輩が孫に語る物語。そんな感じを受けました。
    個人的には「影絵」と「応対」が好きです。

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    2014年12月04日
  • 凶夢など 30

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    電車をつかったちょっとした出張なんかにビッタリ
     いつも思うのですが星新一さんほど毒にも薬にもならない、そのくせ面白い短編を作れるひとはそういないんじゃないかと思います。電車をつかったちょっとした出張なんかにビッタリで小一時間くらいは簡単に過ぎちゃいます。
     この作品は40才くらいのおとこのひとがい〜ぱい出てくるなんだか変な夢のお話でした。

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    2015年03月18日
  • 人民は弱し 官吏は強し

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    星新一さん(ショートショートで有名)の父親を中心とした話。こんな人の子供だから、子供の自由な発想になるのかな?
    まぁ、今も昔も、菅!あっ!間違えた!官は腐っとる!
    ※前の首相です!まさか、同姓の人が首相になるとは(*_*)

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    2020年10月03日
  • ごたごた気流

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    『すなおな性格』『重なった情景』『追究する男』『門のある家』がお気に入り。

    『門のある家』各人がその場その場で与えられた役目を果たしていれば、社会はうまく機能するのだと感じた。入学から卒業までの生活を懐かしみ、卒業後に母校での生活に戻りたいと思う感覚に似てる。

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    2014年10月08日