星新一のレビュー一覧

  • つぎはぎプラネット

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     星さんの未収録作品が読める! うかつにも本書を知らなかった。初版の時期は和田誠がご存命だから、カバーイラストを任せればよかったのにと思う。
     読む。星新一が作品集から外した理由が見えてくる。児童向けは食い足りないし、未来の快適な1日を描く同工異曲の話が4つほどあった気がする。
     しかし、作品の終りに掲載誌が明記されているのは興味深い。PR誌の依頼なのか、作者が合わせたのか、裏の事情が読み取れてくる。
     解説。作品採択にまつわる苦労ばなしは面白い。

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    2021年09月01日
  • 人民は弱し 官吏は強し

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    ネタバレ

    読後、決していい気分にはなりません。
    今は当時より政治腐敗は少ないであろうかとは思いますが、官吏というものは数年ごとに役職が変わるものであり、“多忙のため“引き継ぎもずさんに行われている現状があるかと思います。

    その上、本作では、当時の日本の発展に尽力し、新しい薬剤等の自給自足等苦慮した主人公。
    それを、政府方とズブズブの関係にある日本の製薬会社にあの手この手で、行政の権力を持って剥奪されていくものです。

    主人公の無念さが心に染みてなりません。
    国家権力による、1個人への虐待のお話です。

    残念ながら下っ端の公務員は上層部の意図を知らされず動きます。

    正論をかます主人公に、政府高官はいい

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    2021年08月25日
  • 妄想銀行

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    2021/07/14

    登場人物に重きを置くわけでなく、ストーリー・話の流れが重要だからか、人物描写がほぼなくあっさり読める。刺激が多い一日を過ごした後に読むには、目まぐるしくてちょっと疲れちゃうかもだけど、育休中のわたしにはちょうど良いわくわく感。いっぱいコント?漫才?でも見てるかのような気分。

    収録作品では、妄想銀行、小さな世界、宇宙の英雄
    のあたりが面白かったなー。
    宇宙船とかたくさん出てくるのと、こんな商品あったら面白いなーというのが言語化されてるのが特徴かな。

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    2021年07月14日
  • 竹取物語

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    竹取物語を星新一さんなりに現代役してある。
    堅苦しくなくとても楽しく読める文章であった。
    最後に竹取物語の原文が載っている。

    今は昔、竹取の翁といふもの有りけり。

    お爺さんとお婆さんと同じくらいミカドが重要な登場人物だった。

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    2021年06月06日
  • 明治・父・アメリカ

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    明治の立志伝。当時の人物がいかに高潔であり志が高かったのかが伺える。スクールボーイとしていろんな家に住み込み労働をする場面などが、とても、印象的だった。

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    2021年05月29日
  • エヌ氏の遊園地

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    今回も奇想天外なオチを存分に楽しませてもらった。よくもまあ、こんないろんなパターンで、ショートショートを書けるものだと感心してしまう。

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    2021年05月18日
  • ボンボンと悪夢

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    ずっと読んでると結末が予想できたりするけれど、予想していたより少し上の終わり方になるから一話読み終える度 やられた と思う。

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    2021年05月13日
  • 悪魔のいる天国

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    ショート作品36編を収めた一冊。「夢の都市」では、繁栄の裏に潜むはかなさがテーマ。他にも時代を感じさせない、読み応えのあるお話が詰まっています。『ボッコちゃん』と並び、星さん入門にいかがでしょう。

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    2021年05月18日
  • 盗賊会社

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    初めての星新一。大変読みやすく面白かった。
    昭和60年発行というのが信じられない。この本の内容が現実になり、過去となる時代も来るのかしら。

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    2021年05月04日
  • 城のなかの人

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    星新一さんといえば、SFのイメージがありますが、本書はそんな星さんの珍しい(?)時代モノ短編集です。
    5編が収録されていますが、どの話も展開の絶妙さといいますか、持っていき方が上手くて、皮肉の効いたオチとなっております。
    第四話「すずしい夏」は、内容的に結構残酷で、正直、地獄なのですが、展開の仕方が巧みなので、こんなに酷い話をサラっと読ませてしまうというところに不思議と感心してしまった次第です。
    個人的には、表題作「城のなかの人」が好きでした。戦国最後の貴公子・豊臣秀頼の生涯が描かれているのですが、秀頼の特殊な育ち方故の繊細さが、淡々とした描写だからこそ伝わってくるものがあって、秀逸だと思いま

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    2021年03月30日
  • 明治・父・アメリカ

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    どんな困難でも愚痴を言わず乗り越えてほとんど裸一貫でアメリカでコロンビア大学て修士号を取り、後藤新平、伊藤博文、新渡戸稲造など錚々たる偉人と交友し可愛がられた人物伝。
    古き良きアメリカの公衆道徳、独立自尊の精神、いいアイデアを認める社会像が印象的であった。
    短編SFで知っている星新一氏がご自身のご尊父については書き上げた。
    息子にも読ませたい良本。

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    2021年03月27日
  • かぼちゃの馬車

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    絶妙にきいた風刺の背景に
    不思議と漂う絵本のような可愛らしさ

    これをショートショートで
    届けられる 流石 星新一

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    2021年03月22日
  • 午後の恐竜

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    星新一のショート・ショートは1話10〜20枚くらいでさらさらと読めてしまうけど、どの話もオチの奇想天外さや、社会への皮肉などが上手いこと散りばめられている。

    時期風俗な言葉を用いずに誰にでも分かる簡素な設定になっているからこそ、登場人物を想像することも、それになりきることも容易なんだろうな、と。
    登場人物と共にその世界で起こる不可思議な現象に戸惑い、結末で明かされるオチの爽快感たるや、推理小説の読後のような納得感に浸ることができる。

    電車での移動時間や、ちょっとした待ち時間に読むのにぴったりな作品だなと感じる。

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    2021年03月13日
  • ひとにぎりの未来

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    ダークなものが結構多いから、最後のオチすごい楽しみになる〜!未来への恐怖、実際に起こりうるかもしれないからSFなのに怖くなっちゃった

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    2021年03月12日
  • 宇宙のあいさつ

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    久々に星新一のショートショートを読んだ。
    移動時間のちょっとした時間に読むのに最適。

    言葉と言葉の組み合わせは経験してのみ生み出される、のような記述。
    今はランダムに単語を組み合わせるアプリもあって、それでできたランダムな言葉の組み合わせを題材にショートショートを考えるのも面白そうじゃないかな。

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    2021年03月11日
  • さあ、気ちがいになりなさい

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    表紙買いしてから、大昔中学生の頃読んだ「火星人ゴーホーム」の著者だと知ってびっくり。
    戦前戦後くらいのSFなのに、古さを全く感じないのは星新一の訳のせいかな?
    静かな狂気、引き込む物語、読後の満足感。買ってよかった。

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    2021年02月15日
  • 悪魔のいる天国

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    「人間のイマジネーションってすごい‥!!!」

    ‥‥というのが地球に住んでいるおそらく地球人である私の感想です。

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    2021年02月08日
  • 午後の恐竜

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    とにかく発想力が凄くてどの話にも引き込まれてしまうような魅力がある。
    オチがしっかりしているものもあればそうでないものもあり、風刺の効いたものもあれば、未来社会への警告をしているものもある。
    ユニークな話が多く、私はとても好きです。

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    2021年02月02日
  • 凶夢など 30

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    星新一さんといえば宇宙人系のSFが多いですが、こちらの一冊は「世にも奇妙な物語」のような系統の話が多く、飽きずに楽しめました。

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    2021年01月07日
  • ごたごた気流

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    ネタバレ

    短編集。さらっと読めてひとつひとつの話が味わいあり。
    世にも奇妙な物語に出てきそう!

    なんでもない・・・君は狂ってる
    見物の人・・・監視される世の中
    すなおな性格・・・占いにすなお
    命の恩人・・・ブサイクな妻がいれば幸運が起きる
    重なった情景・・・自分の見てた夢が逆転
    追跡・・・宇宙人のいたずら
    条件・・・美貌を保つために幸運を捨てた男の話
    追求する男・・・全てを投げ捨てて藤川を追求した男の物語
    まわれ右・・・5年後から時をさかのぼってくる男の話
    品種改良・・・不老長寿の回虫の薬。
    門のある家・・・定められたお家の人の入れ替わりの物語
    ごたごた気流・・・事件発生機を使った記者の男と親バカの話

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    2021年01月03日