星新一のレビュー一覧

  • ノックの音が
    これ中学の時めっちゃ読んでたわ~と思い出して再読したんだけど、10年以上たった今でもニヤッとしちゃう。ちょっとブラックな終わり方するのが好き。
  • さあ、気ちがいになりなさい
    アメリカの作家「フレドリック・ブラウン」の短篇SF作品集『さあ、気ちがいになりなさい(原題:Come and Go Mad and other stories)』を読みました。

    ここのところSF作品が続いていますね。

    -----story-------------
    ショートショートの神様による名...続きを読む
  • マイ国家
    子どもの頃は「面白いSF小説」と思ってハマって読んでいたけど、本当はかなり哲学的。
    「マイ国家」は現実の国際紛争や戦争って結局はこーゆーことなんだろうと思うし、どのストーリーも読みやすくて分かりやすいけど、人間の本質をついています。
  • 悪魔のいる天国
    玉木宏さんの初監督映画(WOWOW)が、星新一さんのショートショートに似ているという感想を見て読んでみた。確かにおんなじような雰囲気。

    単純に一つ一つが短くて、読みやすい。移動中の読書にぴったりだった。
  • きまぐれロボット
    短編集のようになっていておもしろい。
    こどもも好きそう。小説初心者ですがサラサラ読めました。
    ほのかにじんわりくるゆるいSF。
  • 午後の恐竜
    ある人から数年前におすすめされた一冊。
    おすすめされるまで星新一という作家を知らなかったのでどのような作品か知らなかったけど、いざ読んでみるとただただ着眼点がすごいなぁって、どの作品もとても面白かったです。

    カート・ヴァネガットの作品に似てるかもなぁって思いました。
    まあ、どちらもショートショート...続きを読む
  • 宇宙のあいさつ
    60年以上?も昔の本だとは思えない想像力に溢れた面白い本だった。星新一らしい斬新で不思議な独特な世界観があって良き。
  • おせっかいな神々
    『ようこそ地球さん』に心奪われて、早速『おせっかいな神々』を手に。星新一のショートショート三原則(セックスネタ、時事ネタ、残酷ネタを扱わない)が深みにハマってしまい、またもや一気読み。ちょっとズルいこと考えたり、楽な道を選ぶと必ず神様がみてて、ちょっかい出してくる。宇宙ネタの『ようこそ〜』に対してこ...続きを読む
  • さあ、気ちがいになりなさい
    フレドリック・ブラウン初めて読んだけど内容と星新一の文章の相性がよすぎる、めちゃくちゃ贅沢だし天才の組み合わせだった。
    特に子どものいたずらが思わぬことに発展する「おそるべき坊や」が好き。
  • 妄想銀行
    ショートショートなのでとても読みやすい一冊でした。

    個人的には「黄金の惑星」「繁栄の原理」が好きです。

    短いからといって侮るなかれ。
    どことなく「キノの旅」を連想しました。
  • ようこそ地球さん
    「ぽっこちゃん」と並ぶ星新一入門的一冊。宇宙関連のショートショートが多め。最後の1行までオチがわからない話も多く面白い。昭和30年くらいの宇宙観を想像し、当たってること当たりそうもないことを楽しむのも一興(笑)「処刑」「廃墟」「悪を呪おう」「通信販売」「復讐」あたりが好きだった。
  • ご依頼の件
    星新一の作品全体に言えることだが、時代を超えて面白い。何十年も前に書かれたものなのに古さを感じない。
    本人もそのような意図があることをあとがきで言及している
    (今回は珍しく作者本人があとがきを書いている!)
  • 竹取物語
    一人暮らしをしていた時に、家で一人で観た、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」が忘れられません。久石譲の「いのちの記憶」という主題歌も素晴らしく、感動で涙が止まりませんでした。

    日本橋丸善の2階に、スタッフさんお薦めの古典シリーズコーナーが開設されていて、星新一さんが竹取物語の本を出していたことを知り、...続きを読む
  • エヌ氏の遊園地
    星新一さんのショートショートを読むたびに不思議に思うのが、どうしてものの5ページから最長でも10ページ程度の中に「登場人物の人となり」と「事件の発端と顛末」を説明口調ではなく盛り込みつつ、話を起承転結させることができるのか、ということ。それが即ちショートショートの神髄なわけで、その種が分かれば苦労は...続きを読む
  • 未来いそっぷ
    小4の息子に寝る前に読み聞かせしていた本。
    冒頭にイソップ童話のパロディが7編。これがとにかく面白い。教訓まであって最高にクール。
    その後はショートショートが33編。笑えるものからしんみりするものまで色々揃っているので最後まで楽しい。解説は新井素子氏。→

    2.3ページの超ショートショートと15ペー...続きを読む
  • きまぐれロボット
    簡単な言葉と短い文章で良くここまで書けたものだと驚きました。
    星新一の持っている普遍性は、時が経っても色褪せないだろうし、世界中の人にとっても面白みを感じられるのではないかと思いました。

    ショートショートもSFも星新一もほとんど触れてこなかったので、これを気に少しづつ触れていけたらなと思っています...続きを読む
  • 盗賊会社
    おもしろい!読みやすい!
    現代社会への風刺をこめた、滑稽かつ斬新な角度からの星新一ならではの斬り口が痛快。
    それでいて一話あたりのページ数がほぼ5〜6ページもかなり短く読みやすい。
    星新一入門編としてもおすすめしたい一冊。
  • ちぐはぐな部品
    以下本当に個人的な感想

    夜の音 が何気に好きかもしれん。最後を読んだ瞬間「トイレやんけ!!!」って突っ込んじゃった

    抑制心 もいいねえ!こっちを見ながら語りかけつつショートショートの長さで何が言いたかったかきっちり伝えてきたうでワッてなる感じ!いいね〜すきだな〜

    最後は…なんか淋しくなっちゃっ...続きを読む
  • だれかさんの悪夢
    昭和56年に発行されていたことに驚いた。現代に通じる話がたくさん。時代が変わっても人間の本質は変わらないのだな…。

    印象に残った言葉。
    「 気力は記憶なりだよ 。気力とは、この世や人生に対するいい記憶の集積から生まれてくるものだ。」

    事故に遭い重症になった男に試された気力発生装置。
    この装置が作...続きを読む
  • 妖精配給会社
    星新一氏のショートショート35編を収録。似た設定の作品が多いがいずれのオチも被ることなくユニーク。シニカルでウィットに富んでいて最後の数行でニヤッとさせられる。著者は生涯を通じて1001編を超えるショートショートを生み出しておりすらすらアイデアマンが湧いてきたのだろうと思いきや、あとがきを読めばなか...続きを読む