星新一のレビュー一覧

  • 悪魔のいる天国

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    ボッコちゃんを読んだ後の2冊目 同じ短編が何個もあって少々ガッカリ でもあとがきにご了承くださいと書いてありました 立て続けに読んだので少し時間を置いてまた手にとってみようかな

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    2025年12月07日
  • おのぞみの結末

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    1976年初版の、ブラックユーモアに溢れるショートショートを11編集めた短編集。

    星新一さんの短編集をしっかり読むのは初めて。
    読んでいる途中で巻末から初版の年を確認し、約50年前に書かれている作品であることに驚かされた。
    書かれた当時の時代を感じさせるような描写は、セリフのやたら古めかしい口調と現代ではあまり使われない固有名詞(易者など)くらい。
    物語自体の設定や展開、テーマ等は現代の作品で描かれても違和感のないようなものばかりで、改めて星さんの凄さを感じた。
    特に、現代にも通ずるような風刺の効いた展開のショートショートが好みだった。
    全体的に読みやすく、他の短編集も読んでみたいと思った。

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    2025年12月07日
  • ようこそ地球さん

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    友達が貸してくれたよー!!!
    初の星新一作品、こういう感じなんだー!!

    ショートショート盛り沢山で読みやすいし、当たり前だけど1つ1つの話がすぐ終わるから読んでて飽きるとかなくていいね〜。
    でも星新一はこういう作風なの?皮肉というかなんかあぁ〜…みたいなのが多くて、わかるよぉって感じでした〜。
    てか星新一の頭の中がすごい。こんなお話をめちゃくちゃたくさんしかもこの作品に収録されてないものもあるんだと思うとどうなってんだろうと思った!!


    【以下ネタバレ含むそれぞれへの感想】






    《霧の星で》こいつやばすぎるー

    《水音》「ビンは捨てたよ。もう、おまえの飼い主じゃあないんだ。友だちだ

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    2025年12月04日
  • ノックの音が

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    ○一つ一つの物語が濃い
     1つの物語で10ページ弱のボリュームなのに、どれも結末がよめず、意外な結末が待っている。読み進めていくうちに、「この人物はこれに関わっているのか?」や「この人物が鍵を握っているな」などと考えてしまい、それを裏切ってくるところが面白かった。

     少しずつ読み進めるもよし、一気に読むのもよし。

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    2025年11月23日
  • マイ国家

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    星新一。ずいぶん昔にショートショートを何編か読んだけど、一冊読み通したのは初めて。やはりおもしろいなあ。
    文章にまったく無駄がない。簡単な言葉のみで、あっと驚くお話を書いている。ふふっと笑わされるところもある。すごい。
    言葉遣いや雰囲気などからは、古臭さも当然感じる(昭和43年刊行)けど、小説としてのおもしろさは、ぜんぜん損なわれていない。
    イラストもいいね。

    以下、収録作品。「いいわけ幸兵衛」が好きだ。
    ・特賞の男
    ・うるさい相手
    ・儀式
    ・死にたがる男
    ・いいわけ幸兵衛
    ・語らい
    ・調整
    ・夜の嵐
    ・刑事と称する男
    ・安全な味
    ・ちがい
    ・応接室
    ・特殊な症状
    ・ねむりウサギ
    ・趣味

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    2025年11月23日
  • ボッコちゃん

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    霜降り明星のANNの「一行」と言うコーナーで今まで何となく名前を聞いたことがあった星新一さんがショートショートの名手であることを知り読んでみました。サスペンス映画のように最後の一行で内容が逆転する切れ味抜群のショートストーリー集でした。満足です。

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    2025年11月22日
  • 盗賊会社

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    「無料の電話機」という話に感心した。
    電話代を無料にするが、時々流れるCMを聞かなければならない。
    そのCMが凄い。
    相手が黙ってしまうと「補聴器」のCM
    商売の儲けが少ないと言えば「経営コンサルタント」のCM
    息子が結婚すると言えば「式場」のCM
    といった具合に、会話の内容に応じたCMが流れる。

    今のWEBと同じ仕組みを先取りしているではないか。
    先日、加湿器をいろいろと検索したら、ここしばらく加湿器の広告が毎日表示される。
    興味がありそうな情報を提供する仕掛けを、60年も前にタダ電話でやってのけている。

    星新一のショートショートには、ロボットやコンピュータがよく出てくるが、作品が書かれ

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    2025年11月22日
  • 妄想銀行

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    1カ月前に読んだ「きまぐれロボット」は児童向けで、1つの話が5ページほどだったが、
    本書は1話10ページ程で、想定読者の年齢も中学生寄りかと思う。

    星新一だから軽く読もうと思っていると、しんどさを感じる30ページの長さの話もあった。

    本のタイトルにもなっている「妄想銀行」が面白かった。
    妄想吸い取り装置を作った博士が妄想銀行を経営している。
    手数料を取って人が持っている「妄想」を吸い取り、カプセルに封じ込めて保管する商売だ。
    カプセルを飲むとその妄想に憑りつかれる。
    顧客の要望に合った妄想が手に入るとそれを売ることでも儲けられる。

    博士は自由に妄想カプセルを使うことができる。
    ある時博士

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    2025年11月22日
  • ボッコちゃん

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    人間の暗さ、どうしようもなさ、をとにかくユーモアに書いている。
    最後の地球人だけ、テイストが今までと違く悲しく少しの希望に満ちる、そんな気持ちになった。
    筒井さんの解説も魅力的。

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    2025年11月18日
  • 竹取物語

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    みんなが知っている
    竹取物語だか本は読んだことが
    少ないはず
    内容は分かりやすく、星新一テーストが
    濃い‼️(いい意味)
    サクッと読めます

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    2025年11月18日
  • ひとにぎりの未来

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    「コビト」怖い。「お待ち下さい」はファーストコンタクトものとして秀逸ではないか。「進歩」「番号をどうぞ」「はい」などもいろいろ考えさせられる。
    以下、収録作品一覧
    ------------------------------
    コビト
    古びた旅館で
    怪盗X

    にこやかな男
    お待ち下さい
    拳銃の感触
    異変
    愛の作用
    成熟
    はじまり
    遠距離通勤時代
    爆発
    うちの子に限って
    極秘の室
    第一部第一課長
    代償
    新しい装置
    かくれ家
    感謝の日々
    妙な幽霊
    流行の病気
    進歩
    依頼主
    番号をどうぞ
    気の毒な症状
    ある建物
    犯罪の舞台
    破滅の時
    幸運の副産物
    なわばり
    くさび
    お祈り
    世界の終幕
    帰郷の手続き

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    2025年11月17日
  • ボッコちゃん

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    星新一ワールドを垣間見た気がする

    印象深かった話
    おーいでてこい 現代社会に対しての風刺がすごい
    親善キッス ユーモアのかたまり、そんなことある?!
    肩の上の秘書 chat GPTすぎる
    最後の地球人 アダムとイブの逆をいく最後はとんでもない発想だなと思う

    宇宙船、強盗の話が多い

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    2025年11月14日
  • ボッコちゃん

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    こんなに短い文章で、次がどうなるかワクワクさせる展開、そしてときに読後に人間の本質について考えさせられる。そんな話が50個もつまった非常に濃密な短編集。

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    2025年11月10日
  • ご依頼の件

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    ショートショート、いつも助かってます。
    また長編に疲れ気味だったので、一休みに。

    それにしても、どれもこれも一癖も二癖もあるお話ばかり。今回はちょっと不安な気分になるものが多かったけど、意表をつかれる結末ばかりで、さすが星新一先生のショートショートです。

    最後のお話「窓の奥」は、不安になるお話の代表。怪しいところには気になっても近づかないようにしようと心に決めました。

    ただ、本冊で1つ、オチの意味が分からないお話がありました。「初夏のある日」というお話ですが。
    分からないのは自分だけなのか?違う意味で不安になりますw

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    2025年11月09日
  • ボンボンと悪夢

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    数が多いから刺さるものも刺さらないものもあるから自分の好きな話だけをふらっと読むんだり寝る前に読むのにちょうどいい

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    2025年11月07日
  • ようこそ地球さん

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    本屋さん巡りの最中にプレミアムカバーの綺麗なブルーが目に入って、そういえば星新一って読んだことないなと思って購入。
    全体的に皮肉めいているけどコメディ的な皮肉から切ないものまでさまざまな雰囲気の作品が楽しめる。
    以下個人的にお気に入りだった話(目次順)

    ・天使考
    …お役所仕事の天使たちって発想がまず面白いしそこから民間企業みたいになっていく過程や人間味あふれる姿がなんだか愛おしい(でも自分が死んだ時にこんな天使が迎えにきたらちょっと嫌)

    ・思索販売業
    …オチが秀逸。

    ・霧の星へ
    …若干胸糞悪い気がするけど退廃的な雰囲気は好き。

    ・開拓者たち
    …家族愛と残虐性の共存、歪だけどいざ同じ状況

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    2025年11月04日
  • ようこそ地球さん

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    ネタバレ

    新潮文庫のプレミアムカバーである
    目の醒める爽快な青空の表紙に惹かれて。。。

    星新一先生の短編集といえば、
    学生時代に幾度となく読んでいたので
    改めて久しぶりに読んだなぁ〜
    短編なのに面白い設定が多くてオチも良く、
    もっと長編でも読んでみたいなぁと
    思ってしまう作品の数々だった…!!

    どれが1番面白いかと言われると
    難しいところではあるが、
    色々な宇宙人が出てくるのは
    単純に面白かったなぁと思う!
    地球や宇宙の設定がそれぞれあって、
    どれも豊富なアイデアにワクワクする♬









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    2025年10月28日
  • エヌ氏の遊園地

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    ネタバレ

    星新一といえば、登場人物の代表は「エヌ氏」
    同一の人物ではなく全て別人。

    「エヌ氏」は星新一作品の一割以上の130作品に登場するそうだ。
    この本のタイトルに「エヌ氏」が入っているが、エフ氏やエム氏も出てくるし、「エヌ氏の遊園地」という作品もない。

    星新一氏の作品は1000以上あるが、1割強しか「エヌ氏」が登場しないのは思ったより少ない。
    残りの900は、「エヌ氏」以外が主人公ということになる。
    調べてみようと思ったら「星新一作品登場人物索引」という本を見つけた。
    読んだら別途レビューします。

    さて、本書の作品も相変わらず古さを感じさせない内容が満載だ。

    詐欺にあったエヌ氏が落ち込んでい

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    2025年10月25日
  • どこかの事件

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    目次
    上役の家
    入会
    公園の男
    消えた大金
    あいつが来る
    味覚
    となりの住人
    カード
    ポケットの妖精
    職業
    経路
    うるさい上役
    ビジネス
    運命
    お願い
    企業の秘密
    特殊な能力
    先輩にならって
    その女
    どこかの事件
    林の人かげ
    解説:紀田順一郎
    カバー・カット:和田誠

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    2025年10月22日
  • ボッコちゃん

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    カズレーザーさん絶賛!の帯につられてミーハーな気持ちで購入
    とても50年以上前の本とは思えないショートショートの連続
    今までショートショートは阿刀田高、1強と思っていたけど、いやぁ、なかなか面白い
    SF、ミステリー色々盛りだくさんで飽きずに読めます
    オススメです

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    2025年10月19日