星新一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ高利貸しの主人、占い師の夫人、一人娘の3人が住む
マンションの一室の中で繰り広げられる星さんの戯曲。
家族3人に客のふりをして訪れた相談者、詐欺師、強盗、それぞれ
一人一人の背後についている白およびブルーの濃淡の霊魂。
バラバラでまとまりのない家の中で陽気で勝手な人々。
辛い、悲しい、退屈と嘆きをつぶやきながら
人間にぴったりと付き添う新入り、ベテラン、とり揃った霊たち。
死んで愛を実らせる人、死後の世界に絶望を感じ、
死んでなお死にたいとぼやく老人。
手を奇妙にふりふり「信仰なさい」と説く婦人。
登場人物が増えるたび、今度はどんな霊が!と楽しみになる。
生者は未来を知りたがり、現世を -
Posted by ブクログ
「どんぐり民話館」5
著者 星新一
出版 新潮社
p118より引用
“タブーを犯したことへの決算は、どこかの段階で帳消しとなり、
そのおつりがつきまとっている。
そんなことは、まあ、夢にも考えないだろうな。”
ショートショートの代名詞とも言える著者による、
短編寓話作品集。
お寺のお話から刑務所での話まで、
不思議な雰囲気のお話が盛り沢山です。
上記の引用は、
とある木こりの青年の話の一文。
著者の父の伝記を読んだ後だけに、
色々と考えさせられる一文だと思うのは私だけでしょうか。
著者の父を苦しめた人達の子孫へのメッセージなのかなと、
そう思ってしまうのは私の考え過ぎなのかもしれま