星新一のレビュー一覧
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「星新一ショ-トショ-ト1001」という3巻から成る本がある。
その第1巻[1961ー1968]の作品を文庫本で順番に読んできたが、この「マイ国家」が第1巻の最後の作品だ。
星新一作品の1/3ほどを読んだということか。
つまらなくなってきたら読むのをやめようと思って読み進めてきたが、相変わらず面白い。
作品のタイトルをそのまま本のタイトルに使っているものが多いが、それは代表作だと思ってよい。
本書も最後の作品の「マイ国家」が日本の国家を風刺していて、よく考えられているなあと思った。
「星新一ショ-トショ-ト1001」の2巻目の最初の文庫本「午後の恐竜」を続けて読みます! -
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今年、生誕100年らしい「ショートショートの神様」の作品は、過去に少ないが読んだことはあった。
今回はこの作品で、改めて読後の感想を書くとなると、簡単なようで難しい。
この掌篇小説集はタイトル通りロボットだけでなく、悪魔、宇宙人、薬、機械などなど、たくさん現れる。
ロボットが現れるからSFとも言えず、童話チックだからほのぼのしていると言えず。時には坊さんの説法や、寓話の超短縮版にも思える。
ショートショートという特殊な作風、その中での限界まで切り詰めた没個性と普遍性、平易すぎる文章などが、物語を純粋に表現する制約として機能している。これは古びない。
個人的には文章も楽しみたいので、ここ -
Posted by ブクログ
小学生の時に読んで、すごく面白い!!!とわくわくしながら読み進めた本。ショートショートな物語には必ずオチがあって、そのオチが何なのかを子供ながらに一生懸命理解しようと読んでいたなあ。
久々にボッコちゃんの存在を思い出し、また読んでみたいと手に取った。
星先生は宇宙とか未来とか強盗が好きなのかな?
この作品が発表された頃には、世界的な人口爆発が問題視されていたんだろう。今となっては日本は少子化となり、真逆な未来を歩んでいる。とはいえ、世界はいまだに人口爆発が懸念されているんだよなあ。
この時代に描く未来にはまだ届いていないけれど、星先生の発想力とか頭のキレの良さは流石だよなあ。 -
Posted by ブクログ
1976年初版の、ブラックユーモアに溢れるショートショートを11編集めた短編集。
星新一さんの短編集をしっかり読むのは初めて。
読んでいる途中で巻末から初版の年を確認し、約50年前に書かれている作品であることに驚かされた。
書かれた当時の時代を感じさせるような描写は、セリフのやたら古めかしい口調と現代ではあまり使われない言葉(易者など)くらい。
物語自体の設定や展開、テーマ等は現代の作品で描かれても違和感のないようなものばかりで、改めて星さんの凄さを感じた。
特に、現代にも通ずるような風刺の効いた展開のショートショートが好みだった。
全体的に読みやすく、他の短編集も読んでみたいと思った。 -
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友達が貸してくれたよー!!!
初の星新一作品、こういう感じなんだー!!
ショートショート盛り沢山で読みやすいし、当たり前だけど1つ1つの話がすぐ終わるから読んでて飽きるとかなくていいね〜。
でも星新一はこういう作風なの?皮肉というかなんかあぁ〜…みたいなのが多くて、わかるよぉって感じでした〜。
てか星新一の頭の中がすごい。こんなお話をめちゃくちゃたくさんしかもこの作品に収録されてないものもあるんだと思うとどうなってんだろうと思った!!
【以下ネタバレ含むそれぞれへの感想】
《霧の星で》こいつやばすぎるー
《水音》「ビンは捨てたよ。もう、おまえの飼い主じゃあないんだ。友だちだ -
Posted by ブクログ
星新一。ずいぶん昔にショートショートを何編か読んだけど、一冊読み通したのは初めて。やはりおもしろいなあ。
文章にまったく無駄がない。簡単な言葉のみで、あっと驚くお話を書いている。ふふっと笑わされるところもある。すごい。
言葉遣いや雰囲気などからは、古臭さも当然感じる(昭和43年刊行)けど、小説としてのおもしろさは、ぜんぜん損なわれていない。
イラストもいいね。
以下、収録作品。「いいわけ幸兵衛」が好きだ。
・特賞の男
・うるさい相手
・儀式
・死にたがる男
・いいわけ幸兵衛
・語らい
・調整
・夜の嵐
・刑事と称する男
・安全な味
・ちがい
・応接室
・特殊な症状
・ねむりウサギ
・趣味
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Posted by ブクログ
「無料の電話機」という話に感心した。
電話代を無料にするが、時々流れるCMを聞かなければならない。
そのCMが凄い。
相手が黙ってしまうと「補聴器」のCM
商売の儲けが少ないと言えば「経営コンサルタント」のCM
息子が結婚すると言えば「式場」のCM
といった具合に、会話の内容に応じたCMが流れる。
今のWEBと同じ仕組みを先取りしているではないか。
先日、加湿器をいろいろと検索したら、ここしばらく加湿器の広告が毎日表示される。
興味がありそうな情報を提供する仕掛けを、60年も前にタダ電話でやってのけている。
星新一のショートショートには、ロボットやコンピュータがよく出てくるが、作品が書かれ