星新一のレビュー一覧

  • 声の網
    これが1970年代に書かれているものだとはもはや信じたくない。。

    単純に面白いが、恐ろしくもあり、これはまさに今の時代に起きていることではないかな。

    2023年9月現在、芸能事務所の今は亡き社長の性加害についてやっと明るみに。
    今まではマスコミが隠してきた。
    いろんなところで誰かの秘密が握られ、...続きを読む
  • エヌ氏の遊園地
    久しぶりの読書。
    昔よく行った書店が閉店すると言うので、最後になにか買おうと思って手に取ったのがプレミアムカバーの本書。
    あとがきで本人も書いていたが、あえて社会情勢を出さないスタンスのおかげか、古くさい感じがしない。私が産まれる前には亡くなっているのに、小学生の時から読んできたせいで星先生のことは...続きを読む
  • 声の網
    CL 2023.9.6-2023.9.9
    星新一の1970年の作品。
    50年以上前のSF。恐ろしいくらい今の情報社会を言い当てている。
  • エヌ氏の遊園地
    不思議な世界観と古さを感じない文体で
    読みやすかったです!
    最後どうなるか考えながら
    読む感じがミステリーぽくて良かった( ´˘` )
  • 未来いそっぷ
    こんなふうな見方で世界を見られることがすごい。おすすめされて初めて星新一を読んだのだけど、おもしろすぎた。
  • 竹取物語
    中学生以来に読む。求婚する男性のパートは5人中4人を省いて授業で習っていたのことを知る。

    章の終わりに挿入される星新一の小話と解説がとてもよい。現代にも通じる普遍的な感覚が全体に行き渡っているように思えたのもよかった。物語を堪能したあと、原文にしかない雰囲気やトーン、テイストを味わいたい。
  • ノックの音が
    中学生のとき交通事故で入院していて、担任の先生が暇だろうからとくれた本で、これが星新一にどっぷりハマるキッカケとなる。
    すべて「ノックの音がした。」からはじまる秀逸なショートショートだと思う。
  • ノックの音が
    ★3.6
    「ノックの音が…」から始まる多様な物語。アイディアとセンスに溢れた15篇。


    子どもの頃、短くて読みやすいからか、星新一は好んで読んでいた。一篇数分で読めてしまうくらいだ。
    本を整理してたら出てきたので、懐かしんで読んでみたものの、当時感じたような突飛さはあまり感じられなかった。刺激が多...続きを読む
  • 妖精配給会社
    相変わらず星ワールドでシリアス且つユーモアのある物語の詰め合わせである。どのページを開いても面白い。
    とくにこの文庫は、読み手がこうくるだろうなと予想させてちょっと当たるようにしつつのどんでん返しを味わえて面白い。たったの2,3ページあれば別世界のほんとにありそうな未来を描いて語ってくれるのだから、...続きを読む
  • エヌ氏の遊園地
    色んなエヌ氏がでてきて面白かった。
    解説のエヌ氏についての考察も面白い。

    星新一作品を何冊か読んでると、重複している作品があったりするけど、何回読んでも面白い。天才…
  • ようこそ地球さん
    あとがきによると名作「ボッコちゃん」から選考漏れした作品を収録したとのこと。だからと言って面白くないかというと、そこは星新一、圧倒的なクオリティのSSが揃っています(ただあちらに比べるとブラックな要素強め?)
    シチュエーションは近未来を舞台にしたSFと、共通してますが、そこから、ホラー系、コメディ系...続きを読む
  • ようこそ地球さん
    アイデアで溢れてて、皮肉がきいてて、一つ一つ独創的で。この人の頭の中はどうなってるんやろうと思った。最後に「殉教」を持ってきたところに痺れた。
  • 城のなかの人
    SFの印象が強い星新一の歴史小説集ということで気になりよんでみた。戦国最後の戦から始まり江戸時代の3つのエピソード、最後に幕末の動乱の始まりが語られる時系列に沿った配列になっている。

     表題作である「城のなかの人」特に気にいった豊臣秀頼の生涯を描いた小説だ。激動ながらも静かな秀頼の人生を、彼と関わ...続きを読む
  • 悪魔のいる天国
    以前に読んだ作品も収録されているけれど、何度読んでも面白いので全然気にならない!
    サクサク読めるし、安定に面白くて満足!
  • ノックの音が
    全て「ノックの音がした。」から始まる15のショートショート。
    面白い!オチを予想しながら読んでいるけど、毎回予想外の結末で驚かされる。
  • ボンボンと悪夢
    症状  大いなるミスリード

    囚人  罪のない人間を殺すことによってできた新しい社会で、どんな法を作り、守らせようと言うんだね。
    いろんなことをいろんなものに置き換えて考えられる話。この話自体は透明でないけど。

    すばらしい食事  再読だけどどうまとめるのか予想を少しずつ裏切られながら読めた
  • 妄想銀行
    小学生の頃、朝読の時間で星新一のシリーズばかり読み漁った。ショートショートは短い時間で読み終えれて、いつもオチが面白い。読書好きになったきっかけの本。
  • ようこそ地球さん
    星新一さんの頭の中はどのようになっているのだろうか?
    次々と作られる物語の発想、アイデアは凄い。
    「処刑」「殉教」は死の恐怖というものを考えさせられた。
    「愛の鍵」も見事、良かった。
  • かぼちゃの馬車
    現実離れしているようで、現実の影に存在するような短編集。特に好きなのは「高度な文明」と「かぼちゃの馬車」。
    スマホや家電のある便利な世界に生まれ、調べれば何でも出来る一方で、身一つでは料理の一つさえも不安になる自分、そして”思い込み“で意地悪に気づかなかった幼少期の自分に重なった。
  • おのぞみの結末
    初めて星新一さんの本を読ませていただきました‼︎
    私は初めてみる星新一さんの挿絵が少し怖くてビクビクしながら読みましたがユーモアのあるお話ばかりで面白かったです!