星新一のレビュー一覧
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ショートショートの枠の中に、風刺の効いたブラックな世界が広がる。
今読んでも、ぞっとするほど怖い。
セキストラ、空への門、愛の鍵、処刑、殉教などが特に凄みを感じた。Posted by ブクログ -
15年ぶりくらいに再読
作者の各評伝だけでなく小説全作を合わせても著しく小説らしい作品
かたきとしての「官吏」だけでなく
それに対して処そうとするやりかたのあまりに特異な父親にも
そしてそれを知ることのないまま社業を放った自身にも
複雑な感情を乗せている
星一という現在の目からも怪異な人物の一側面を...続きを読むPosted by ブクログ -
星新一は、本当にショートショートの神様だと思う‼︎
一つ一つのお話が本当に短いから、読みやすい。
これを読めば、ショートショート、そして星新一にハマると思う‼︎Posted by ブクログ -
再読
自身の父親に関する人物たちの評伝
解説にあるようにその父親が評価した側を取り上げることで
その行動の正しさを肯定したい信条が全体を支持している
自分のことだからそうでない側は書けなかったのだろうか
一面でなく様々な面からの視点を一人の著者に求めるものではないだろうけれどPosted by ブクログ -
素っ気ないほどのシンプルな文章で、飽きずに読めるショートショートが36編。もしかして実話なんじゃないかと思わせる「ぼろ屋の住人」、あまりにも悲しい「善意の集積」、そのうち現実が追いつくかもしれない予言めいた「長い人生」あたりが特にお気に入りである。Posted by ブクログ
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ん? ちょっと待てよ……な「考えオチ」が少し多い印象。しかしながらショッキング極まる表題作「凶夢」、ユーモラスな味わいが気持ちいい「生きていれば」、人類という存在の根底を問う壮大な巻末作「捕獲した生物」など、ビシっと決まるものもちゃんと用意されている。Posted by ブクログ
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さあ、気ちがいになりなさい。フレドリックブラウン先生の著書。奇妙だけれどとても面白くて最後までハラハラドキドキしながら楽しめる短編小説の数々。翻訳はショートショートで有名な星新一先生。星新一先生のファンの皆様には、ぜひ読んでほしい一冊です。Posted by ブクログ