星新一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
32編収録の星新一ショートショート集。星新一はSF作家だとよく言われるが、それ以外にも、ファンタジーの作品であったり、リアリティのある作品もある。それらに共通して言えるのは、どこか寓話的であったり、風刺の効いていたりするものである。表題作「妄想銀行」は、人々の妄想を管理する銀行と、その利用者を描いた物語で、人の妄想は人の数だけあり、ショートショートショートショートは数ある“妄想”の中でもかなり面白い部類に入るのではないか。また、星新一のショートショートは会話文で結ばれることが多く、結末を読者の想像に委ねられることも、多くの読者を獲得している要因と言えるかもしれない。
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Posted by ブクログ
こちらも大河ドラマの影響で読みたくなりました。笑
子供の頃、絵本で読んだきりかな?古典の授業で少しやったか?あと映画?
ドラマ内で取り上げられなければまずまた読んでみようとは思わなかった作品です。
大変美しいかぐや姫だが、やんごとなき殿方らの求婚に興味を示さないばかりか
「なんで結婚しなきゃいけないの?」と反駁するあたりが実に新鮮。
この時代にもこのような思想はあったのかと少し嬉しくなったりしました。
1000年越えて変わらなすぎな世の中の方が問題かな?月から呆れられている?笑
星新一さんが訳者って初めは驚いたけど、そうか、かぐや姫ってSFだもんね!笑
星さんの現代語訳はわかりやすくユーモアの