星新一のレビュー一覧

  • 明治の人物誌

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    著者の父を巡る人々を描いた好著。著者の父の青年期を描いた「明治・父・アメリカ」本著に出てくる後藤新平絡みで攻撃される「人民は弱し官吏は強し」を合わせて読むとなおいいでしょう。

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    2012年12月04日
  • ひとにぎりの未来

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    星新一の本は学生時代から読んでいた。同じ短編を読んでもその時に感じていた事、経験した事、思った事によって物語への感想が変わってくる。この本は、以前読んだ時は特に何も印象が残らなかったが今回は大変面白いと感じた。

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    2012年10月14日
  • にぎやかな部屋

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    久しぶりに読んだ、星新一作品。

    読みやすくて、場面の状況がすぐにわかるから作品に入り込めます( ´ ▽ ` )


    戯曲ということなので、いつかこの作品の舞台を観て観たい☆

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    2012年09月02日
  • ひとにぎりの未来

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    やっぱり、星新一はすごい。
    そう思った作品でした。
    いま読んでも新しいし、世相とあってるのが怖い。

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    2012年07月20日
  • 明治・父・アメリカ

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    ふと自分を振り返りたい時、じわっとヤル気がでる本。高校生の時は感じなかったいわきの気質、著者の年齢に近くなり父への想いを馳せる。

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    2012年07月07日
  • きまぐれ星のメモ

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    いい味出しているなぁ。
    さすが、ショートショートの名手だけあり
    その文章は短いながらもしっかりと
    読者である私に響くものがあります。

    作家ならではの裏側も知ることができたり。
    やはり一から創作するのには
    とてつもない苦労がある様で…

    それと食の方では
    貴重なかたがたとの出会いが数多く。
    親交があった人は私の気に入っている
    作家ばかり!!
    その場面に居合わせたかったなぁ!!

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    2012年06月19日
  • ひとにぎりの未来

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    もしもこんな未来がきたら、というショートショート集。星新一さんならではの最後のどんでん返しや、じわりと不気味な読後感も味わえます。「涙の雨」が特に好きです。

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    2012年06月11日
  • 人民は弱し 官吏は強し

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    ネタバレ

    華麗なる一族を読んでいるような気分だった。
    しかも一方の視点からしか書かれていないから余計に国の権力の強さを思わされてしまった。

    体裁体裁、その内体裁も取れなりそう。

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    2012年06月03日
  • かぼちゃの馬車

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    通勤時に読んだ本。ナンバー・クラブが現実の世の中になったら良いのにと思い、かぼちゃの馬車導入部では「これ私だ。。。」と思う。

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    2012年02月02日
  • どんぐり民話館

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    「どんぐり民話館」5

    著者 星新一
    出版 新潮社

    p118より引用
    “タブーを犯したことへの決算は、どこかの段階で帳消しとなり、
    そのおつりがつきまとっている。
    そんなことは、まあ、夢にも考えないだろうな。”

     ショートショートの代名詞とも言える著者による、
    短編寓話作品集。
    お寺のお話から刑務所での話まで、
    不思議な雰囲気のお話が盛り沢山です。

     上記の引用は、
    とある木こりの青年の話の一文。
    著者の父の伝記を読んだ後だけに、
    色々と考えさせられる一文だと思うのは私だけでしょうか。
    著者の父を苦しめた人達の子孫へのメッセージなのかなと、
    そう思ってしまうのは私の考え過ぎなのかもしれま

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    2012年06月10日
  • きまぐれ星のメモ

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    ショートショートで有名な星新一のエッセイ集。出版は約40年前だが、執筆期を考えると50年前のものも・・・

    一つ一つのエッセイは簡潔で、すぐに読める。昔の漢字・言葉などよくわからないものもいくつかあるが(ルビふってないので)文脈で大抵なんとかなる。

    いくつか近未来の姿を予想している文章があり、現代文明とピッタリ当てはまっていたので、「この人は予言者かっ Σ(・ω・ノ)ノ! びっくりっ!」と驚いてしまった。

    読みすすめていくと、作者の素性もわかってくるので他の作品を読む際の参考にもなると思う。

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    2011年12月09日
  • 天国からの道

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    星新一のショート・ショート集。

    前にも書いたかもしれませんが、随分と昔にこんなことを既に書いていたんだ、というのがちらほらあって面白かったです。

    果たして星新一が卓越した眼を持っていたのか、それとも人間が変わらないだけなのか……なんて考えるだけ野暮ですね(^_^;)

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    2011年12月08日
  • エヌ氏の遊園地

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    初めての星進一さんでした。
    ショートショート集。
    これは凄い。素直に凄いです。
    どの作品も期待を裏切らない、会心作のようでした。

    最低限に抑えたストーリー展開。
    秀逸な落ち。
    心地良いリズムの文章とお洒落で愉快な世界。
    隅々まで堪能しました。
    シンプルだからこそ求められる技量がふんだんに味わえた気分です。
    簡単だから難しい境地を見せてもらった気分です。
    普段小説を読まない人にも安心しておススメできます!

    僕は「夕ぐれの車」が、かなりお気に入りです。

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    2011年12月02日
  • 明治・父・アメリカ

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    SFの巨匠 星新一による実父の伝記。
    文章は読みやすく、明治を代表する実業家である父 星一の偉大さが良く描かれ、
    星新一の父への深い愛情が感じられる。
    絶版という噂を聞いたが、まだ買えるようなので、
    購入できるうちに是非買うべき一冊。

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    2011年10月09日
  • 人民は弱し 官吏は強し

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    大正期の経済・医薬界を駆け抜けた星一。官やそれと結託した企業に足を引っ張られ、泥沼であがくような企業人人生ではあったが、その生涯は颯爽とした印象を受ける。彼の屈託のない、未来への希望を失わない姿勢が、そう感じさせるのだろう。ここで語られる物語は、現代への批判性を失わない。星新一というストーリーテラーを持つことによって完成した物語ではあるが、読後感は苦い。

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    2011年09月22日
  • 明治・父・アメリカ

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    ネタバレ

    もう何度再読したか判らない。
    それでもときおり無性に読みたくなる1冊。
    星新一の作品の中では、この本は売れ行きが良くなかったらしいけど、個人的にはいちばん好きだし、ことによると星新一自身、いちばん書きたかったのは父親のこと ―― 不当な扱いで失脚した父親の復権をしたかったのではないかと思う。
    野口英世とか後藤新平といった歴史に名を残す人物がものすごく普通に登場して、その辺の仰々しさがまるっきりないところがまた面白い。
    きっとまた読むだろう。

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    2011年09月07日
  • どこかの事件

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    記念すべき最初のレビューです!
    この本は私が小学一年生かそこらの時に母の本棚から出してきて読みました。自分が読んだ人生初の文庫本だったはずです。
    まだ漢字も満足に読めるかどうかという年頃でしたが、ぐいぐい引き込まれてしまい、気がつけば星さんのショートショートはあらかた読んでしまいました。
    自分がぐだぐだと長い文章を書いてしまう癖があるというのもあるのですが、本当に彼の2、3ページで起承転結をしっかり盛り込み、かつウィットにとんだ読みごたえのある話に仕上げる技量には感服です。
    シニカルであり喜劇的であり…
    どの作品も素晴らしいです。
    特に私は近未来ものが好きでした。
    (この本に収録されているもの

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    2011年08月13日
  • 明治・父・アメリカ

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    「粗食でもいいから十分に食え,十二分に食うな。栄養をとったら,くたびれるまで十分に働け,十二分に働くな。くたびれたら十分に眠れ,十二分に眠るな。」ショートショート作家の「星新一」の父「星一」の生涯を綴った一冊である。無計画な野心は身を滅ぼすだけだが,向学心を失わず計画と行動力と才能があれば人生なんとでもなるらしい。意味もなく「国際国際!」という意識の高さは早々に打ち砕き,自分が本当に学びたいことは何か,そこに人生を賭すことができるのか今のうちに真剣に考えたほうが良さそうである。そこに生まれる「意識の高さ」は人を惹きつけ,自分を高める助けになるのかもしれない。

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    2011年08月13日
  • きまぐれ博物誌・続

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    「きまぐれ博物誌・続」5

    著者 星新一
    出版 角川文庫

    p125より引用
    “批評家がいかにほめ、
    世の多くの読者がさわいだ作品であっても、
    私の好みにあわなければ、
    それは確実につまらない作品なのだ。”

    SF作家でショートショートの代名詞とも言える著者による、
    エッセイ集。
    著者の子どもの頃の思い出から未来の予測まで、
    ピリリと辛辣な意見を交えて書かれています。

    上記の引用は、
    著者若かりし頃に貸し雑誌を読み倒した時、
    つまらない作品をよんでの確認の一文。
    世の中のあらゆるものに関して、
    この一言で片付けてしまうことが出来るような気がします。
    しかし、
    好みの物ばかり自分の中に取り入れ

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    2012年07月15日
  • ごたごた気流

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    「なんとなく天気予報みたいな話ですね」

    (なんでもない/見物の人/すなおな性格/命の恩人/重なった情景/追跡/条件/追究する男/まわれ右/品種改良/門のある家/ごたごた気流)

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    2011年05月05日