星新一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
記念すべき最初のレビューです!
この本は私が小学一年生かそこらの時に母の本棚から出してきて読みました。自分が読んだ人生初の文庫本だったはずです。
まだ漢字も満足に読めるかどうかという年頃でしたが、ぐいぐい引き込まれてしまい、気がつけば星さんのショートショートはあらかた読んでしまいました。
自分がぐだぐだと長い文章を書いてしまう癖があるというのもあるのですが、本当に彼の2、3ページで起承転結をしっかり盛り込み、かつウィットにとんだ読みごたえのある話に仕上げる技量には感服です。
シニカルであり喜劇的であり…
どの作品も素晴らしいです。
特に私は近未来ものが好きでした。
(この本に収録されているもの -
Posted by ブクログ
「粗食でもいいから十分に食え,十二分に食うな。栄養をとったら,くたびれるまで十分に働け,十二分に働くな。くたびれたら十分に眠れ,十二分に眠るな。」ショートショート作家の「星新一」の父「星一」の生涯を綴った一冊である。無計画な野心は身を滅ぼすだけだが,向学心を失わず計画と行動力と才能があれば人生なんとでもなるらしい。意味もなく「国際国際!」という意識の高さは早々に打ち砕き,自分が本当に学びたいことは何か,そこに人生を賭すことができるのか今のうちに真剣に考えたほうが良さそうである。そこに生まれる「意識の高さ」は人を惹きつけ,自分を高める助けになるのかもしれない。
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Posted by ブクログ
「きまぐれ博物誌・続」5
著者 星新一
出版 角川文庫
p125より引用
“批評家がいかにほめ、
世の多くの読者がさわいだ作品であっても、
私の好みにあわなければ、
それは確実につまらない作品なのだ。”
SF作家でショートショートの代名詞とも言える著者による、
エッセイ集。
著者の子どもの頃の思い出から未来の予測まで、
ピリリと辛辣な意見を交えて書かれています。
上記の引用は、
著者若かりし頃に貸し雑誌を読み倒した時、
つまらない作品をよんでの確認の一文。
世の中のあらゆるものに関して、
この一言で片付けてしまうことが出来るような気がします。
しかし、
好みの物ばかり自分の中に取り入れ -
Posted by ブクログ
相変わらず星新一は鋭い。。
盲点を突いてきます。
私たちが日常どれだけ思い込みで生活してるか改めて感じました。
とくに「エスカレーション」では、
たしかに、私たちでどうしようもないことに全神経傾けて、科学を発達させてきたんだな(苦笑)と思う。
下らないものの中にこそ大切なものを見出せると思うか、くだらんものはくだらんと思うかは、個人の自由であるとは思う。
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下らないことに一生懸命になれるのも悪くないと感じる今日この頃。 -
Posted by ブクログ
今読んでる
日本に帰ってきて、アメリカに行った人の話を知りたくなるのは人情。それと、星新一のノンフィクション(というか随筆)は今まで挫折しているので、長編のノンフィクションなら読めるかなと。
2010/12/16
読み終わった
いわずと知れたショートショートの王様、星新一の、自らの父親の波乱と人情に満ちた半生を綴った他伝記。
海外という舞台で立身出世を目指した日本人の話というのは、誰の話でも心を奮い立たせてくれるもの。例えば「翔ぶが如く」、川路利長のエピソード、或いは「舞姫」、豊太郎がエリスと出会うまでの話、枚挙に暇がない。
この作品も、一生をひとつの事に捧げた主人公を軸に、元気を与えてく -
Posted by ブクログ
昔読んだかもしれない星新一氏の作品を改めて読み返そうと思ったのは、ショートショートを創作したいと思った初心を忘れてしまいかけたからでした。
しかし、読めば読むほど、ショートショートを書こうと思ったのが間違いだったのではないか、と思えてきてしまうほど、星氏が到達していた境地までの距離の遠さに気を失いそうになります。
いやいやはなから追いつこうというのが間違いなのです。
かたやSF界の一翼を担い、ショートショートというジャンルを築き上げた歴史的な大作家、かたや名も知れず作家になる資質をもっているかどうかも怪しい素人。テクニックを盗もうという浅はかな思いは、テクニックじゃどうにもならないと知る