星新一のレビュー一覧

  • 妖精配給会社
    この本の『ひとつの装置』は、読み終ったとき鳥肌が立った。重い話ではあるけど星新一さんのお話の中では、これがいちばん印象に残っている。
  • なりそこない王子
    おもしれーーーーーー!!!!星新一の本、はじめて読んだけど面白い。わたしが考えたことのあるお話の最後まで書いてあったり、考えたことなかったことだったり、すげえおもしろい!
  • 人民は弱し 官吏は強し
    星新一といえば「ショートショート」
    気持ちよく読者の"読み"を裏切ってくれるSF。

    しかし、この本は実話ベースで
    星新一の実父・星一(ほし-はじめ)がモデル。

    星製薬の経営者である父・一
    星薬科大の創立者として今も名前が残っています。

    民間における努力がいとも簡単に
    官吏の論理に...続きを読む
  • おせっかいな神々
    星新一ワールド大全開のショート・ショート集。
    畑で拾った「笑いの神」の正体は?ブロンズの「商売の神」のご利益は?ふとした偶然から巻き起こされる数々の事件がいっぱい。
    移動時間や休憩時間に丁度いい長さで、しかも面白いb
  • 気まぐれ指数
    SSで有名な作者ですが、なかなかどうして長編も…ってな感じです。
    畳み掛けるようにテンポ良く物語りが進んで、最後の大団円では爽やかな気持ちにさせてくれる。
    読後の清々しさは何度読み返してもなくなりません。
  • だれかさんの悪夢
    筒井康隆か星新一かと言われたら迷わず星新一です。プラスティックのような肌触りの文章がとても気持ちいいのです
  • ご依頼の件
    日常的な雰囲気と想像をさせない急展開なストーリーです。
    本当に現実的で実際にありそうなそんな話ですが
    本当に予想も出来ない展開です。
    負けっぱなしです。

    現実の世界で起こるかもと、つい普段の生活の中で考えてしまうようになるかもしれません。
    そのくらい日常的な生活の中の、どこか一つずらした世界。

    ...続きを読む
  • ボンボンと悪夢
    一つ一つの話が短く、展開が面白い。
    会話の部分では
    、が多く使用されていて多少違和感を感じる部分もあるけれども
    それが小気味よいリズムを作っていると感じました。

    この本では全体を通して近未来の設定でした。
    ありそうだと感じられる未来。多少のSF。
    あーってつぶやいてしまうような展開です。

    どれも...続きを読む
  • おせっかいな神々
    毎回、結末を予想しながら読むとおもしろさがより一層上がる。くう〜!こんな結末で来たかー!と思わずうなってしまうような事も多いはずだ。 さすがに、昔から何度も何度も星新一のショートショートを読んでいるので、半数ぐらいは覚えていたが(苦笑 短かったけど「古代の秘宝」が一番面白かったかな。
  • 夢魔の標的
    星新一の長編小説。平凡な腹話術師の身に降りかかる謎の事件。事件の正体は…?
    ≪評価≫
    インパクト─B
    本の厚さ─C
    登場人物の濃さ─C
    共感度─B
    読後の成長性─C
    話のスケール─B
    笑い─C
    暖かさ─B
  • 殿さまの日
    SF作家として有名な星新一さんの珍しい時代小説。江戸時代の殿様や庶民、侍を描いた短編集。時代考証が正確で、時代の風景を知るのに、とても役に立つ。数ある歴史小説の中でも、新鮮さでは群を抜く作品集。さすが、星さん!
  • つねならぬ話
    中学生のときはピンと来なかったけど、今読むとかなり面白い。ようかんを使った彫刻の話がなぜだかツボにはまった。
  • ブランコのむこうで
    ショートショートで有名な星新一先生のめずらしい長篇作品
    といっても文庫170ページくらいで、長篇というよりは今で言う連作短編集のようなつくり

    しかもこれまためずらしい一人称視点

    学校の帰り道にもうひとりの「ぼく」と出会った少年が次々といろんな人の夢の世界に入り込み…というストーリー

    なんていう...続きを読む
  • きまぐれロボット
    サリンジャーを読んでいて、さっぱり進まずわからず、もしかして星新一って同世代じゃないか?と思い調べたら、同じ時代を生きていた
    フラニーとズーイがアメリカ1961発行で
    きまぐれロボットは初出が1964年朝日新聞

    最近星新一の新潮文庫の装丁がカワイイ系になってきたのがあるなと思っていたら、自分の本棚...続きを読む
  • どんぐり民話館
    1000話を越えたころの作品を収録したもの。あとがきにあるように、設定や舞台が星新一には新しいものがある。おもしろいけど、ちょっとオチが複雑というか、置いてけぼりをくらうというか。
    初期のシンプルさが好きだったので、後期の味付けがちょっと違う気がするのは007と同じか。
  • ようこそ地球さん
    古本屋さんにて、セール棚の中で目を引く本が。
    それがようこそ地球さん2013年特別カバー版だった。星新一さん、聞いたことあるなァと頭の中で無知っぷりを晒しながらジャケ買い。

    ショートショート、面白い!
    いわば現代版おとぎ話みたいな。ちょっと皮肉のきいた笑。挿絵もよい。
    星新一さんの本、父の本棚にい...続きを読む
  • なりそこない王子
    死体ばんざい
    ミドンさん
    新しい政策
    収容
    流行の鞄
    面白かった!!
    中編なのかな?このくらいがちょうどよい!
    不思議な現象があって、それがループするの、好きなのかもしれない…
    ミドンさん、新しい政策は本当にそんな感じ
    流行の鞄は、まとまっててすっきり!
    また星さん読みたいなー
  • 未来いそっぷ
    SFだったりお伽噺だったりを作者ならではの世界観で書かれたショートショートがたっぷり。
    短編なのでスキマ時間の読書にいいかなーなんて軽い気持ちで手に取って読んだけど、色んなお話があって他の本と併読しながら気分転換に読むのにちょうど良かったです。前半のお伽噺のシリーズが個人的には好きでしたが、普段SF...続きを読む
  • ボッコちゃん
    ショートショートが50編も収録されていて楽しめます。面白い作品がいっぱいありましたが、「おーい でてこい」や「ボッコちゃん」など好みです。
  • 声の網
    現代のネット社会を、今から50年以上前に予見してこのような小説を書いていたという事実に驚かされます。

    1月から12月まで、1階から12階までの住人のオムニバスショートストーリーからなる今作。最近読んだ星氏の他のショート集と比べると少し大人向けな表現や言い回しな印象でしたが面白かったです。

    インタ...続きを読む