星新一のレビュー一覧

  • 午後の恐竜

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    ある人から数年前におすすめされた一冊。
    おすすめされるまで星新一という作家を知らなかったのでどのような作品か知らなかったけど、いざ読んでみるとただただ着眼点がすごいなぁって、どの作品もとても面白かったです。

    カート・ヴァネガットの作品に似てるかもなぁって思いました。
    まあ、どちらもショートショートのSF作品が多いからかな。

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    2023年02月01日
  • 宇宙のあいさつ

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    60年以上?も昔の本だとは思えない想像力に溢れた面白い本だった。星新一らしい斬新で不思議な独特な世界観があって良き。

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    2023年01月19日
  • おせっかいな神々

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    『ようこそ地球さん』に心奪われて、早速『おせっかいな神々』を手に。星新一のショートショート三原則(セックスネタ、時事ネタ、残酷ネタを扱わない)が深みにハマってしまい、またもや一気読み。ちょっとズルいこと考えたり、楽な道を選ぶと必ず神様がみてて、ちょっかい出してくる。宇宙ネタの『ようこそ〜』に対してこちらは全般ネタ。いつも裏切らないショートショート。

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    2023年01月16日
  • さあ、気ちがいになりなさい

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    フレドリック・ブラウン初めて読んだけど内容と星新一の文章の相性がよすぎる、めちゃくちゃ贅沢だし天才の組み合わせだった。
    特に子どものいたずらが思わぬことに発展する「おそるべき坊や」が好き。

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    2023年01月09日
  • 妄想銀行

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    ショートショートなのでとても読みやすい一冊でした。

    個人的には「黄金の惑星」「繁栄の原理」が好きです。

    短いからといって侮るなかれ。
    どことなく「キノの旅」を連想しました。

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    2022年12月27日
  • ようこそ地球さん

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    「ぽっこちゃん」と並ぶ星新一入門的一冊。宇宙関連のショートショートが多め。最後の1行までオチがわからない話も多く面白い。昭和30年くらいの宇宙観を想像し、当たってること当たりそうもないことを楽しむのも一興(笑)「処刑」「廃墟」「悪を呪おう」「通信販売」「復讐」あたりが好きだった。

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    2022年12月26日
  • ご依頼の件

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    星新一の作品全体に言えることだが、時代を超えて面白い。何十年も前に書かれたものなのに古さを感じない。
    本人もそのような意図があることをあとがきで言及している
    (今回は珍しく作者本人があとがきを書いている!)

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    2022年12月21日
  • 竹取物語

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    一人暮らしをしていた時に、家で一人で観た、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」が忘れられません。久石譲の「いのちの記憶」という主題歌も素晴らしく、感動で涙が止まりませんでした。

    日本橋丸善の2階に、スタッフさんお薦めの古典シリーズコーナーが開設されていて、星新一さんが竹取物語の本を出していたことを知り、映画も思い出されて思わず購入しました。星新一らしく、淡々とテンポよく進んでいき、面白かったです。

    それにしても、1,100年も昔に、何を思って作られた物語なのでしょうか。余韻に浸りながら、じっくり考えてみたいです。

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    2022年11月20日
  • エヌ氏の遊園地

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    ネタバレ

    星新一さんのショートショートを読むたびに不思議に思うのが、どうしてものの5ページから最長でも10ページ程度の中に「登場人物の人となり」と「事件の発端と顛末」を説明口調ではなく盛り込みつつ、話を起承転結させることができるのか、ということ。それが即ちショートショートの神髄なわけで、その種が分かれば苦労はないわけだが。

    他の短編集に収められている作品もあるが、だからと言って再読が面白くないというわけでもない。この本に収められているのは31編。1日5分で1編、読んで一ヶ月でちょうど読み終えることができる。この気軽さがちょうどいい。

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    2022年11月19日
  • 未来いそっぷ

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    小4の息子に寝る前に読み聞かせしていた本。
    冒頭にイソップ童話のパロディが7編。これがとにかく面白い。教訓まであって最高にクール。
    その後はショートショートが33編。笑えるものからしんみりするものまで色々揃っているので最後まで楽しい。解説は新井素子氏。→

    2.3ページの超ショートショートと15ページ程度の読み応えありのショートショートが交互になっているところが多いので、毎晩2話ずつ読む感じ。
    息子に読み聞かせてたんだけど、私も初読なんで一緒にワクワク。これ、楽しい。私も楽しめる。
    冒頭の「いそっぷ村の繁栄」はとにかくオススメ!→

    印象的なお話は

    なるほどなぁ、となる「やさしい人柄」
    わぁ

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    2022年11月14日
  • きまぐれロボット

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    簡単な言葉と短い文章で良くここまで書けたものだと驚きました。
    星新一の持っている普遍性は、時が経っても色褪せないだろうし、世界中の人にとっても面白みを感じられるのではないかと思いました。

    ショートショートもSFも星新一もほとんど触れてこなかったので、これを気に少しづつ触れていけたらなと思っています。

    短い中に描写が省かれて、きちんとオチがあるというのはすごいなあと思います。
    個人的には「おみやげ」が好きでした。

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    2022年11月02日
  • 盗賊会社

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    おもしろい!読みやすい!
    現代社会への風刺をこめた、滑稽かつ斬新な角度からの星新一ならではの斬り口が痛快。
    それでいて一話あたりのページ数がほぼ5〜6ページもかなり短く読みやすい。
    星新一入門編としてもおすすめしたい一冊。

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    2022年11月01日
  • ちぐはぐな部品

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    ネタバレ

    以下本当に個人的な感想

    夜の音 が何気に好きかもしれん。最後を読んだ瞬間「トイレやんけ!!!」って突っ込んじゃった

    抑制心 もいいねえ!こっちを見ながら語りかけつつショートショートの長さで何が言いたかったかきっちり伝えてきたうでワッてなる感じ!いいね〜すきだな〜

    最後は…なんか淋しくなっちゃったなぁ…どうしようも無い諦めとぼんやりした絶望みたいな…諦観みたいな…

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    2022年10月20日
  • だれかさんの悪夢

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    ネタバレ

    昭和56年に発行されていたことに驚いた。現代に通じる話がたくさん。時代が変わっても人間の本質は変わらないのだな…。

    印象に残った言葉。
    「 気力は記憶なりだよ 。気力とは、この世や人生に対するいい記憶の集積から生まれてくるものだ。」

    事故に遭い重症になった男に試された気力発生装置。
    この装置が作用している間は 患者は別な人生記録に至っていると言えるという。

    自分の気力も、記憶の集積を操作すればうまく引き出せるのではないかと思った。
    いいことに目を向ける考え方の癖を意識することや、日記などいいことを記録していくこと、写真など目に見える形にするなど、自分なりの気力発生装置に代わるものを試し

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    2022年10月07日
  • 妖精配給会社

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    星新一氏のショートショート35編を収録。似た設定の作品が多いがいずれのオチも被ることなくユニーク。シニカルでウィットに富んでいて最後の数行でニヤッとさせられる。著者は生涯を通じて1001編を超えるショートショートを生み出しておりすらすらアイデアマンが湧いてきたのだろうと思いきや、あとがきを読めばなかなか苦労して嫌々ながらネタを捻り出していたようだ。なんとも人間味溢れるエピソードであろう。また、著者の特徴としてSF作家(?)には珍しく主人公が税金や警察の心配をする姿が度々描かれる。これまた現実味溢れるエピソードで著者らしさが垣間見れて妙味ある。個人的に好みの作品としては「三角関係」「妖精配給会社

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    2022年09月28日
  • きまぐれロボット

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    小学生ぶりにひさしぶりに手に取った
    一話がこんなに短かったっけ?さくっと読めたっけ?という他には全く同じだけのわくわくをもって読めた
    小さい頃に好きだった作品というのは大抵、懐かしいから面白いという枠を出ないものが多いけど、これは大人が読んでも子どもが読んでもきちんと面白い
    すごいことだと思った

    子供の頃には読まなかった解説も読んで、ナルシシズムも媚びもないというのにすごく納得
    シンプルだからこその、いつになっても誰でも面白いものなんだろうなと

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    2022年09月26日
  • ちぐはぐな部品

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    特にお気に入りのショートショート
    (ショートショートは、SFの俳句だそうです)

    ・いじわるな星
    (宇宙船が豪華客船にまで進化してなにも手に入れられない話)
    これに近いことは、身近でたくさん起こってる気がする。ワサビのきいた風刺です。

    ・歓迎ぜめ
    (ずっとニコニコしてご馳走して、穴に突き落とす話)
    一番怖い種類。

    ・みやげの品
    (お土産品なんて全国どこでも買えるから価値がないから、経験を売る話)
    我が身を顧みる

    ・抑制心
    (実は周りはみんな吸血鬼っていう想像の話)
    こんな想像しながら生きていったら楽しくて仕方ないよ!

    ・壁の穴
    (周りを覗き込むほど自分が透明になっていく感覚の話)
    これ

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    2022年09月24日
  • 妖精配給会社

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    ネタバレ

    1つ1つの話がすごく短く読みやすいのに、どれも印象に残るお話ばかりで、読み応えがありました。
    宇宙や近未来のお話が多く、想像が膨らんで面白いです。
    バッドエンドはほぼありませんが、少しモヤッとした感情が残るところも、余韻に浸れて良きです。
    「ひとつの装置」、「銀色のボンベ」、「遺品」が特にお気に入りです。

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    2022年09月07日
  • ようこそ地球さん

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    初めて星新一のショートショートを読んだ。もともと長編が好きであって、短編だと物語の厚みがどうしても劣ってしまうから好みではないけど、さらに短いショートショートというジャンルはすきま時間に一話を読めるのでとても気軽に感じる。もちろん短いだけあって物足りなく感じる作品もあったが、短いにも関わらずよくこんなネタを思いつくなと思わせるものもあり、こんなにもたくさんのアイデアを出す筆者に感心した。

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    2022年08月22日
  • 安全のカード

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    不気味で不穏な読後感はやっぱり彼にしか出せない味があって良い。こうやって何回も星新一沼にハマっていくんだよね。「過去の人生」と「幸運な占い師」が特に好きだった。

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    2022年08月20日