星新一のレビュー一覧

  • 午後の恐竜

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    ショートショートの草分け、星新一の『午後の恐竜』。のんびりしたタイトルとは裏腹に、事態の水面下で刻一刻と迫る危機が描かれている。最後まで読んで「ああ!」となること必至。他にも「戦う人」や「エデン改造計画」など、面白い話がたくさん。文明とは何なのか、人間の本性とは何なのかを鋭く抉っていく作品たちです。

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    2025年06月14日
  • 殿さまの日

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    江戸から離れたとある藩で、藩主の父親が亡くなったために藩主となった青年が、伝統に基づいて嫁を取り、参勤交代し、藩中にある借金などの問題を考える。大したことがない問題と思っていたものも、実は2代前からの積み残しであったり、思いつきで変えようとしたことは、実は先代の検討済みであったりと、簡単ではないことに気がつく。

    中学時代から、手にとっては戻しを繰り返して読んでこなかった1冊。時代小説が苦手だったことと、冒頭の表題作が、どうもだらだらと要領を得ないし、会話がないので進まない印象があったからだろうと思う。

    腰を落ち着けて読んでみると、表題作はいわゆる日常もので、色々やるけど実はすでにやられてる

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    2025年06月14日
  • ブランコのむこうで

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    星新一先生の初読。
    皆それぞれの人生を歩みながら、様々な夢を見ているのが面白かった。
    それを側から見て客観的な評価をするのが少年だったからこそ、嫌味がなく素直な気持ちで追従できた。

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    2025年06月12日
  • 宇宙のあいさつ

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    ネタバレ

    お気に入りフレーズ:『窓』- 機会というものは虹に似ている。いつ現れるともしれず、また、望んだからといって現れてくれるものでもない。

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    2025年06月03日
  • きまぐれロボット

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    小学~中学時代に夢中になった本。ショートショートの読みやすさと、スカッ(≒モヤッ)とする爽快感は格別。人間の愚かな部分、そんなに物事は上手くはいかないオチが続くので、一気に読んでしまった。子供から大人まで楽しめる。

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    2025年05月24日
  • きまぐれロボット

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    ずっと気になっていた本書をやっと初読。ロボット、薬品、宇宙、などなどSF寄り。数ページでの切れ味の鋭さは流石です。解説にもあるように、登場人物名がアルファベットみたいなのも独特だよなあ。ピックアップ:「新発明のマクラ」「きまぐれロボット」「博士とロボット」「おみやげ」「失敗」「ふしぎな放送」「花とひみつ」

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    2025年05月17日
  • 妄想銀行

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    星新一のちょっと外したネーミングセンスが好きだ。
    全然怖くなさそうな秘密結社「陰謀団ミダス」
    一聞ではわからない「味ラジオ」
    大変な危機に瀕した星を救うのは「宇宙の英雄」

    今回もイソップ童話のような、シンプルなのに心に響く教訓がある話。

    大黒様
    美味の秘密
    が面白かった。

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    2025年05月12日
  • 午後の恐竜

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    「午後の恐竜」のセンチメンタル?な雰囲気とか、この短編集はわりと好きな感じの作品が多い。「戦う人」もいいですね。

    エデン改造計画
    契約時代
    午後の恐竜
    おれの一座
    幸運のベル
    華やかな三つの願い
    戦う人
    理想的販売法
    視線の訪れ
    偏見
    狂的体質

    解説:尾崎秀樹
    カバー、カット:ヒサクニヒコ

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    2025年05月08日
  • さあ、気ちがいになりなさい

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    ネタバレ

    星新一翻訳のSF掌編小説
    随所星新一や筒井康隆が影響受けたであろう話が多いが、両者と違ってわかりやすく結論が明白なオチが少なく結論を読者に委ねるような余韻を残す話が多い印象
    また随所ロジカルな要素を含んだ話も多くウィットに富んだインテリな印象も見受けられる
    ただしそういった部分が要因である事からか翻訳に苦労した部分もあるようで星氏が創作した作品より読みづらい箇所も多くそこが難点と言える

    各作品の感想

    みどりの星へ
    表題に便乗してる事もあってなのか主人公は正気か狂気か曖昧な話であった
    叶えられぬ夢がある故に希望を望み続けたいと思うのは狂気か正気か

    ぶっそうなやつら
    日本の掌編小説にもありそ

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    2025年05月04日
  • ようこそ地球さん

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    著名な作家さんと知りながら、今まで読んだことだありませんでした。

    バッドエンドのストーリーが多い「デラックスな拳銃」から始まり「殉教」まで42編の短編ストーリ
    巻末に昭和47年に著者による解説があり、これを読むと、当時の時代や風俗を感じました。
    当時は米ソの時代で核戦争の恐怖が色濃く残っていた時代。
    人の残酷性や残忍性が色濃く残っていた時代。
    時代と共に、矯正されてきた倫理観。
    特に宇宙人から見た当時の人の愚かさなどは、現代の分断されつつある世界にも通じる所がある気がします。

    分かりやすい残酷なストーリーだからこそ、普遍的な人の姿を長く語り続けているのではと思います。

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    2025年04月30日
  • おかしな先祖

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    「SF落語」を目指して書かれた掌編集である。どの話も、バタフライエフェクト的にシッチャカメッチャカな勢いで話が展開する。他のショートショート作品とは明らかに趣が違うので、気に入らない人もいるかもしれないが、「受け入れろ」などど強制はできぬから、そこはお好みで……

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    2025年04月29日
  • 地球から来た男

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    17のショートショート。昭和の空気が漂う。短さを感じさせないほど、一つ一つが濃厚に気持ちに揺さぶりをかける。『世にも奇妙な物語』を見終わった時のような、なんともモヤっとした読後感。

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    2025年04月20日
  • きまぐれロボット

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    ショートショートに込められた思いを感じる。短い中に展開とオチと気づきを与えてくれる。くだらないものから壮大なもの、社会的な示唆を含むもの様々である。とてもおもしろい形式であると思うと同時に、星新一のショートショートというブランドに触れた感じもする。谷川俊太郎の解説もよかった。

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    2025年04月18日
  • 妖精配給会社

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    星新一のショートショート作品集『妖精配給会社』を読みました。
    星新一の作品は、昨年11月に読んだアンソロジー作品『日本SF短篇50 1 ―日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー―』に収録されていた『鍵』以来ですね。

    -----story-------------
    天から降下した、翼を持った小動物。天使か、悪魔か?
    善と悪、益と害との区別がつかないまま、人びとは「妖精」を肩に乗せた――。

    他の星から流れ着いた《妖精》は従順で遠慮深く、なぐさめ上手でほめ上手、ペットとしては最適だった。
    半官半民の配給会社もでき、たちまち普及した。
    しかし、会社がその使命を終え、社史編集の仕事を残すだけ

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    2025年04月17日
  • 悪魔のいる天国

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    シュールで乾いたナンセンスな文体でおなじみの星新一。SFに分類するのが一般通念だが、改めて読むと「お地蔵さまのくれたクマ」は寓話っぽいし「かわいいポーリー」は伊藤潤二のホラーっぽい。また、総じてオチが落語や藤子・F・不二雄のSF短編っぽい。どの話もスッと入ってくる読みやすさはそこから来ているのか。
    いずれにせよガッツリ時間をかけるのではなく、ちょっとした空き時間に10分くらい読み、膝を叩きたくなる上手いオチで満足して本を閉じる…そんな読書もアリなんだなぁと思わせてくれる。

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    2025年05月15日
  • 妄想銀行

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    妄想を閉じ込めるカプセルとかラジオみたいな電波放送によって味覚が変わるとか
    その想像力の豊かさに驚いた
    40年以上も前に書かれたとは思えないほど素敵な妄想がてんこ盛り

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    2025年04月13日
  • きまぐれロボット

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    読んだのは小学生以来。
    「5秒後に意外な結末」シリーズが好きだった。たまに意味のわからなかった話もあったが、時間が経てば分かるようになるだろうかと思って中学生の時もう一度読んでみた。案外意味なんてあんまりなかった。
    これも同じ。小学生の頃はよくわからなかった話のオチとか、教訓とかはいつか分かるようになってるものだと思った。
    大学生になってもう一度読んだ今、あんまり中身はなかったというのが結論だ。だが娯楽としては十分楽しめた。そういうものとして楽しんでみようと思った。

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    2025年04月11日
  • これからの出来事

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    星新一のショートショート。
    それぞれの話は短い話でサクサク読めます。
    短い導入でも、世界観もしっかり作られており、すぐに引き込まれます。

    最後はモヤっとする話もありますが、それも皮肉が効いており、ドキッとさせられます。

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    2025年04月03日
  • ノックの音が

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    面白かった。ノックの音から始まる短編集。さすが星新一というようなユーモアや皮肉の効いたものばかりで良かった。「現代の人生」の明るく暗くて、妙な後味が残るという感覚はなんだか面白かった。「金色のピン」のちょっとしたホラーは、眠る前に読んだのでよく覚えている。「財産への道」は笑ってしまった。

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    2025年04月03日
  • 宇宙のあいさつ

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    昭和36年頃に執筆した作品とのこと。

    本書は、遠い遠い太陽系にある地球とかいう星の住人に化けて、生活実態の調査を行ったアルファ博士がまとめた報告書らしい。
    読めばわかるとおり、地球という星の住民は、雑然としていて、あきれるほど統一がなく、浮ついていて、あきっぽいようだ。

    令和7年になって読んでも違和感がないのは、地球とかいう星の住民の実態が60年間ほとんど変化がないからなのだろう。

    星新一さんのアイデアの豊富さには感心するが、その源は本をたくさん読んで知識の断片を増やすことで、
    断片を組み合わせることで新鮮なアイデアを生みだしている。
    断片が、幽霊、催眠術、動物園、だと「幽霊と催眠術」「

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    2025年03月30日