星新一のレビュー一覧

  • さまざまな迷路

    購入済み

    さまざまな迷路

    さくっと読めて面白い。

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    2020年07月06日
  • 盗賊会社

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    星新一さんのショート・ショート集。いつも最後にはちょこっと笑わせてくれる、SF才能にあふれた作家さんの作品。

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    2020年04月28日
  • 声の網

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    ネタバレ

    星新一定番であるショートショートを主軸に構成しながらも、小説として一本の軸に収斂させている。
    今まで読んできたショートショートと比べて各章の締めが釈然としないと感じていたが、それが全体の小説としての不気味さを呼び込んでいると感じる。
    登場人物は情報・思考が操作され、操り人形のように動かされている。彼らに自身を投影させた際に、知らず知らずで思考停止し、視野が狭くなっている自身が垣間見え、少し恐ろしくなった。

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    2020年04月15日
  • 人民は弱し 官吏は強し

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    一個人にこれほどひどいことができるのかと、読んでいて怒りが沸沸と湧いてきました。もしかしたら、もしかしなくても今の日本でもこのようなことが起こっていると思うと吐き気かします。明治大正から日本人の本質は変わっていない、なので、きっとこのようなことが起こっているのでしょう…悲しいことです。

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    2020年04月09日
  • 竹取物語 かぐや姫のおはなし(角川つばさ文庫)

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    竹取物語は星新一の現代語訳がいいですよ!!
    と国語の先生に教えていただいて、
    とても楽しみに読んだ1冊。
    しかもKADOKAWAつばさ文庫。
    小学校高学年からおすすめできそう、、、!

    最後にきちんと現文がついているのもいいし、
    星新一さんの挟まれまくる解説がとても面白くて、退屈せずに読み切れる。解説だけでなく本文からも訳者の力の入れ方が伝わってきて、思わず微笑ましくなる。

    5人の求婚者のエピソード、
    1人1人が終わる度に「さて、この人もダメでしたか。いいところまでいったのにね。」みたいな解説がはいるの、めちゃくちゃ可愛らしいし楽しかった。
    大人なら小一時間で読み切れるボリューム。

    物語の

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    2020年04月03日
  • 盗賊会社

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    36編のショートショートが収録されていて、正直長いと思ったが、二時間もかからず読み終えた。ショートショートだからかもしれないが、とてもテンポよく読むことができた。

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    2020年03月19日
  • おせっかいな神々

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    〇学んだこと
    1.ユーモアセンスを磨こう
    2.自分の「不幸」も、他人から見たら「喜劇」である。ポジティブになろう!
    3.小さな笑い話をたくさん見つけよう!

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    2020年03月12日
  • 盗賊会社

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    星新一作品、特にショートショートは
    たくさん読んできたつもりだったのに、
    まだ未読の作品と会えて、嬉しい。


    「盗賊会社」、盗みを専門にする会社だけれど、
    ここまで組織を用意周到にしたら、
    成功間違いなし!、実際の何らかの会社経営に活かせられるのでは?

    「時の人」
    コガメと浦島太郎の気持ちがわかるなぁ〜。僕にも「竜宮城」が欲しい 笑。
    その世界は「メモリー」に求めるとするか 笑。

    「黒い棒」
    これ、だいぶ以前に書かれたのになぁ。。この酋長のボギとトランプ氏のイメージが重なることに、今の国際情勢の危うさを思う。。

    「打ち出の小槌」
    奇跡の力をなんのために、どのように使っていくのか? 今、

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    2020年01月27日
  • きまぐれロボット (角川つばさ文庫)

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    ・この本は、本を読むのがいやな人でも簡単に読むことができます。なぜなら、すぐに話が進んで、早く読んでいるように思えるからです。
    ・この本には、ぼくが知らなかった発明が書かれていたりします。他には、薬のききめや、よく見る物が書かれています。ぼくも発明してみたいなと思いました。

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    2019年12月27日
  • 地球から来た男

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    短い文体、数ページに込められたプロット、最後に枠組みそのものをひっくり返す展開など、子供時代に楽しんだ星新一さんはやっぱり素晴らしいです。

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    2019年11月21日
  • 地球から来た男

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    昭和の時代に書かれたSFショートショートなのにまったく古さを感じさせない。星新一さんが今の時代に生きて今の時代に書いたSFみたいな錯覚を感じた。この方はひょっとしたらほんとうにタイムスリップをしたりテレポートしたりする能力を持っていたのではないのですか!?いや絶対そうに違いない!
    私が好きなのは「包み」。ある青年が置いていったある包みにイマジネーションを誘発されて、次々と傑作を生み出していく画家のストーリー。この包みは画家にとっては結果としてはギフトととなるのだけど、置いていった青年本人にどうってことない品だったという。人生にはそういうことが結構あったりするのかもしれないですよね?
    「向上」は

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    2019年07月13日
  • 白い服の男

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    筒井康隆、小松左京ときたら、星新一も並べて置こうと思ってエントリーしました。『ボッコちゃん』と迷ったけど、こっちに。
    暴力を抑圧することが暴力的なんだ、とまとめてしまうと単純ですが、星新一にかかれば切れ味鋭いショートショートになります。着想とかプロット自体に真新しさはないんですが、人間の本質をついてる感じがするんですよね。書けそうで書けない、というのが星新一流ショートショート。


    ちなみに余談ですが、著作権を管理してる娘さんが他人の作品にいちゃもんつけてパクリだなんだと騒いでいたのは星新一の名に泥を塗る行為だと思いました。古い話ですけど。

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    2019年07月07日
  • 声の網

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    70年代に書かれた小説だが、作中の「声の網」とはいわばインターネットであり、その予見力は凄まじい。本格は連作短編集の形式を取っているが、一本一本の短編は、いつものショート・ショートに見られる切れ味の鋭さはなく、どれも茫洋とした結末を迎える。だがその背後で進行する徹底した管理社会への変貌と、それによる影響を受けながらも日常の風景が変わらない様は非常に恐ろしいものを感じる。各々の秘密が価値を持ち、受信する側だけでなく発信する側に回りたいという感覚はネット社会の今だとかなりのリアリティを感じる。ネットのインフラや公平性、それに対する依存などをしっかり描き切ったSFの名作である。

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    2019年05月27日
  • さあ、気ちがいになりなさい

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    それぞれの話はまったく違う展開をみせるのだが、どの話にもちゃんとオチがある。話がうまいとはこういうことかと。とても楽しめました。

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    2019年02月17日
  • 声の網

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった。途中までは、ひとの噂話とか秘密とか勝手に話題にするようなことはダメだよなといった教えのことかなと漠然と思っていたのだけど、途中から、電話とコンピューターのテクノロジーと人との共存が課題だったり、もしかしたら未来はAIが人格を持ち、人間が反対に支配されるのでは?って予測の話とわかった途端、衝撃だった。当時は電話とコンピュータだったで話は進んでるけど、現代でいう完璧にSNS、インターネット、予知機能、情報社会の到来を予測されている。もうびっくりぽん。文章も漢字とひらがなのバランスがよくって読みやすく。ぐいぐい引き込まれた。

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    2019年01月30日
  • 人民は弱し 官吏は強し

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    15年ぶりくらいに再読
    作者の各評伝だけでなく小説全作を合わせても著しく小説らしい作品
    かたきとしての「官吏」だけでなく
    それに対して処そうとするやりかたのあまりに特異な父親にも
    そしてそれを知ることのないまま社業を放った自身にも
    複雑な感情を乗せている
    星一という現在の目からも怪異な人物の一側面を切り取る評伝としてだけでなく
    作家星新一の作品の中に本作が在る意味も興味深い

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    2019年01月07日
  • 声の網

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    ネタバレ

    1970年代に書かれたとは思えないぐらい、現代社会にフィットした物語。
    どのような技術で実装されるかに差異はあっても、人間が環境や摂動にどう応答するかの予測は驚くほど正確だと思う。
    また、より多くの情報の蓄積を求めるという性質は「ホモ・デウス」でも予言されていて、改めて作者の先見性に驚いた。

    情報、知識は蓄積されたがっている、人々は支配されたがっている、それは不可逆で加速の一途をたどる。

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    2018年12月15日
  • 明治の人物誌

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    再読
    自身の父親に関する人物たちの評伝
    解説にあるようにその父親が評価した側を取り上げることで
    その行動の正しさを肯定したい信条が全体を支持している
    自分のことだからそうでない側は書けなかったのだろうか
    一面でなく様々な面からの視点を一人の著者に求めるものではないだろうけれど

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    2018年10月19日
  • 盗賊会社

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    素っ気ないほどのシンプルな文章で、飽きずに読めるショートショートが36編。もしかして実話なんじゃないかと思わせる「ぼろ屋の住人」、あまりにも悲しい「善意の集積」、そのうち現実が追いつくかもしれない予言めいた「長い人生」あたりが特にお気に入りである。

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    2018年10月12日
  • 凶夢など 30

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    ん? ちょっと待てよ……な「考えオチ」が少し多い印象。しかしながらショッキング極まる表題作「凶夢」、ユーモラスな味わいが気持ちいい「生きていれば」、人類という存在の根底を問う壮大な巻末作「捕獲した生物」など、ビシっと決まるものもちゃんと用意されている。

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    2018年10月01日