星新一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
星新一さん、科学者のような視点から作り出すショートショート。吹き出してしまいそうなオチがあったり、心あたたまるエンディングであったり、とにかく楽しく読める。
特に気に入ったのは『処刑』。いつ死ぬかわからないのは玉が爆発する時をハラハラ待つのと同じ。いや、元気に生きていても手元にいつ爆発するか分からない玉があるかもしれない。いつも人間は死刑執行を待っているのかも知れない。死を感じながら、死を恐れて、生に執着して生きてるのが人間なんだな。
『愛の鍵』ドアを開けるための言葉。「楽しかったわ」が「ごめんなさい」に代わり、2人の心が繋がる。他のストーリーにはない微笑ましい話。
地球が星新一の描くような -
Posted by ブクログ
NHKで星新一さん原作のドラマをやってたこともあり、影響を受けて『きまぐれロボット』以来読んでみた。
私事だけど、通勤がバスに変わってバスの中読むには短編集が時間的にちょうど良くて気持ちの切り替えに向いている。
星新一さんの本を読むたびに勤務地が変わったばかりのこの時を思い出すことになるだろう。
宇宙や未来など夢のあることばかりではなく人間としての営みから生まれる歪みや感情のずれ、勘違いなどこの現代にも同じように通じることばかり。
どこか皮肉めいていてフッと笑いたくもなり、ゾワッとする怖さだったり、それを短編で上手くまとめている天才だと思う。
特に
「霧の星で」
「見失った表情」
「処刑」 -
購入済み
ショートショートの王道
久しぶりにショートショートを読みたいと思いこの本に手を伸ばしました。様々なシチュエーションでの綺麗な起承転結が読んでいて心地良かったです。何回もオチを予想しては裏切られるという感覚は新鮮でした。
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Posted by ブクログ
星新一さん=SSのイメージしかなかったので、本作は驚いた。
主となる登場人物は3人だが、他にも人か絡み合い、喜劇のような印象を受けた。
驚き、失念、嬉しさ。
この3つが本作を読んでいて抱いた感情。
他にもあったと思うが、この3つが主軸となっている印象を受けた。
本当にひょんなことから始まり、最後は全て丸く収まった、といった感じだろう。
本当に人のちょっとした気まぐれによって、世界、というと大袈裟になるかもしれないが、自分の周りだけでもガラッと変わるものだな、と感じた。
また、星新一さんらしからぬ、登場人物に名前がきちんと付いていて、そこもまた興味深かった。