感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2009年10月04日
一つ一つの話が短く、展開が面白い。
会話の部分では
、が多く使用されていて多少違和感を感じる部分もあるけれども
それが小気味よいリズムを作っていると感じました。
この本では全体を通して近未来の設定でした。
ありそうだと感じられる未来。多少のSF。
あーってつぶやいてしまうような展開です。
どれも...続きを読む一筋縄ではいかない。
話しを読んでいて
ここからどうやって展開するのだろう?
と思ってしまう文章展開で、さらにその先を読むことができませんでした。
文章も短いのに、過不足ない状態。
足せないし、引けない。
そんな本でした。
Posted by ブクログ 2022年09月03日
星新一さん、またまた本当にお世話になっています。通勤やちょっとした待ち時間にまことによいです。
ところどころに本当になりそうな未来や本当になりかかっている未来が出てきて、星さんの先見性に驚きます。
Posted by ブクログ 2014年05月25日
昭和のノスタルジーな感じが残るSF小説の短編集。オチが読めちゃったりして残念ですが、ユーモラスな書き方で人間に対する皮肉が込められているのが、おもしろい。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
タイトルの意味は何だろう?
それにしても犯罪を企む奴が多い。
「処方」「利益」「顔のうえの軌道」「健康の販売員」「むだな時間」「囚人」「宇宙のネロ」「報酬」「すばらしい食事」が好き。
Posted by ブクログ 2024年04月06日
最近リアルが忙しく読書をする機会が減っていたが、どの作品もサクッと読めるうえに星氏の紡ぎだす独特の世界観へどっぷり浸かることができ、ひさしぶりに純粋な読書の楽しさを味わうことができた。
SFショートショート作品を多く手がけているイメージの星新一氏だが、意外にもブラックなユーモアに富んだ作品や背筋がゾ...続きを読むッとするホラー作品も多数収録されており、張り巡らされた伏線を鮮やかに回収する手腕もさすがの一言。
どれも舌を巻く作品ばかりで楽しめたが、特に印象に残った作品は『上流階級』。
夫と夫人。どちらも互いの私利私欲のため相手を暗殺するべく殺し屋を雇うといったものだが、予想外の展開とオチに放心してしまった。どうすればこんな展開を思いつくのだろうか。星氏の頭を中を見てみたいものである。
他に印象に残った作品では『オアシス』がある。まさかの見開き一ページのみの短編なのだが、短い文章にもかかわらず、切れ味鋭いオチまで完璧なものだった。
Posted by ブクログ 2024年03月02日
「友を失った夜」を読みたくなって購入しました。
星新一さんの本は私にとっては味わい深い本です。
初めて読んでから随分経ちましたが、時代が変わるとまた作品の中の「ことば」が、より強い意味を持って伝わってくるような、そんな一冊です。
Posted by ブクログ 2023年05月23日
症状 大いなるミスリード
囚人 罪のない人間を殺すことによってできた新しい社会で、どんな法を作り、守らせようと言うんだね。
いろんなことをいろんなものに置き換えて考えられる話。この話自体は透明でないけど。
すばらしい食事 再読だけどどうまとめるのか予想を少しずつ裏切られながら読めた
Posted by ブクログ 2011年06月25日
3冊目。悪いことしようとして失敗、というパターンの話が多かったように思う。
印象に残ってるのは「囚人」だろうか。誰が悪人か、というのはあまりにも陳腐な問題提起だろうが、短編内での悪人は世論によれば間違いなく、人類の救済を妨げている囚人ということになってしまう。
囚人が牢にいる理由は、悪いこと...続きを読むをしたわけでもなければ冤罪ですらない。
でも、世界中の人間から死ぬことを願われている。大切な人から疎んじられるのは辛いし、「世界中を敵に回しても僕は君を守る!!」的な臭いセリフを吐ける人間でも、実際に世界中を敵に回したらどんな気持ちになるのだろう。あまりにも現実とかけ離れた舞台設定で、どうにも想像が湧かないけど。