星新一のレビュー一覧

  • ボッコちゃん

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    こんなんだっけ

    小学生の時にハマって読んで居たはずのショートショートシリーズ。20歳を超えた今読み返してみると、果たして小学生の時の私はそれぞれの話のオチを理解して読んでいたのだろうかと疑問に思います。特に「肩の上の秘書」などは、当時読んでいたら現実味のない笑い話として受け止めていたでしょうが、今読むと本当に笑えない。行間が読めず、文字通りに受け取ってしまって感情を露わにする人が増えたり。AI技術が発展したり。ヒヤリとする恐ろしい気がしました。星新一、久々に読みましたがやっぱり面白い。他の作品も読み返してみます。

    #怖い #深い #笑える

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    2023年07月23日
  • 盗賊会社

    匿名

    購入済み

    盗賊会社

    星新一のショートショートは どれもこれも外れがなくて、読むたびに新鮮で 今回のストーリーにはどんな結末にどんでん返しが待っているのだろうかと 毎回毎回ハラハラワクワクドキドキします。

    #ドキドキハラハラ #笑える

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    2023年07月21日
  • 地球から来た男

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    厭世的で夢想的。現実を捉えているがその輪郭はどこかあやふや。
    星新一さんの作品は初めてだったのだが、その世界観に引き込まれた。
    この人の作品が人気になるのは必然なのだと思わせる魅力がある。
    星新一さんには、この世界がどう見えているのか。
    とても気になった。

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    2023年07月03日
  • どこかの事件

    匿名

    購入済み

    どこかの事件

    さすがは星新一様 全てが何らかの事件絡みのショートショート ぐいぐいと引き込まれて 最後はどうなるのかと ワクワクするストーリー展開が素晴らしい

    #笑える #ドキドキハラハラ

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    2023年06月27日
  • 進化した猿たち―The Best―(新潮文庫)

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    星新一さんの聡明さと少しの変態さ(もちろんいい意味です)を感じた一冊でした。1000本以上もショートショートは、星さんだからこそ書けたのだなと改めて思いました。

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    2023年06月03日
  • 未来いそっぷ

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    星新一ワールドが広がっており、クスッと笑える話から、よく考えると重みのある話などバラエティに富んだ短編集。

    最後に収録された『たそがれ』。
    私たちは基本的に人の気持ちを持っているが、もの視点でこの世を考えると面白いなと思う。

    私は星新一の文章を読むと、子どもの頃の気持ちを思い出す。何に対しても新鮮で、興味の矢印を向けられる、そんな気持ち。
    懐かしさが込み上げてくるから、スキナノダ。

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    2023年05月28日
  • ブランコのむこうで

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    すごく良かった。星新一にこんな長編があったのかという嬉しい驚きがあった。子供向けのファンタジックなお話のようだけど、どこか達観した目線がある。主人公の優しい男の子の年相応の言動と不意に漏れる客観的な言葉がすごく良い。星新一だなぁといった感じ。

    社会に根ざした個人的な夢からだんだんと規模の大きな仏教的な、観念めいた夢へ移っていくのが面白い。
    「あのさまざまな夢の世界も、この現実の世界があればこそなんだ。ここが、ずっとぼくの生きてゆく世界なんだ…。」が印象的。

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    2023年05月10日
  • つぎはぎプラネット

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    星新一のやわらかい文章が好き。

    クスッと笑える短編がたくさんあり、短いものだと1ページに満たず。

    私たちが生きている“今”はこの世界のたった一瞬なんだよなぁ。
    便利になっていく一方で、変わらない部分もあったりとなんだか人って愛くるしいよなって感じ。

    また星新一の本を読みたいと思う。

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    2023年05月06日
  • 声の網

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    ネタバレ

    面白すぎる。やはりこれが1番お気に入りの本だ。何度でも読みたくなる。星新一さんの書く話はどれも現実味のあるファンタジーという感じで引き込まれる。何故コンピューターなんてさほど普及しておらず人工知能も無かった時代にここまで現実味を帯びた近未来的な話を書けるのか。星新一さん恐るべし。ページを進めていく途中で何度もあっと驚かされる。この本は短編集ではないが、短編集みたいででもしっかり長編だという不思議な本だ。各章は独立した別の主人公の話だが、「電話」という存在で全て繋がっているというところが実に面白い。12章が12ヶ月と12階にそれぞれ対応しているのが粋でとても好きだ。各章の話を通して徐々に電話相手

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    2023年05月01日
  • ちぐはぐな部品

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    最近流行の大規模言語モデルAIで思い出し、「神」という作品を読み返したくて再読。

    ある装置に古今東西のあらゆる〈神〉についての莫大なデータをインプットしていくと...

    オチを忘れていたのだけど、やっぱり面白い。ホームズの話や、最初の「いじわるな星」も好き。

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    2023年04月16日
  • 気まぐれ指数

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    ネタバレ

    大好きな作家の長編!短編が多い作者なので新鮮な気持ちで読んだ。


     一つの話にいくつもの見事な伏線と構成を仕掛ける作者が長編でもその見事な手腕を発揮しているが、これだけ長いと読んでいるだけでも大変だ。あっ!これはこのことか!これはこれとの対比か!と発見の連続で脳が疲れる。しかし本当に楽しい読書だ。仏像と株券の二転三転する真偽と移動していくお金…読んでいて目が回りそうになるほどによく練られている。長編でも物語の構築力が素晴らしい。さらに繰り返し出てくる気になる要素も全て回収されている。とくに黒幕だった三人の関係も面白く、ここからもまた何か生まれそうだ。気まぐれが重なり思いもよらない結果になる作

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    2023年03月31日
  • ようこそ地球さん

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    SFチックなショートショートでとても読みやすい
    星新一特有の世界観とその中にあるブラックな要素がクセになる
    昔の作品なのに今読んでも色褪せない

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    2023年03月09日
  • 白い服の男

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    Instagramでフォローしている方の紹介。星新一が読まず嫌いにならなくなりました!シュール(恐)

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    2023年03月18日
  • 声の網

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    解説に1970年に書かれた本だと記されている。驚くほどの正確さで背筋が寒くなる。おそらく人の営みとその要望に対する深い洞察が為せる技(欲しい物は可能である限り、そのうちにつくられるから)。最近流行りのchatGPTと音声認識を使えば、ほとんどそっくりなことができる。
    ただ一つないのは秘密を保持する情報銀行だけ。プライベートな情報の保存という意味ではdropbox辺りが、プラットフォームという意味ではGAFAM辺りが一番近いだろうが、人々のセキュリティへの関心も相応に高まっていて、この話ほど不用意に秘密を保持させる方法は支持されないように思える。
    シンギュラリティが実現されていそうな、10年後に

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    2023年03月03日
  • マイ国家

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    友情の盃
    雪の女
    服を着たゾウ

    再読を重ねれば 展開の驚きよりも 馴染みの設定からの展開や叙述の品格を味わっているような感覚
    作品数の多さもあって 星新一シリーズは飽きずに読みたいと思える

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    2023年03月04日
  • 妄想銀行

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    「信念」が一番面白かった。人はどうしてもわがままな生き物で、すごい人物になるには、何かを成し遂げるには、世の中のために立つためとかではなく自分の利益のために、という目的でなければやっていけないのかもしれない

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    2023年02月23日
  • おせっかいな神々

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     星新一さん三ヶ条。
     なるほどそれで、エロ系の作品が皆無だったのだ。それにしても相変わらず面白い作品たちでした。でもさすがにこれだけ続けて読むとちょっと食傷気味だけど。

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    2023年11月14日
  • マイ国家

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    裏切らない星新一さん。ただ面白いだけでなく、この世界、社会、生活への皮肉が入っていたり、嘆きが入っていたり、ん?あれ?と思うスパイスが効いている。ショートショートがこんなに多く書かれているのに、どれも視点が違うので飽きずに読めた。

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    2023年01月28日
  • 竹取物語

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    面白い!「ひと息」と、コラムが入るのも面白い。物語の書き手として客観的な感想があるのも面白い。授業で使いたいなぁ。

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    2023年01月08日
  • ようこそ地球さん

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    星新一さん、科学者のような視点から作り出すショートショート。吹き出してしまいそうなオチがあったり、心あたたまるエンディングであったり、とにかく楽しく読める。
    特に気に入ったのは『処刑』。いつ死ぬかわからないのは玉が爆発する時をハラハラ待つのと同じ。いや、元気に生きていても手元にいつ爆発するか分からない玉があるかもしれない。いつも人間は死刑執行を待っているのかも知れない。死を感じながら、死を恐れて、生に執着して生きてるのが人間なんだな。
    『愛の鍵』ドアを開けるための言葉。「楽しかったわ」が「ごめんなさい」に代わり、2人の心が繋がる。他のストーリーにはない微笑ましい話。

    地球が星新一の描くような

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    2023年01月04日