星新一のレビュー一覧

  • ようこそ地球さん

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    ネタバレ

     最も印象に残ったのは、「処刑」である。
     罪を犯し、処刑用の星に飛ばされた男は、生活に必要不可欠な水をもたらし、またいつ爆発するか分からない「玉」を持ち、星を巡る旅に出る。死の恐怖と戦いながら玉のボタンを押すが、ある瞬間から、ボタンを押すことに躊躇がなくなる。そのときの男の気づきが、この短編の本質である気がした。
     死は、日常にありながら非日常のように扱われ、人は死について考えず、また考えようとしない。しかしながら、死の可能性は生きる私たちの周囲に無数に存在し、今生きる私たちはその死へ繋がるルートを幸運にも逃れてきたに過ぎない。そして、この先も、死の可能性は私たちにつきまとい続ける。
     これ

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    2023年10月24日
  • ブランコのむこうで

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    自分も小さい頃、目が覚めた時に一瞬ここがどこか分からなくなり、少しずつ現実の世界に馴染んでいく感覚を経験したことがある
    きっと、夢の世界でいろんな体験をしてたんだろうな

    ブランコの向こうの世界。
    本当にあるかわからないけど、あったらいいなぁと思いました。

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    2023年10月06日
  • 地球から来た男

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    星新一氏が面白くないわけはない。
    初めて読んでから既に半世紀ほどたっているけど、全く古く感じない。

    ただ、改めて読んでみて、SFという衣をを被った「心理学 哲学」教本だったんだと思い立った。
    星新一特有の人を斜めから観察して、軽快に皮肉ってサラッと終わる。
    特別なことが起こってるとと思っているのは本人だけで、周りから見たら「よくあること」の一つと思うかも……。

    カバーイラストと挿入画は、片山若子氏。
    贅沢な文庫本でした。

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    2023年09月20日
  • きまぐれロボット

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    淡々とした文章からこんなにも世界が広がるのは星新一しかいない。エフ博士もお金持ちのアール氏も懐かしい。

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    2023年09月16日
  • おのぞみの結末

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    ネタバレ

    一年間
    冒頭の人間だと思ってロボットに抱きついてしまう流れがよく分からない。金は払ったからという勝手な理由でただ単に抱きついたってことかな。
    ある意味優秀なロボットのおかげでその後の結婚生活に役立ったという物語。

    ひとつの目標
    世界平和のために頑張ったがつまらなくなったので元に戻すことに。

    あの男この病気
    追いかけっこに勝てば特権階級へ。

    侵入者との会話
    おとり捜査のさらなる捜査。

    現実
    リアルな夢の中。

    親しげな悪魔
    願いを叶えるための犠牲。

    わが子のために
    ある占い
    おのぞみの結末
    空の死神
    要求

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    2023年10月13日
  • 竹取物語

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    かぐや姫による、高杉晋作並の即興当意即妙ディスりラップ(57577)がいちいちハイライト。
    しっかりSFとして面白いし、悠久過ぎて古代人と地球外生命体との邂逅史実か?とも。
    星新一の試行錯誤過程が見られる解説とあとがきもよい。

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    2023年08月30日
  • エヌ氏の遊園地

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    不思議な世界を楽しめる短編集。
    最後にどんな結末が待ってるのかわくわくしながら読んで、最後のどんでん返しに驚かされ、少し抜けてるN氏をバカだなあと呆れながら、どの作品もクスッと出来る面白さがありました。

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    2023年08月30日
  • どんぐり民話館

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     星新一さんの作品の中でも多分珍しい現代の民話たちです。お城と領主と青年と、そしてときどきお姫様が出てきます。そしてなぜか主人公ワタシは青年の係です。
     読む力が衰えて来ているのか結末の意味が話から作品もいくつかありましたが、それでもやっぱり星新一さん。楽しく読ませていただきました。

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    2023年11月14日
  • ご依頼の件

    匿名

    購入済み

    ご依頼の件

    星新一は本当に天才だと思います。こんなにもたくさんの名作傑作を次から次へと発表するなんて‼️星新一の作品に外れなし‼️です。最後のどんでん返しに今度はどんな結末が待っているのかと思うと、いつもワクワクドキドキします。手軽に読めるのも最高です。

    #笑える #ドキドキハラハラ

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    2023年08月02日
  • 竹取物語

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    星新一さんのファンで、手に取ってみました。知ってるようで知らなかった竹取物語。様々な男の散り様も多様で面白く、解説もまた星さんらしくて一気に読めました。平安時代からSFチックな思考をする人がいるなんて、、前衛的だなと感じました。

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    2023年07月28日
  • ボッコちゃん

    購入済み

    こんなんだっけ

    小学生の時にハマって読んで居たはずのショートショートシリーズ。20歳を超えた今読み返してみると、果たして小学生の時の私はそれぞれの話のオチを理解して読んでいたのだろうかと疑問に思います。特に「肩の上の秘書」などは、当時読んでいたら現実味のない笑い話として受け止めていたでしょうが、今読むと本当に笑えない。行間が読めず、文字通りに受け取ってしまって感情を露わにする人が増えたり。AI技術が発展したり。ヒヤリとする恐ろしい気がしました。星新一、久々に読みましたがやっぱり面白い。他の作品も読み返してみます。

    #笑える #深い #怖い

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    2023年07月23日
  • 盗賊会社

    匿名

    購入済み

    盗賊会社

    星新一のショートショートは どれもこれも外れがなくて、読むたびに新鮮で 今回のストーリーにはどんな結末にどんでん返しが待っているのだろうかと 毎回毎回ハラハラワクワクドキドキします。

    #笑える #ドキドキハラハラ

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    2023年07月21日
  • 地球から来た男

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    厭世的で夢想的。現実を捉えているがその輪郭はどこかあやふや。
    星新一さんの作品は初めてだったのだが、その世界観に引き込まれた。
    この人の作品が人気になるのは必然なのだと思わせる魅力がある。
    星新一さんには、この世界がどう見えているのか。
    とても気になった。

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    2023年07月03日
  • どこかの事件

    匿名

    購入済み

    どこかの事件

    さすがは星新一様 全てが何らかの事件絡みのショートショート ぐいぐいと引き込まれて 最後はどうなるのかと ワクワクするストーリー展開が素晴らしい

    #笑える #ドキドキハラハラ

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    2023年06月27日
  • 進化した猿たち―The Best―(新潮文庫)

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    星新一さんの聡明さと少しの変態さ(もちろんいい意味です)を感じた一冊でした。1000本以上もショートショートは、星さんだからこそ書けたのだなと改めて思いました。

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    2023年06月03日
  • 未来いそっぷ

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    星新一ワールドが広がっており、クスッと笑える話から、よく考えると重みのある話などバラエティに富んだ短編集。

    最後に収録された『たそがれ』。
    私たちは基本的に人の気持ちを持っているが、もの視点でこの世を考えると面白いなと思う。

    私は星新一の文章を読むと、子どもの頃の気持ちを思い出す。何に対しても新鮮で、興味の矢印を向けられる、そんな気持ち。
    懐かしさが込み上げてくるから、スキナノダ。

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    2023年05月28日
  • ブランコのむこうで

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    すごく良かった。星新一にこんな長編があったのかという嬉しい驚きがあった。子供向けのファンタジックなお話のようだけど、どこか達観した目線がある。主人公の優しい男の子の年相応の言動と不意に漏れる客観的な言葉がすごく良い。星新一だなぁといった感じ。

    社会に根ざした個人的な夢からだんだんと規模の大きな仏教的な、観念めいた夢へ移っていくのが面白い。
    「あのさまざまな夢の世界も、この現実の世界があればこそなんだ。ここが、ずっとぼくの生きてゆく世界なんだ…。」が印象的。

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    2023年05月10日
  • つぎはぎプラネット

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    星新一のやわらかい文章が好き。

    クスッと笑える短編がたくさんあり、短いものだと1ページに満たず。

    私たちが生きている“今”はこの世界のたった一瞬なんだよなぁ。
    便利になっていく一方で、変わらない部分もあったりとなんだか人って愛くるしいよなって感じ。

    また星新一の本を読みたいと思う。

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    2023年05月06日
  • 声の網

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    ネタバレ

    面白すぎる。やはりこれが1番お気に入りの本だ。何度でも読みたくなる。星新一さんの書く話はどれも現実味のあるファンタジーという感じで引き込まれる。何故コンピューターなんてさほど普及しておらず人工知能も無かった時代にここまで現実味を帯びた近未来的な話を書けるのか。星新一さん恐るべし。ページを進めていく途中で何度もあっと驚かされる。この本は短編集ではないが、短編集みたいででもしっかり長編だという不思議な本だ。各章は独立した別の主人公の話だが、「電話」という存在で全て繋がっているというところが実に面白い。12章が12ヶ月と12階にそれぞれ対応しているのが粋でとても好きだ。各章の話を通して徐々に電話相手

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    2023年05月01日
  • ちぐはぐな部品

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    最近流行の大規模言語モデルAIで思い出し、「神」という作品を読み返したくて再読。

    ある装置に古今東西のあらゆる〈神〉についての莫大なデータをインプットしていくと...

    オチを忘れていたのだけど、やっぱり面白い。ホームズの話や、最初の「いじわるな星」も好き。

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    2023年04月16日