星新一のレビュー一覧

  • 気まぐれ指数

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    私の大好きな<最後まで読んだらタイトルの意味が分かる>タイプの物語だった。登場人物のクセモノぶりが紹介される序盤、先行き不透明な騙し合いが展開される中盤を経て、星新一の得意技である「どんでん返し」がマシンガンのように連発される終盤は、もう驚きを通り越して抱腹絶倒もの。「ショートショートとちがって長編では、間延びしてキレ味が鈍るのでは?」という読む前の不安はまったくの杞憂だった。素晴らしい!

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    2018年01月08日
  • おせっかいな神々

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    神様の気まぐれか運命のイタズラか、ふとした拍子に日常をはみ出してしまった人たちの悲喜こもごもが、ギュッと凝縮されている。個人的にイチオシは、敢えて真相がボカされたまま終わる結末が味わい深い「箱」ですかね。

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    2018年01月08日
  • たくさんのタブー

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    肌触りは『おのぞみの結末』に近い感じ。宇宙人やUFOはほとんど登場せず、ミステリー/ホラー系が多い。毎度思うのだが、星新一の現代ものショートショートは、「もしかして、今どこかでこんなことが起きているかも?」と思わせるような、日常世界に肉薄したリアルさを感じさせる。著者のするどい観察眼の賜物なのであろうな。

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    2018年01月08日
  • エヌ氏の遊園地

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    内容紹介にも記述があるように、ユーモア重視のショートショートが多く納められている。それゆえ、ブラック成分や厭世観はやや薄め。所収作品の中では、おそらく落語をベースにしたのであろう、トントン拍子に進んで笑えるオチがつく「うらめしや」が特に面白かった。

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    2018年01月08日
  • 城のなかの人

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    SFの巨匠として名高い星新一の時代小説を集めた作品集。戦国時代の終焉を豊臣秀頼の視線で描いた「城のなかの人」から開幕し、奇妙な親子関係が織りなす成り上がりストーリィ「春風のあげく」、時代劇の悪役の定番・由比正雪に意外な人物がからむ「正雪と弟子」、SFショートショートに近い味わいを持つ「すずしい夏」を挟んで、佐幕派のやり手官僚:小栗上野介忠順の目から幕末の世を見つめる「はんぱもの維新」で幕を閉じる。どの話も、人が泡沫のように浮かんでは消える歴史の虚しさと、星新一特有の冷徹な描写とが、見事にシンクロしていた。

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    2018年01月08日
  • どこかの事件

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    タイトル(表題作のタイトル)がズバリ内容を表している。サラリーマン、主婦、夫婦、カップル……どこにでもいそうな人間が遭遇する、どこででも発生しそうな怪奇事件の数々に、言いようのない怖さを感じた。

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    2018年01月08日
  • これからの出来事

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    怪奇譚と幻想譚が入り乱れ、意識の深層にもぐり込むようなショートショートが21本収められている。表題作「これからの出来事」は、どことなく『マトリックス』に通じている気がする。いま生きて感知している自分の体や世界は、もしかして本物じゃないのでは……と疑念を持たせる秀逸な一遍。

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    2018年01月08日
  • ひとにぎりの未来

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    星新一が類まれなイマジネーションで描き出す、未来像のひとピースたちが40編。「科学が進歩したら、我々は何を得て、何を失うのか」。そんな問いかけが聞こえてきそうな読後感であった。

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    2018年01月08日
  • 竹取物語

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    日本人ならだれでも知ってるかぐや姫
    世界で最も古いSFではないかといわれている1000年以上も前の日本の古典をSF界の第一人者、星新一さんが忠実に現代語訳にいどんだ名訳著!(表紙カバー折曲げ部分記載文引用)
    章の終わりごとにある星新一さんの「ちょっと!ひと息」で
    物語のつづきをいかにして読ませようとしているかの解説も面白い
    本文中の五人の求婚者が失敗するたびに流行る言葉(今に通じることわざ的なことば)も面白い
    私が買ったのは実写版(十二単衣をきた女性の写真)だけど、絵の表紙のがよかったな~
    和田誠さんの本文イラストは好き
    最後に原文も有
    学生時代に古文の時間で習ったよなぁ~いとなつかし(笑)(

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    2017年12月19日
  • 宇宙のあいさつ

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    爆笑問題カーボーイのショートショートショートを聞いてて久々に読みたくなった。お手軽に楽しめて爽快で考えさせられる。

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    2017年11月05日
  • 地球から来た男

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    初めて読んだ星新一作品。

    読んでいる間は、ほんの一瞬、今いる自分の世界とは違う、別の世界へ意識が飛び、不可思議な出来事を垣間見ているような気分になりました。

    さも当たり前のように行われている会話や動作には、読者の視点では何とも奇妙で不可解なことばかりなのに、実際には、こんなことが日本の何処かで本当に行われているんじゃないか?と思うほど現実味を帯びていてこわい…!
    淡々と語られているのがさらに拍車をかけていて…
    怖いもの見たさなのかも…?
    いつの間にか、星新一ワールドに
    どんどん惹き込まれていました。

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    2017年10月09日
  • 明治の人物誌

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    固そうな表紙と題名で手に取るのを躊躇うには非常に勿体無い作品。星新一による明治の偉人伝記。
    とにかく今の政治家に幻滅している人はこれをぜひとも読んで欲しい。すごく元気が出る。

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    2017年08月13日
  • ブランコのむこうで

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    子供に読ませたい小説として最適。
    中学の時に、なにげに勧めた友達が大絶賛していたのがいまだに記憶に残っている。

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    2017年07月09日
  • 人民は弱し 官吏は強し

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    大学時代より、関心を寄せて来た「官と民の在り方、連携の仕方」を表したようなタイトル『人民は弱し 官吏は強し』に惹かれて、購入。内容も詰まった伝記本であった。

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    2017年05月18日
  • かぼちゃの馬車

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     ほかの単行本のあいまあいまに少しずつ読むには、星新一さんの薄い文庫はまことにもってこいです。電車内で単行本を読み終えたその時間のすきまにピッタリはまります。
     この文庫も??な作品がたくさんでしたが、中でも、「質問と指示」という妖精のお話が秀逸でした。なんどもエヘヘと笑いをもらしてしまいました。
     解説に星新一さんのショートショートが1000本を越えたとの記載がありました。まだまだいっぱい面白い作品があることでしょう。大安心です。

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    2017年03月30日
  • 夜のかくれんぼ

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    初の星新一!何とも言えない後味の悪さにワクワクさせられてページをめくる手が止まらなかった。映像作品や演劇でも見てみたいなと思った。

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    2017年01月11日
  • ちぐはぐな部品

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    昭和47年に初版されたものなんて信じられないです。まるで未来を予想しているかのようで曳引き込まれした。特に「凍った時間」「神」「鬼」「壁の穴」に引き込まれました。あと「シャーロック・ホームズの内幕」「恋がいっぱい」「最高の悪事」も面白かったです。10点をつけたいくらいでした。

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    2016年10月31日
  • 地球から来た男

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    カドフェスの「かまわぬ」カバーが欲しくて購入(^^;)しかし星新一さんの作品はいつ読んでも違和感なく、色褪せないな~(*^▽^*)それとも自分が作品と共に古くなっているから、違和感ないのかな~(--;)

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    2016年10月11日
  • ご依頼の件

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    【星新一という世界】

    私には好きな世界がある。その一つが星新一の世界だ。星新一の世界は、未来がモノクロで映し出される世界。全てはグレースケールをかけたように、粗い粒子を散りばめたような映像の繰り返しである。見たことがあるような、でもだれも見たことがない星新一の世界の中で、人は生まれ、育ち、社会に出て、結婚して、子供を成し、そして死んでいく。

    作品自体はもちろん、あとがきがとてもよかった。こんな風に物語が生まれてくるのならば、きっと世界は揺らぎながらも続いていくのだろう。あえて、この問題に向き合わない作家もいるのだろうと思う。廃れていくことにカタルシスを感じる者もいるかもしれない。だけど、星

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    2016年09月12日
  • 地球から来た男

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    ネタバレ

    はじめての作家。カドフェス2016で、手にした。不思議の世界に連れて行かれ、最後は思いもよらない転回で終わる。短いストーリーの中で、内容はとても濃いもので、物語の中に引き込まれる!何なんだ?この作家は……。別の作品も読んでみたくなった。

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    2016年09月27日