星新一のレビュー一覧

  • さあ、気ちがいになりなさい

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    それぞれの話はまったく違う展開をみせるのだが、どの話にもちゃんとオチがある。話がうまいとはこういうことかと。とても楽しめました。

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    2019年02月17日
  • 声の網

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった。途中までは、ひとの噂話とか秘密とか勝手に話題にするようなことはダメだよなといった教えのことかなと漠然と思っていたのだけど、途中から、電話とコンピューターのテクノロジーと人との共存が課題だったり、もしかしたら未来はAIが人格を持ち、人間が反対に支配されるのでは?って予測の話とわかった途端、衝撃だった。当時は電話とコンピュータだったで話は進んでるけど、現代でいう完璧にSNS、インターネット、予知機能、情報社会の到来を予測されている。もうびっくりぽん。文章も漢字とひらがなのバランスがよくって読みやすく。ぐいぐい引き込まれた。

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    2019年01月30日
  • 人民は弱し 官吏は強し

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    15年ぶりくらいに再読
    作者の各評伝だけでなく小説全作を合わせても著しく小説らしい作品
    かたきとしての「官吏」だけでなく
    それに対して処そうとするやりかたのあまりに特異な父親にも
    そしてそれを知ることのないまま社業を放った自身にも
    複雑な感情を乗せている
    星一という現在の目からも怪異な人物の一側面を切り取る評伝としてだけでなく
    作家星新一の作品の中に本作が在る意味も興味深い

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    2019年01月07日
  • 明治の人物誌

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    再読
    自身の父親に関する人物たちの評伝
    解説にあるようにその父親が評価した側を取り上げることで
    その行動の正しさを肯定したい信条が全体を支持している
    自分のことだからそうでない側は書けなかったのだろうか
    一面でなく様々な面からの視点を一人の著者に求めるものではないだろうけれど

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    2018年10月19日
  • 盗賊会社

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    素っ気ないほどのシンプルな文章で、飽きずに読めるショートショートが36編。もしかして実話なんじゃないかと思わせる「ぼろ屋の住人」、あまりにも悲しい「善意の集積」、そのうち現実が追いつくかもしれない予言めいた「長い人生」あたりが特にお気に入りである。

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    2018年10月12日
  • 凶夢など 30

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    ん? ちょっと待てよ……な「考えオチ」が少し多い印象。しかしながらショッキング極まる表題作「凶夢」、ユーモラスな味わいが気持ちいい「生きていれば」、人類という存在の根底を問う壮大な巻末作「捕獲した生物」など、ビシっと決まるものもちゃんと用意されている。

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    2018年10月01日
  • さあ、気ちがいになりなさい

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    さあ、気ちがいになりなさい。フレドリックブラウン先生の著書。奇妙だけれどとても面白くて最後までハラハラドキドキしながら楽しめる短編小説の数々。翻訳はショートショートで有名な星新一先生。星新一先生のファンの皆様には、ぜひ読んでほしい一冊です。

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    2018年09月03日
  • 夜のかくれんぼ

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    作家志望者が思いつく「意外な発想」「驚くようなどんでん返し」「人間の心の闇を抉る」系のアイデアは、全て星新一が書ききってしまっているのだ。嗚呼……

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    2018年01月08日
  • ちぐはぐな部品

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    『きまぐれロボット』には一応「児童向けのSF」という枠組みがあったが、こちらはテンデンバラバラ、多種多様なショートショートが集められている。全編哀しみに満ちたSF巨編「凍った時間」、ナンセンスギャグが炸裂するファンタジー「恋がいっぱい」、欲深い男2人が痛快な大岡裁きでやりこめられる時代もの「名判決」などなど……このバラバラさ加減をそのまま書名の由来としたことまで含め、洗練されきった名匠の技巧が光る一冊。

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    2018年01月08日
  • 地球から来た男

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    展開は完全なギャグなのに不思議な哀愁がただよう表題作「地球から来た男」、シュールを極めた怪作「ある種の刺激」、むやみにスケールが大きくてオチの方は小さくまとまるアンバランスさがたまらない「戦士」など、アイデアの豊かさに圧倒される。以前別の本で読んだ話と似通っていても、味わう驚きは重複しない。星新一は<捻りを効かせる>ことに関しては、まさに右に出る者が無い究極のプロフェッショナルである。

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    2018年01月08日
  • 気まぐれ指数

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    私の大好きな<最後まで読んだらタイトルの意味が分かる>タイプの物語だった。登場人物のクセモノぶりが紹介される序盤、先行き不透明な騙し合いが展開される中盤を経て、星新一の得意技である「どんでん返し」がマシンガンのように連発される終盤は、もう驚きを通り越して抱腹絶倒もの。「ショートショートとちがって長編では、間延びしてキレ味が鈍るのでは?」という読む前の不安はまったくの杞憂だった。素晴らしい!

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    2018年01月08日
  • たくさんのタブー

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    肌触りは『おのぞみの結末』に近い感じ。宇宙人やUFOはほとんど登場せず、ミステリー/ホラー系が多い。毎度思うのだが、星新一の現代ものショートショートは、「もしかして、今どこかでこんなことが起きているかも?」と思わせるような、日常世界に肉薄したリアルさを感じさせる。著者のするどい観察眼の賜物なのであろうな。

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    2018年01月08日
  • おせっかいな神々

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    神様の気まぐれか運命のイタズラか、ふとした拍子に日常をはみ出してしまった人たちの悲喜こもごもが、ギュッと凝縮されている。個人的にイチオシは、敢えて真相がボカされたまま終わる結末が味わい深い「箱」ですかね。

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    2018年01月08日
  • 城のなかの人

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    SFの巨匠として名高い星新一の時代小説を集めた作品集。戦国時代の終焉を豊臣秀頼の視線で描いた「城のなかの人」から開幕し、奇妙な親子関係が織りなす成り上がりストーリィ「春風のあげく」、時代劇の悪役の定番・由比正雪に意外な人物がからむ「正雪と弟子」、SFショートショートに近い味わいを持つ「すずしい夏」を挟んで、佐幕派のやり手官僚:小栗上野介忠順の目から幕末の世を見つめる「はんぱもの維新」で幕を閉じる。どの話も、人が泡沫のように浮かんでは消える歴史の虚しさと、星新一特有の冷徹な描写とが、見事にシンクロしていた。

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    2018年01月08日
  • どこかの事件

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    タイトル(表題作のタイトル)がズバリ内容を表している。サラリーマン、主婦、夫婦、カップル……どこにでもいそうな人間が遭遇する、どこででも発生しそうな怪奇事件の数々に、言いようのない怖さを感じた。

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    2018年01月08日
  • エヌ氏の遊園地

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    内容紹介にも記述があるように、ユーモア重視のショートショートが多く納められている。それゆえ、ブラック成分や厭世観はやや薄め。所収作品の中では、おそらく落語をベースにしたのであろう、トントン拍子に進んで笑えるオチがつく「うらめしや」が特に面白かった。

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    2018年01月08日
  • これからの出来事

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    怪奇譚と幻想譚が入り乱れ、意識の深層にもぐり込むようなショートショートが21本収められている。表題作「これからの出来事」は、どことなく『マトリックス』に通じている気がする。いま生きて感知している自分の体や世界は、もしかして本物じゃないのでは……と疑念を持たせる秀逸な一遍。

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    2018年01月08日
  • ひとにぎりの未来

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    星新一が類まれなイマジネーションで描き出す、未来像のひとピースたちが40編。「科学が進歩したら、我々は何を得て、何を失うのか」。そんな問いかけが聞こえてきそうな読後感であった。

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    2018年01月08日
  • 竹取物語

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    日本人ならだれでも知ってるかぐや姫
    世界で最も古いSFではないかといわれている1000年以上も前の日本の古典をSF界の第一人者、星新一さんが忠実に現代語訳にいどんだ名訳著!(表紙カバー折曲げ部分記載文引用)
    章の終わりごとにある星新一さんの「ちょっと!ひと息」で
    物語のつづきをいかにして読ませようとしているかの解説も面白い
    本文中の五人の求婚者が失敗するたびに流行る言葉(今に通じることわざ的なことば)も面白い
    私が買ったのは実写版(十二単衣をきた女性の写真)だけど、絵の表紙のがよかったな~
    和田誠さんの本文イラストは好き
    最後に原文も有
    学生時代に古文の時間で習ったよなぁ~いとなつかし(笑)(

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    2017年12月19日
  • 宇宙のあいさつ

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    爆笑問題カーボーイのショートショートショートを聞いてて久々に読みたくなった。お手軽に楽しめて爽快で考えさせられる。

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    2017年11月05日