星新一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
筒井康隆、小松左京ときたら、星新一も並べて置こうと思ってエントリーしました。『ボッコちゃん』と迷ったけど、こっちに。
暴力を抑圧することが暴力的なんだ、とまとめてしまうと単純ですが、星新一にかかれば切れ味鋭いショートショートになります。着想とかプロット自体に真新しさはないんですが、人間の本質をついてる感じがするんですよね。書けそうで書けない、というのが星新一流ショートショート。
ちなみに余談ですが、著作権を管理してる娘さんが他人の作品にいちゃもんつけてパクリだなんだと騒いでいたのは星新一の名に泥を塗る行為だと思いました。古い話ですけど。 -
Posted by ブクログ
70年代に書かれた小説だが、作中の「声の網」とはいわばインターネットであり、その予見力は凄まじい。本格は連作短編集の形式を取っているが、一本一本の短編は、いつものショート・ショートに見られる切れ味の鋭さはなく、どれも茫洋とした結末を迎える。だがその背後で進行する徹底した管理社会への変貌と、それによる影響を受けながらも日常の風景が変わらない様は非常に恐ろしいものを感じる。各々の秘密が価値を持ち、受信する側だけでなく発信する側に回りたいという感覚はネット社会の今だとかなりのリアリティを感じる。ネットのインフラや公平性、それに対する依存などをしっかり描き切ったSFの名作である。
-
-
-
Posted by ブクログ
日本人ならだれでも知ってるかぐや姫
世界で最も古いSFではないかといわれている1000年以上も前の日本の古典をSF界の第一人者、星新一さんが忠実に現代語訳にいどんだ名訳著!(表紙カバー折曲げ部分記載文引用)
章の終わりごとにある星新一さんの「ちょっと!ひと息」で
物語のつづきをいかにして読ませようとしているかの解説も面白い
本文中の五人の求婚者が失敗するたびに流行る言葉(今に通じることわざ的なことば)も面白い
私が買ったのは実写版(十二単衣をきた女性の写真)だけど、絵の表紙のがよかったな~
和田誠さんの本文イラストは好き
最後に原文も有
学生時代に古文の時間で習ったよなぁ~いとなつかし(笑)(