星新一のレビュー一覧

  • 城のなかの人

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    SFの巨匠として名高い星新一の時代小説を集めた作品集。戦国時代の終焉を豊臣秀頼の視線で描いた「城のなかの人」から開幕し、奇妙な親子関係が織りなす成り上がりストーリィ「春風のあげく」、時代劇の悪役の定番・由比正雪に意外な人物がからむ「正雪と弟子」、SFショートショートに近い味わいを持つ「すずしい夏」を挟んで、佐幕派のやり手官僚:小栗上野介忠順の目から幕末の世を見つめる「はんぱもの維新」で幕を閉じる。どの話も、人が泡沫のように浮かんでは消える歴史の虚しさと、星新一特有の冷徹な描写とが、見事にシンクロしていた。

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    2018年01月08日
  • これからの出来事

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    怪奇譚と幻想譚が入り乱れ、意識の深層にもぐり込むようなショートショートが21本収められている。表題作「これからの出来事」は、どことなく『マトリックス』に通じている気がする。いま生きて感知している自分の体や世界は、もしかして本物じゃないのでは……と疑念を持たせる秀逸な一遍。

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    2018年01月08日
  • どこかの事件

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    タイトル(表題作のタイトル)がズバリ内容を表している。サラリーマン、主婦、夫婦、カップル……どこにでもいそうな人間が遭遇する、どこででも発生しそうな怪奇事件の数々に、言いようのない怖さを感じた。

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    2018年01月08日
  • ひとにぎりの未来

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    星新一が類まれなイマジネーションで描き出す、未来像のひとピースたちが40編。「科学が進歩したら、我々は何を得て、何を失うのか」。そんな問いかけが聞こえてきそうな読後感であった。

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    2018年01月08日
  • 竹取物語

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    日本人ならだれでも知ってるかぐや姫
    世界で最も古いSFではないかといわれている1000年以上も前の日本の古典をSF界の第一人者、星新一さんが忠実に現代語訳にいどんだ名訳著!(表紙カバー折曲げ部分記載文引用)
    章の終わりごとにある星新一さんの「ちょっと!ひと息」で
    物語のつづきをいかにして読ませようとしているかの解説も面白い
    本文中の五人の求婚者が失敗するたびに流行る言葉(今に通じることわざ的なことば)も面白い
    私が買ったのは実写版(十二単衣をきた女性の写真)だけど、絵の表紙のがよかったな~
    和田誠さんの本文イラストは好き
    最後に原文も有
    学生時代に古文の時間で習ったよなぁ~いとなつかし(笑)(

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    2017年12月19日
  • 宇宙のあいさつ

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    爆笑問題カーボーイのショートショートショートを聞いてて久々に読みたくなった。お手軽に楽しめて爽快で考えさせられる。

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    2017年11月05日
  • 地球から来た男

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    初めて読んだ星新一作品。

    読んでいる間は、ほんの一瞬、今いる自分の世界とは違う、別の世界へ意識が飛び、不可思議な出来事を垣間見ているような気分になりました。

    さも当たり前のように行われている会話や動作には、読者の視点では何とも奇妙で不可解なことばかりなのに、実際には、こんなことが日本の何処かで本当に行われているんじゃないか?と思うほど現実味を帯びていてこわい…!
    淡々と語られているのがさらに拍車をかけていて…
    怖いもの見たさなのかも…?
    いつの間にか、星新一ワールドに
    どんどん惹き込まれていました。

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    2017年10月09日
  • 明治の人物誌

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    固そうな表紙と題名で手に取るのを躊躇うには非常に勿体無い作品。星新一による明治の偉人伝記。
    とにかく今の政治家に幻滅している人はこれをぜひとも読んで欲しい。すごく元気が出る。

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    2017年08月13日
  • 人民は弱し 官吏は強し

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    大学時代より、関心を寄せて来た「官と民の在り方、連携の仕方」を表したようなタイトル『人民は弱し 官吏は強し』に惹かれて、購入。内容も詰まった伝記本であった。

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    2017年05月18日
  • かぼちゃの馬車

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     ほかの単行本のあいまあいまに少しずつ読むには、星新一さんの薄い文庫はまことにもってこいです。電車内で単行本を読み終えたその時間のすきまにピッタリはまります。
     この文庫も??な作品がたくさんでしたが、中でも、「質問と指示」という妖精のお話が秀逸でした。なんどもエヘヘと笑いをもらしてしまいました。
     解説に星新一さんのショートショートが1000本を越えたとの記載がありました。まだまだいっぱい面白い作品があることでしょう。大安心です。

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    2017年03月30日
  • 夜のかくれんぼ

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    初の星新一!何とも言えない後味の悪さにワクワクさせられてページをめくる手が止まらなかった。映像作品や演劇でも見てみたいなと思った。

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    2017年01月11日
  • ちぐはぐな部品

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    昭和47年に初版されたものなんて信じられないです。まるで未来を予想しているかのようで曳引き込まれした。特に「凍った時間」「神」「鬼」「壁の穴」に引き込まれました。あと「シャーロック・ホームズの内幕」「恋がいっぱい」「最高の悪事」も面白かったです。10点をつけたいくらいでした。

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    2016年10月31日
  • 地球から来た男

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    カドフェスの「かまわぬ」カバーが欲しくて購入(^^;)しかし星新一さんの作品はいつ読んでも違和感なく、色褪せないな~(*^▽^*)それとも自分が作品と共に古くなっているから、違和感ないのかな~(--;)

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    2016年10月11日
  • ご依頼の件

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    【星新一という世界】

    私には好きな世界がある。その一つが星新一の世界だ。星新一の世界は、未来がモノクロで映し出される世界。全てはグレースケールをかけたように、粗い粒子を散りばめたような映像の繰り返しである。見たことがあるような、でもだれも見たことがない星新一の世界の中で、人は生まれ、育ち、社会に出て、結婚して、子供を成し、そして死んでいく。

    作品自体はもちろん、あとがきがとてもよかった。こんな風に物語が生まれてくるのならば、きっと世界は揺らぎながらも続いていくのだろう。あえて、この問題に向き合わない作家もいるのだろうと思う。廃れていくことにカタルシスを感じる者もいるかもしれない。だけど、星

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    2016年09月12日
  • 地球から来た男

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    ネタバレ

    はじめての作家。カドフェス2016で、手にした。不思議の世界に連れて行かれ、最後は思いもよらない転回で終わる。短いストーリーの中で、内容はとても濃いもので、物語の中に引き込まれる!何なんだ?この作家は……。別の作品も読んでみたくなった。

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    2016年09月27日
  • 宇宙の声

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    宇宙の声とまぼろしの星の二つの話。
    プーボはすごく愛らしい!!
    オロ星での拮抗はとてもおもしろかった。

    まぼろしの星はどこへたどり着くかわからない中でいろいろな出来事が起こる話。やはり犬のペロがかわいい。

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    2016年08月23日
  • 城のなかの人

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    短編やSFで有名な著者の歴史小説。これがまた面白い。どうしてかというと、SF短編と同じく一本のテーマが軸として物語をしっかりと貫いているからだ。それゆえに横にそれず救われない物語もあるのにある意味爽快感を味わえるという一冊。また、時代の空気や人の繋げ方が見事で、こう来たのかと唸らされる。

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    2016年05月28日
  • つぎはぎプラネット

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    民間のSF大会パンフへの寄稿などまで収録した「これでもか」の未収録作品集。
    「もう、新作は読めない。」と思っていたところに棚ぼたのように降ってわいた、初めてなのに懐かしい感じがするショートショート集です。初期作品が多く、真正面から意外性があるひねりの利いたショートショートに大満足です。
    星マリナとともに当文庫の作品収集に取り組んだ高井信の後書きもグッドです。コアなファンを極めればここまでになるのか。とライフワークとしての星新一ファンの姿勢がうらやましくも思えた解説でした。

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    2016年02月17日
  • ひとにぎりの未来

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    星先生の描く未来を書いたショートショート。
    「コビト」「古びた旅館で」「遠距離通勤時代」「番号をどうぞ」「犯罪の舞台」「くさび」「はい」「涙の雨」が
    印象的でした。
    特に…
    「はい」コンピューターに支配されると怖いという事を
    痛感します。
    「古びた旅館で」こんな旅館があってほしい。
    「コビト」コンピューターと同じですが、どっちの方が恐怖なんだろう??
    「番号をどうぞ」もしこの世界にいたら狂いそうで怖い…。
    「涙の雨」徳光さんがこの中にいそう…。

    いや~、本当に読み応えあります。
    ショートショートに関してなら星先生は神です。

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    2015年11月07日
  • だれかさんの悪夢

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    中古で買いました。
    表題のショートショートはありませんが、誰かしら悪夢を
    抱えることがあるという内容でぞくっとしました。
    特に印象に残ったのは「レジャークラブ」「コレクター」「眠る前のひととき」「クーデター」「会員の特典」「一日の仕事」「だまされ保険」「飛躍への法則」ですかね。
    今回の本はロボットがあまり出なかったですが、人間の欲を
    じっくり描いた作品だと思いました。

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    2015年10月27日