星新一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレショートショート10編。未来もの、博士もの、宇宙ものいろいろ。
・業が深かった編
「悪への挑戦」
実際の犯罪者の追跡と断罪がエンタメになった世界。憎むべき悪を追い詰めるスリル、因果応報を実感できるカタルシスは確かに楽しい。
それでもTVの前から呟かれる「正義が楽しくて、どうしていけないのかしら」の台詞に「ああそれ言っちゃダメなやつ!!」ってゾっとした。
そもそも”正義”ってそれぞれの立ち位置によって変わる胡散臭いやつだし、安全な場所から何の犠牲も払わずに楽しむものじゃないし、その牙がこっち向いてこない保証なんてどこにもないし…とか思ってたら案の定な展開にあっちゃーという他なかった。そして一皮 -
Posted by ブクログ
フレドリック・ブラウンの描く12の短編が収録された作品。
日本の有名なSF作家である星新一が訳した作品という時点で「面白くないわけがない!」と胸を躍らせて読書開始。
キャッチーな話から陰鬱な雰囲気の漂う話まで多種多様で、表題作に連なり短編集の中には狂気を強く意識した作品が多かった印象。そして何よりも、そのキレ味鋭い展開とオチに舌を巻くばかり。
作品の中では『みどりの星へ』『雷獣ヴァヴェリ』『ユーディの原理』辺りが好み。
特に『雷獣ヴァヴェリ』は未知の生物の襲来によって世界から電気が失われていく過程とその後を描いた作品なのだが、人類の強さと電気が失われた世界の美しさを短い物語のなかで上手く表現 -
Posted by ブクログ
これが1970年代に書かれているものだとはもはや信じたくない。。
単純に面白いが、恐ろしくもあり、これはまさに今の時代に起きていることではないかな。
2023年9月現在、芸能事務所の今は亡き社長の性加害についてやっと明るみに。
今まではマスコミが隠してきた。
いろんなところで誰かの秘密が握られ、握った秘密を力にして都合の良いように動かしていく。
もはや個々の洗脳とかいうレベルではなく、この社会全体ががっぽりとこの仕組みの中に入ってしまっていると感じた。
まだ反抗があるだけいい。
でも自分自身が少しだけ大人になった今、反抗する気が起きなくなってくるのをひしひしと実感し始めている。
反抗す