星新一のレビュー一覧

  • 竹取物語

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    中学生以来に読む。求婚する男性のパートは5人中4人を省いて授業で習っていたのことを知る。

    章の終わりに挿入される星新一の小話と解説がとてもよい。現代にも通じる普遍的な感覚が全体に行き渡っているように思えたのもよかった。物語を堪能したあと、原文にしかない雰囲気やトーン、テイストを味わいたい。

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    2023年08月13日
  • ノックの音が

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    中学生のとき交通事故で入院していて、担任の先生が暇だろうからとくれた本で、これが星新一にどっぷりハマるキッカケとなる。
    すべて「ノックの音がした。」からはじまる秀逸なショートショートだと思う。

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    2023年08月12日
  • ノックの音が

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    ★3.6
    「ノックの音が…」から始まる多様な物語。アイディアとセンスに溢れた15篇。


    子どもの頃、短くて読みやすいからか、星新一は好んで読んでいた。一篇数分で読めてしまうくらいだ。
    本を整理してたら出てきたので、懐かしんで読んでみたものの、当時感じたような突飛さはあまり感じられなかった。刺激が多い世の中、慣れてしまったせいもあるのかもしれない。

    だとしても物語は「新鮮なアイディア」「完全なプロット」「意外な結末」の要素は満たしてるし、結末を想像して答え合わせのように読むのも一興。裏切られたらそれはそれで嬉しい。

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    2023年08月01日
  • 妖精配給会社

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    相変わらず星ワールドでシリアス且つユーモアのある物語の詰め合わせである。どのページを開いても面白い。
    とくにこの文庫は、読み手がこうくるだろうなと予想させてちょっと当たるようにしつつのどんでん返しを味わえて面白い。たったの2,3ページあれば別世界のほんとにありそうな未来を描いて語ってくれるのだから、星新一のその秀才振りに改めて感激できる。

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    2023年07月30日
  • エヌ氏の遊園地

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    色んなエヌ氏がでてきて面白かった。
    解説のエヌ氏についての考察も面白い。

    星新一作品を何冊か読んでると、重複している作品があったりするけど、何回読んでも面白い。天才…

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    2023年07月23日
  • 城のなかの人

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    SFの印象が強い星新一の歴史小説集ということで気になりよんでみた。戦国最後の戦から始まり江戸時代の3つのエピソード、最後に幕末の動乱の始まりが語られる時系列に沿った配列になっている。

     表題作である「城のなかの人」特に気にいった豊臣秀頼の生涯を描いた小説だ。激動ながらも静かな秀頼の人生を、彼と関わった様々な人々と共に書く。凄まじい筆力と構成で生み出される静かな戦国大名の一生には色んな意味で圧倒されるものがある。特に最終章「秀頼」は壮絶な迫力があった。最後の章が秀頼の祟りといわれた将軍の変わりようにより残念な結末を迎えた幕末の英雄というのもひねられた終わり方だ。平穏と改革の物語の対比にもなる。

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    2023年06月09日
  • 悪魔のいる天国

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    以前に読んだ作品も収録されているけれど、何度読んでも面白いので全然気にならない!
    サクサク読めるし、安定に面白くて満足!

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    2023年06月09日
  • ノックの音が

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    全て「ノックの音がした。」から始まる15のショートショート。
    面白い!オチを予想しながら読んでいるけど、毎回予想外の結末で驚かされる。

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    2023年05月21日
  • ボンボンと悪夢

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    症状  大いなるミスリード

    囚人  罪のない人間を殺すことによってできた新しい社会で、どんな法を作り、守らせようと言うんだね。
    いろんなことをいろんなものに置き換えて考えられる話。この話自体は透明でないけど。

    すばらしい食事  再読だけどどうまとめるのか予想を少しずつ裏切られながら読めた

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    2023年05月23日
  • 妄想銀行

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    小学生の頃、朝読の時間で星新一のシリーズばかり読み漁った。ショートショートは短い時間で読み終えれて、いつもオチが面白い。読書好きになったきっかけの本。

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    2023年05月07日
  • かぼちゃの馬車

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    現実離れしているようで、現実の影に存在するような短編集。特に好きなのは「高度な文明」と「かぼちゃの馬車」。
    スマホや家電のある便利な世界に生まれ、調べれば何でも出来る一方で、身一つでは料理の一つさえも不安になる自分、そして”思い込み“で意地悪に気づかなかった幼少期の自分に重なった。

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    2023年03月25日
  • おのぞみの結末

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    初めて星新一さんの本を読ませていただきました‼︎
    私は初めてみる星新一さんの挿絵が少し怖くてビクビクしながら読みましたがユーモアのあるお話ばかりで面白かったです!

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    2023年03月24日
  • さあ、気ちがいになりなさい

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    アメリカの作家「フレドリック・ブラウン」の短篇SF作品集『さあ、気ちがいになりなさい(原題:Come and Go Mad and other stories)』を読みました。

    ここのところSF作品が続いていますね。

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    ショートショートの神様による名訳

    記憶喪失のふりをしていた男の意外な正体と驚異の顛末が衝撃的な表題作、遠い惑星に不時着した宇宙飛行士の真の望みを描く『みどりの星へ』、手品ショーで出会った少年と悪魔の身に起こる奇跡が世界を救う『おそるべき坊や』、ある事件を境に激変した世界の風景が静かな余韻を残す『電獣ヴァヴェリ』など、意外性と洒脱なオチを追求した奇想短篇の名手による傑作12篇を、ショートショートの神様「星新一」の軽妙な訳で贈る。
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    1940年(昭和15年)から1951年(平成26年)に発表された以下の12篇が収録されている短篇集です、、、

    「星新一」の翻訳は、とても読みやすかったし、表現が絶妙で、愉しく読めましたね… 1962年(昭和37年)の訳文とは思えない、新鮮さのある作品でした。

     ■みどりの星へ(原題:Something Green)
     ■ぶっそうなやつら (原題:The Dangerous People)
     ■おそるべき坊や(原題:Armageddon)
     ■電獣ヴァヴェリ (原題:The Waveries)
     ■ノック (原題:Knock)
     ■ユーディの原理 (原題:The Yehudi Principle)
     ■シリウス・ゼロ (原題:Nothing Sirius)
     ■町を求む (原題:A Town Wanted)
     ■帽子の手品(原題:The Hat Trick)
     ■不死鳥への手紙(原題:Letter to a Phoenix)
     ■沈黙と叫び (原題:Cry Silence)
     ■さあ、気ちがいになりなさい(原題:Come and Go Mad)
     ■訳者あとがき
     ■解説 フレドリック・ブラウンの幸福 漫画家・坂田靖子

    着想が奇抜な作品ばかりで、どの作品も愉しめましたが… その中でも印象に残った作品は、『みどりの星へ』、『ぶっそうなやつら』、『おそるべき坊や』、『電獣ヴァヴェリ』の4作品かな。


    『みどりの星へ』は、赤い森や紫の空等、緑色の無い惑星に墜落した男「マックガリー」は、その星で30年間を生き延び、緑に囲まれた地球に思いを馳せる… そこに宇宙パトロールの「アーチャー中尉」が姿を現す、、、

    「アーチャー中尉」から、地球は滅亡しているが、一緒に火星か金星に戻ることができると聞いた「マックガリー」の選択した行動は!? 狂気的なエンディングでしたね… 絶望的な現実よりも、希望のある幻想を選んだってことですかね。


    『ぶっそうなやつら』は、SFではなく、ミステリ仕立ての作品… 疑心暗鬼に陥った二人の男の緊迫感が生々しく描かれており、本作品の中ではイチバン好きな作品ですね、、、

    田舎町の小さな駅の待合室で一緒になった、弁護士の「ベルフォンテーン」と、塗料会社の帳簿係「ジョーンズ」… その夜は、殺人狂の犯罪者が病院から脱走しており、二人はお互いを殺人狂ではないかと疑い始める。

    この二人の心情の移り変わりの描き方が絶妙… そして、そこに殺人狂が現われ!? 皮肉なラストへ導く手腕は見事でしたね。


    『おそるべき坊や』は、両親と一緒に奇術ショーを観に行った「ハービー坊や」が世界の平和を守ることになる物語、、、

    「ハービー坊や」が我儘を言って買ってもらった水鉄砲… その水鉄砲には「ハービー坊や」により聖水が入れられており、これが悪魔を撃退して、世界を地獄の炎から救うとは、誰も予見できませんよねー それも、誰もが気付かないうちに。

    二番目に気に入った作品でした。


    『電獣ヴァヴェリ』は、波動に依存する謎の生命体の侵略により、ラジオやテレビといった電波を使う機器が利用できなくなり、さらに電気が全て使えなくなってしまうという物語、、、

    侵略とはいえ、直接的に人類が襲われるわけではなく、電気が利用できず生活が困難にはなるものの、その生活を楽しみ、生き延びようとする人々が牧歌的な雰囲気で描かれており、豊かな生活って、何なんだろうなぁ… と考えさせられる作品でした。

    これが1945年(昭和20年)の作品ですからね… 電気への依存度が格段に拡大した現代に置き換えると、恐ろしいパニック作品に仕上がりそうですね。


    70年くらい前に描かれた作品たち… 描かれている背景に古くささはあるものの、テーマは新鮮で、現代に置き換えても愉しめそうな作品ばかり、、、

    面白い作品って、時代を越えて愉しめるものですね。

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    2023年03月19日
  • マイ国家

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    子どもの頃は「面白いSF小説」と思ってハマって読んでいたけど、本当はかなり哲学的。
    「マイ国家」は現実の国際紛争や戦争って結局はこーゆーことなんだろうと思うし、どのストーリーも読みやすくて分かりやすいけど、人間の本質をついています。

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    2023年03月12日
  • 悪魔のいる天国

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    玉木宏さんの初監督映画(WOWOW)が、星新一さんのショートショートに似ているという感想を見て読んでみた。確かにおんなじような雰囲気。

    単純に一つ一つが短くて、読みやすい。移動中の読書にぴったりだった。

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    2023年03月05日
  • 午後の恐竜

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    ある人から数年前におすすめされた一冊。
    おすすめされるまで星新一という作家を知らなかったのでどのような作品か知らなかったけど、いざ読んでみるとただただ着眼点がすごいなぁって、どの作品もとても面白かったです。

    カート・ヴァネガットの作品に似てるかもなぁって思いました。
    まあ、どちらもショートショートのSF作品が多いからかな。

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    2023年02月06日
  • おせっかいな神々

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    『ようこそ地球さん』に心奪われて、早速『おせっかいな神々』を手に。星新一のショートショート三原則(セックスネタ、時事ネタ、残酷ネタを扱わない)が深みにハマってしまい、またもや一気読み。ちょっとズルいこと考えたり、楽な道を選ぶと必ず神様がみてて、ちょっかい出してくる。宇宙ネタの『ようこそ〜』に対してこちらは全般ネタ。いつも裏切らないショートショート。

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    2023年01月16日
  • さあ、気ちがいになりなさい

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    フレドリック・ブラウン初めて読んだけど内容と星新一の文章の相性がよすぎる、めちゃくちゃ贅沢だし天才の組み合わせだった。
    特に子どものいたずらが思わぬことに発展する「おそるべき坊や」が好き。

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    2023年01月09日
  • 妄想銀行

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    ショートショートなのでとても読みやすい一冊でした。

    個人的には「黄金の惑星」「繁栄の原理」が好きです。

    短いからといって侮るなかれ。
    どことなく「キノの旅」を連想しました。

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    2022年12月27日
  • 竹取物語

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    一人暮らしをしていた時に、家で一人で観た、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」が忘れられません。久石譲の「いのちの記憶」という主題歌も素晴らしく、感動で涙が止まりませんでした。

    日本橋丸善の2階に、スタッフさんお薦めの古典シリーズコーナーが開設されていて、星新一さんが竹取物語の本を出していたことを知り、映画も思い出されて思わず購入しました。星新一らしく、淡々とテンポよく進んでいき、面白かったです。

    それにしても、1,100年も昔に、何を思って作られた物語なのでしょうか。余韻に浸りながら、じっくり考えてみたいです。

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    2022年11月20日