あらすじ
二号は一見本妻風、模範警官がギャング……。ひと皮むくと、なにがでてくるかわからない複雑な現代社会を鋭く描く表題作など全11編。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
おみそれ社会…いろんな人物が一筋縄では行かない、いうところの二重構造を大いに活用した作品。どんでん返し、ということではないが、それを表すレトリックがおもしろい。
裸の部屋…ドリフみたいにテンポよく進む。この本はやや中編で長さの割に話の進みが良くないところも多かった。
手紙…壮大な、世界史の伏線回収という視点がおもしろい。
ああ祖国よ…筒井康隆テイスト。ブラックの応酬で、終わりもブラック。
Posted by ブクログ
どうしてこんなに洒脱な文が書けるのかな。
色々な分野に造詣が深いのだろうな、というのがひしひし伝わる。
とても私が生まれる前には出版されていたとは思えない。
Posted by ブクログ
割と長めの作品が集められています。
以下目次
おみそれ社会
女難の季節
ねずみ小僧六世
キューピット
牧場都市
はだかの部屋
手紙
回復
古代の神々
殺意の家
ああ祖国よ
あとがき
Posted by ブクログ
世にも奇妙な物語で映像化された作品の原作と聞いて購入。
不思議な世界に迷い込んだような体験だった。
『おみそれ社会』
現代社会を風刺した作品。この本が発行されたのが昭和六十年というのだから驚き。
Posted by ブクログ
不思議な夢を見ているような、パラレルワールドに迷い込んだような、ちょっとズレたら日常が非日常になる怖さ面白さおかしさに満ちた11編。
楽しく読んだ。
Posted by ブクログ
懐かしい。中学生くらいのころに読み漁った記憶がある星新一さんのショートショート。次から次へとわけのわからんことが起こっていくさまがなんとも楽しい。
今回は少しおとなしい読み物だが、それなりに一気に楽しく読めた。でもいずれも少し長すぎるかな。続けて読もうかなぁ。しかし映画もたまっているし困ったなぁ。
作品は次のとおり。
・おみそれ社会 ・・・ ま、出だしはこんなものかな。
・女難の季節 ・・・ ちょっとさえないなぁ。
・ねずみ小僧六世 ・・・ 面白くないなぁ。
・キューピッド ・・・ これもイマイチかな。
・牧場都市 ・・・ これが一番楽しかった。まさに逆説の星節かな。
・はだかの部屋 ・・・ わからんではないが、ねたが下品。
・手紙 ・・・ これも面白い。落ちはけっこういいね。
・回復 ・・・ オチがもっとも決まるのがこれ。
・古代の神々 ・・・ う~ん、あんまりだな。
・殺意の部屋 ・・・ はだかの部屋と似た展開だね。
・ああ祖国よ ・・・ 面白いけれど、長すぎる。