伊吹亜門のレビュー一覧

  • ゴールデンカムイ 鶴見篤四郎の宿願

    匿名

    購入済み

    原作に忠実で素晴らしいです。
    短編ミステリ5篇で読み易い。
    特に宇佐美探偵っぷりは、ホームズのようでしたw
    独立した5つの話が、戦争を舞台に鶴見中尉の宿願という軸でつながり、
    まとまりの良い締め方で、読後感が良かった。
    金カムファンは是非。

    #アツい #エモい #深い

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    2025年11月16日
  • ミステリーツアー

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    5人のミステリー作家が自身のおすすめ15冊、計75冊を紹介していくという書評本。私の中では結構ミステリーは知ってるものだと思っていたが全然でした、全く存じ上げない本やこんな面白そうな本なんで知らなかったんだ…!と自分を恥じるばかりでした。それだけ本の出会いが多くそして読む時間足りるか?という嬉しい悲鳴。頑張って読みます…。あと個人的にはやっぱり似鳥鶏さん面白過ぎる。おちゃめな方なんだな〜。

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    2025年11月13日
  • ゴールデンカムイ 鶴見篤四郎の宿願

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    ゴールデンカムイ(漫画)本編では、あっという間に出てきてあっという間に散ったキャラたちがしれっと出てきて、まずそこに大興奮した。三島!小宮!前山さん!(どうしても"さん"付けしてしまうw)1〜3話目は確かにミステリだと感じたけれど、4〜5話は「ミステリ?」という感じがしなくもない。とはいえ、とても面白かったし、鶴見中尉の底知れない怖さとか非情さと、部下を思いやる姿という「共存するアンバランス」さが見事に表現されていて、拍手。どのキャラも、脳内で声が聞こえてくるくらい再現度が素晴らしくて、そういう意味でも素晴らしい。二◯三高地の悲惨さを決して美化せず、しかしキャラをブレさせず

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    2025年10月25日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    元警官と伯爵令息の安楽椅子探偵系の大正ミステリかと思いきや……。かなり好き。鯉城も露木もかなり良いキャラなので、シリーズ化に期待!

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    2025年04月29日
  • 路地裏の二・二六

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    流石伊吹亜門。本当に今ミステリの最前線を走ってるんだな。前年の夏からスタートして、最後には2.26が待ってるんだという緊張感が心地よい。薄々感じてた主人公のヤバさが押し出される瞬間も大好き。

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    2025年04月29日
  • 路地裏の二・二六

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    憲兵の浪越が皇道派の青年憲兵の自死についての調査から次々と暗殺事件にまきこまれ、ついにはクーデター計画を突き止める。話は長く事件も人物も多く読みづらかったが、面白かった。

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    2025年04月26日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    「どんでん返しシリーズだから読んでおこう」と軽い気持ちで読んだけれど、5作とも楽しめた。
    『おれ以外のやつが』はもう少し長く、中編だったらもっとおもしろくなったかなと思った。

    『人喰館の殺人』はさすが!というかなんというか、インパクトがすごい。意外と嫌いではない 笑

    『遣唐使船は西へ』は「好みではないなー遣唐使よく分かんないし」なんて思って読み始めたけれど、動機が意外で、だけどすごく良かった。
    なかなか思いつけない動機だよね。

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    2025年04月17日
  • 路地裏の二・二六

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    憲兵の浪越大尉は渡辺教育総監からの密命により、内偵調査の任を受ける。しかし聴取のために訪れた彼が目にしたものは、思いがけない殺人現場だった。現場の不審な状況に疑念をおぼえた浪越は調査を進めるうちに、恐るべき謀略へとたどり着く。重厚な読みごたえの歴史ミステリです。
    もちろん歴史ベースはそのままなので、この不穏な情勢の行く先に二・二六事件が起こるということは明らかなのですが。その裏で起こっていたとされる数々の事件もまた負けず劣らずの大事件。むしろこちらの事件の方が派手派手しく事は大きいものの、現代の視点からすると犯人の動機と狙いには共感できるかもしれません。一方で二・二六事件に際して浪越がとった決

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    2025年04月16日
  • だから捨ててと言ったのに

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    25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
    全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
    知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
    このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
    今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。

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    2025年04月13日
  • 路地裏の二・二六

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    超★5 激動の昭和初期にタイムスリップ、圧巻ストーリーテリングの歴史ミステリー #路地裏の二・二六

    ■あらすじ
    昭和10年、陸軍省で相沢中佐が軍務局長の永田少将を殺害する事件が発生。憲兵である浪越は、この事件を訝しんでおり捜査を進めていた。

    ある日、浪越は渡辺錠太郎陸軍大将から呼び出され、ある人物を調査するよう密命を受ける。陸軍参謀本部ではさらなる事件が発生、爆弾テロを扇動する国粋主義者が現れる。2.26事件が近づく昭和初期、浪越が見た事件の真相とは…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    超★5 おもろい!

    二・二六事件って、どんな事件だったか説明できます? 恥ずかしながら、私はほぼ100%

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    2025年03月22日
  • 路地裏の二・二六

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    めっちゃ面白かった。時代の変わり目を描くのが抜群の作家さんならではの作品。時代は昭和10年からの不穏な軍部の動きから始まる。史実を巧みに絡ませながら、歴史に残る事実、もしかしたら、あるいは、と読者を翻弄させる語り。短文ならではの緊迫した臨場感。伊吹ワールド全開。

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    2025年03月07日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編集で、ふっと笑えるものから結構シリアスなものまで。
    同じフレーズを使って、作家さんによってここまで幅が出るのが面白い。

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    2025年03月04日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    ネタバレ

    大正ロマンたっぷりのバディもの。活発な元刑事と病弱な安楽椅子探偵なんだけど、二人の関係はそれだけでは言い表せないのがとても面白い。片思いなのもいい。どれもボリュームとしては大きくないものの、起承転結がしっかりしてて読みやすいし、いくつもの解決法を提案してくるのが新鮮だった。今だとできない、この時代ならではの面白さかもしれない。できればまた新作が読みたいなあって思った。

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    2025年02月02日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

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    ネタバレ

    刀と傘が好きで同じ作者さんだったので購入しました。

    面白く無いわけじゃないけどなんか無理があるんだよなあとか思って読んでたら…その違和感をひっくり返してからが本番だった。

    鯉城と露木自分がうがってみちゃうからな〜って思ったら本当にそうでよかった笑

    全部の真犯人が実は露木まで妄想してたからハッピーエンドでよかった

    ハッピーエンドかな……

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    2024年11月18日
  • 刀と傘

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     尾張藩士の鹿野師光と佐賀藩士で後の初代司法卿の江藤新平のコンビが数々の不可解な事件を解決していく連作短編集で、事件を経て友情を深めつつもお互いの正義の違いにより袂を分かつことになってしまう悲哀や幕末~明治初期の動乱の時代だからこそ起こる犯罪とその動機が綿密に組み込まれていて面白かった。

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    2024年06月21日
  • 帝国妖人伝

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     作家の那珂川二坊が人生を通じて不可解な事件に遭遇し、出会った人物が謎を解いていく五編を収録した短編集で、真相が明かされた後で最後の頁に「探偵役は○○だった(実在した歴史上の人物)。」と明かされて、ミステリーの中にちょっとした仕掛けがあるのが面白かった。また、那珂川二坊が明治から昭和(第2次世界大戦後)を経た人生で何を見たのか、誰と遭遇したのか、という「一人の作家の生涯を綴った人物史」という側面も物語を引き立てる要素だと感じた。

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    2024年06月09日
  • 雨と短銃

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     幕末×本格ミステリー。幕末の日本で坂本龍馬が薩長同盟を画策している時に長州藩士が薩摩藩士に斬りつけられる事件が起こり、その背景に長州藩や薩摩藩、はたまた幕府側まできな臭い動きがあり、尾張藩士の鹿野師光がその真相を探っていくというストーリーだったが、幕末を舞台とした不安定な情勢のなかで起こる事件の数々に「日本のためにとはいえ、綺麗事だけでは成り立たず、血生臭いこともやっぱりあり得た、そんな時代だからこそ起こった事件だなぁ。」という感想が浮かんだ。この作品は『刀と傘』の前日憚みたいなので、この流れで読んでいきたい。

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    2024年06月06日
  • 推理の時間です

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    これめちゃくちゃ面白いです!
    有名な6名の作家さんがそれぞれ短編で
    ミステリーを書いていますが、
    それだけではなく、別の作品の推理をしています。
    推理小説の3つの謎である、
    【フーダニット】…誰が
    【ホワイダニット】…動機は
    【ハウダニット】…どうやって
    が問われた作品がそれぞれ2作ずつ楽しめます。

    問題編、解答編、推理編で大きく章が分かれていますが、おすすめの読み方は
    まず問題編を読んで自分で推理した後に
    推理編を読んで、最後に解答編に行く読み方です。

    ほとんどの作家さんが正解していて、
    さすがとしか言えないです。
    中には「全然わかんない~!けどこうかな~」みたいな人間味のある解答もあっ

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    2024年05月16日
  • 推理の時間です

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    私は、方丈さんが大好きなので、この本も方丈さん目当てで購入。
    方丈さんの話し、面白かった。一応、推理を試みたが、撃沈です。一応、全ての作家さんで推理を試みたのですが、難しかった。
    推理編での作家さんの推理を見て、凄いと圧倒された。

    方丈さん以外、今まで読んだ事ない人ばかりで楽しめました。方丈さん以外の方だと、特に、北川さんと法月さんが面白かったです。

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    2024年05月05日
  • 帝国妖人伝

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    ★5 探偵は誰? 大日本帝国時代、作家が事件に巻き込まれ…歴史と人物が学べるミステリ #帝国妖人伝

    ■きっと読みたくなるレビュー
    おもろい、いい作品。
    明治から昭和初期、作家の那珂川が様々な事件に遭遇する連作短編集です。

    事件は那珂川本人ではなく居合わせた要人が探偵役となって解決してゆく。解決に至った背景として要人のエピソードも語られていくことになる。事件の謎解きだけでなく、この要人は誰なんだ?と想像していくところが興味深く、さらに歴史の学びにもなるという一粒で三度美味しい作品。

    帝国時代の時期や場所が様変わりするところも魅力ですね、日本人としてじっくりと味わいたい作品です。

    〇長くな

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    2024年04月14日