路地裏の二・二六

路地裏の二・二六

2,200円 (税込)

11pt

昭和10年(1935)8月12日、陸軍省にて相沢三郎歩兵中佐が軍務局長・永田鉄山少将を惨殺する事件が起きる。そのとき、部屋にはもう一人の人物がいた――。憲兵大尉・浪越破六【なみこし・ばろく】は、この事件には、語られていない「真実」があると確信する。そんな折、浪越は渡辺錠太郎陸軍大将から、密命を受ける。そして運命の日に向けてのカウントダウンが始まった。気鋭のミステリ作家が、2.26事件と同時進行していた「ある事件」を大胆に描き出した本格長編。昭和史を揺るがす重大事件の謎をめぐる圧巻の歴史ミステリ。伊吹亜門氏デビュー10周年を飾る勝負作!

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    384ページ
  • 電子版発売日
    2025年02月05日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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路地裏の二・二六 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    流石伊吹亜門。本当に今ミステリの最前線を走ってるんだな。前年の夏からスタートして、最後には2.26が待ってるんだという緊張感が心地よい。薄々感じてた主人公のヤバさが押し出される瞬間も大好き。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    憲兵の浪越が皇道派の青年憲兵の自死についての調査から次々と暗殺事件にまきこまれ、ついにはクーデター計画を突き止める。話は長く事件も人物も多く読みづらかったが、面白かった。

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    憲兵の浪越大尉は渡辺教育総監からの密命により、内偵調査の任を受ける。しかし聴取のために訪れた彼が目にしたものは、思いがけない殺人現場だった。現場の不審な状況に疑念をおぼえた浪越は調査を進めるうちに、恐るべき謀略へとたどり着く。重厚な読みごたえの歴史ミステリです。
    もちろん歴史ベースはそのままなので、

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ

    超★5 激動の昭和初期にタイムスリップ、圧巻ストーリーテリングの歴史ミステリー #路地裏の二・二六

    ■あらすじ
    昭和10年、陸軍省で相沢中佐が軍務局長の永田少将を殺害する事件が発生。憲兵である浪越は、この事件を訝しんでおり捜査を進めていた。

    ある日、浪越は渡辺錠太郎陸軍大将から呼び出され、ある人

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    めっちゃ面白かった。時代の変わり目を描くのが抜群の作家さんならではの作品。時代は昭和10年からの不穏な軍部の動きから始まる。史実を巧みに絡ませながら、歴史に残る事実、もしかしたら、あるいは、と読者を翻弄させる語り。短文ならではの緊迫した臨場感。伊吹ワールド全開。

    0
    2025年03月07日

    Posted by ブクログ

    2.26事件の裏で起きていたもう一つの事件。

    陸運省にて相沢三郎歩兵中佐が、軍務局長・永田鉄山少将を惨殺する事件が起きた。
    その後に続く幾つもの死は、語られていない真実が隠されていて…。

    浪越憲兵大尉を中心に動いていく不可解な事件の真相が明らかになるにつれ麦島妙子の関わりに驚愕する。

    昭和の大

    0
    2025年05月23日

    Posted by ブクログ

    歴史的な出来事の裏で起きた事件を描くのがお得意の伊吹さんの最新作。
    今回はタイトルで分かる通り、二・二六事件。

    冒頭から陸軍内で起きた殺人事件。直情径行型の軍人が、行き過ぎた愛国心で暴走した事件のように見えるが、その裏に事件を起こそうと誘導する人物も垣間見える。

    探偵役は憲兵大尉の浪越。思わぬ大

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    二・二六事件の裏で起きていた「もう一つの事件」を虚と実を織り交ぜて描く歴史ミステリ。

    永田鉄山や渡辺錠太郎、相沢三郎など実在した人物のエピソードを盛り込みながら、フィクションとしての主役・浪越憲兵大尉が叛乱の裏で起きていたある事件を解明していくというミステリ。

    これほどの殺人事件を起こした犯人の

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    昭和10年8月、陸軍省にて相沢三郎歩兵中佐が軍務局長・永田鉄山少将を惨殺する事件が発生。その際、醜態を演じ、事件後に自害した山田元兵務課長。憲兵大尉・浪越破六(なみこし ばろく)は、渡辺錠太郎陸軍大将から、山田の身辺調査の命を受ける。相沢が襲撃直前に言葉を交わした古鍛冶兼行大佐と襲撃現場に居合わせた

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    長い。
    時代背景にも恥ずかしながら疎かったので、最初はあまり面白くなく、読み進めるのが辛かった。
    後半ようやく面白くなってきてからは一気に読み進めることができた。
    226事件が成功していたら、どんな日本になっていたんだろう。
    今の腐った政治家を見ると、青年将校たちみたいな人が今いたらなぁと思ってしま

    0
    2025年03月04日

路地裏の二・二六 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    384ページ
  • 電子版発売日
    2025年02月05日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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