伊吹亜門のレビュー一覧

  • ミステリーツアー

    Posted by ブクログ

    青崎有吾、阿津川辰海、伊吹亜門、似鳥鶏、真下みことのミステリガイド。各15回+番外編。
    有料配信のものに加筆修正して、単行本化したそうだが、会員はそれでいいのか。
    既読、未読さまざまながら、興味を引かれるものあり、食指の動かないものありと、人の関心の違いを改めて実感する。

    既読でも忘れているものもあって、いずれ読みたい本がまた増えた。

    0
    2024年09月08日
  • 監獄舎の殺人 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

    Posted by ブクログ

    伊吹さんの作品を読んでみたくて読んだが、これも江藤新平と鹿野師光が主人公で懐かしかった。粒ぞろいの作品集

    0
    2024年08月20日
  • ミステリーツアー

    Posted by ブクログ

    読みたい本が溜まっていく中でまた溜まっていってしまうと思いながら恐る恐る手に取った。結果、既読の本がまあまああったのもあるが、そこまで読みたい本が増えることはなかった。安堵(笑)
    現役作家たちの書評を読むのは楽しいし、各話の終わりにある読者アンケートも楽しかった。自分の選んだ選択肢が少人数だと少し嬉しい。

    読んでいてはっきり思ったのは、私が好きなミステリは「犯人の動機がしっかり納得できるものであり、その動機がびっくりするようなものであったらなお楽しい」だということ。
    あと帯文に関しては「どんでん返し」とか「二度読み必須」等できれば書かないで欲しいということ。書かれていたからと言ってその本を敬

    0
    2024年08月07日
  • 推理の時間です

    Posted by ブクログ

    ちょっと読むのに疲れた。
    方丈貴恵のはパズルすぎて飛ばし読み。
    話が面白いのはネタがすぐバレて
    難しいものだと思う。

    0
    2024年08月06日
  • ミステリーツアー

    Posted by ブクログ

    2021年発足の会員制読書クラブで発信された企画を書籍化したもの。5人の作家が各15回に渡り、推しの小説を紹介している。アンケート等も取入れてあり読み易いし、何より既読の本が紹介されてると嬉しくなったり、未読の本をメモったりと楽しめた。

    0
    2024年07月30日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

    Posted by ブクログ

    大正時代の京都が舞台。元警察官の探偵鯉城と、伯爵の血筋で蒲柳の質ゆえ屋敷に引きこもっている露木の安楽椅子探偵バディモノ……この手の連作短編集を読み慣れていない人ほど純粋に楽しめると思うんだが、悲しいかな、ミステリ読み慣れてる人ほど、途中から不穏な気配を気取って、これは途中からアレがアレする奴では?みたいな勘ぐりが働き出すのが勿体ない(これは読者側の問題。私がそうなっちゃったので)。

    東京創元社のシリーズが実在の人物も登場する史実寄りのミステリで、講談社の奴は現代のファンタジー要素も入れたライトな読み物路線。で、今回のハヤカワさんところのはなるほどこの路線で来たかーと。大正時代の男→男のクソデ

    0
    2024年07月25日
  • 雨と短銃

    Posted by ブクログ

    著者初の長編で、探偵役・鹿野師光が江藤新平と出会う前の話。今回は坂本龍馬、西郷吉之助、土方歳三らの大物と絡む。薩長同盟締結という歴史的事実を踏まえたミステリーは、例によって時代考証がしっかりしていて安心して読める。「不可能犯罪」の真相は拍子抜けも、トリックよりホワイダニット重視といった感じ。「刀と傘」ほどのインパクトはなかったが、よく練られた話で、殺伐とした幕末京都の空気感もよく出ていた。

    0
    2024年07月21日
  • 帝国妖人伝

    Posted by ブクログ

    明治から昭和にかけて、作家那珂川二坊が遭遇した事件について記す連作短編集。
    一つ一つの話はそんなに込み入った話でもなく軽めのミステリ読み物くらいで、そこにあの有名人がかかわっていた、みたいなつくり。自分はその有名人たちにあんまり造詣が深くないもので、そのあたりを楽しめなければ単に軽い読み物でしかないんだけど、その時代時代を書いているなんともいえない舞台設定の魅力はあるような。

    0
    2024年07月10日
  • ミステリーツアー

    Posted by ブクログ

    ミステリー作家さんが紹介するミステリー作品。
    それぞれの切り口で作品が紹介され、更にそれに付随する形でアンケートがある。
    何作か気になるものもあったし、読んで楽しみたい。

    0
    2024年07月08日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

    Posted by ブクログ

    大正時代の京都を舞台にした探偵バディもの。
    元刑事の鯉城(りじょう)が調査を担当し、貴族の隠し子で病弱で家から出られない露木が安楽椅子探偵のように謎を解くという構図。
    二人は共同経営者であるが幼馴染。鯉城にとって露木は謎を解き明かしてくれる名探偵であり彼の縁故もまた探偵事務所の経営に一役買ってくれているのだが、露木にとってもまた鯉城との探偵業経営は外との世界を繋ぐものでもあり、また鯉城との絆を深めるものでもあった。

    誰もいないのに騒ぎ声が聞こえる山荘。
    ストーカーの焼身自殺。
    浮気調査を受けた夫婦とその疑いを受けた男三人の斬殺事件。
    社長夫人を脅迫する元夫と現夫の死。

    男女の情念が絡んだ事

    0
    2024年07月06日
  • ミステリーツアー

    Posted by ブクログ

    そんな通でもない自分には、この人選の根拠が分からんけど、とりあえず前に出たシリーズの新刊。その著者については、前3者は作品に触れたこともあるけど、4番目は名前のみ、5番目は未知。でも少なくとも内容は、自分好みで面白そうだし読んでみようかな、と。あと、前のときにも思ったけど、コスパが悪いのと、索引がなくて使い勝手が悪いのについては、改善無し。おいおい。ちなみに気になったのは下記。

    情無連盟の殺人
    大島弓子 ミモザ館でつかまえて
    あの日の交換日記
    時空犯 潮谷
    噛み合わない会話と〜

    0
    2024年07月02日
  • ミステリーツアー

    Posted by ブクログ

    本作は2021年に誕生した会員制読書クラブ・メフィストリーダーズクラブ(MRC)で連載されていたものを書籍化した作品。

    青崎有吾・阿津川辰海・伊吹亜門・似鳥鶏・真下みこと(敬称略)5名の作家が、それぞれおススメの15作品を紹介してくれる。
    いわば作家による書評作品集。

    1作品当たり2頁程度、簡潔に書かれているのでミステリ初心者の方にも親切。

    過去に読んだ作品もあれば、初めて知る作家さんも。
    真下みことさんが紹介していた15作品中、9作品は既読。

    私が好きなイ・コンニムさんの『殺したい子』が紹介されていたのが嬉しい。

    0
    2024年06月30日
  • 幻月と探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    歴史背景を手堅く積み上げながら、その隙間を自由自在に埋めて行く感じが伊吹さんだなぁとしみじみ。
    『刀と傘』あたりの舞台地よりも女性陣がよく動くのは時代もあるのか。
    人を意のままに動かすアイテムとしての桜が、当人を裏切る結末へと舵を切らせるきっかけになる所が小憎いし、更に桜の花びらで捕らわれたあの人に対して桜に呼ばれるようにして自由を勝ち取った今作の人物と言う作品を超えた繋がりがしてやられた!と叫んでしまうくらい粋。

    0
    2024年06月30日
  • 帝国妖人伝

    Posted by ブクログ

    最近お気に入りの伊吹さんの作品。

    明治から昭和(第二次世界大戦終結)までに那珂川二坊なる売れない作家が遭遇した様々な事件を描く。
    といっても探偵役は那珂川ではなく、それぞれの事件で出会う人たち。その探偵役たちが後の有名人であったというのが最後に明かされる趣向。
    事件そのものも楽しいが、むしろこの探偵役が誰なのかというのが途中から気になって読んでいた。
    あの人かな?と思いながら読んだものの、結局分かった人はほとんどなし。自分の無知を改めて知ることになってしまった。

    徳川公爵邸に忍び込んだ賊を捕まえた活躍譚の綻び。
    豪雨の中で起きたクローズドサークル的殺人。
    雪の山荘的密室殺人。
    これまた同じ

    0
    2024年06月20日
  • 推理の時間です

    Posted by ブクログ

    色々な作家の短編ミステリー袋綴じ本。加えて各ジャンルを担当した相手作家の推理も読む事ができる。ファンには嬉しい一冊。

    フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットのジャンル2編ずつ納められてる。その作家もとっても豪華。短編集一冊だけど、読み応えあります。
    私は「竜殺しの勲章」が特にお気に入り。きっと好きな一編があるんじゃないかなと思います。

    0
    2024年06月20日
  • 推理の時間です

    Posted by ブクログ

    6人の作家が仕掛ける謎を解く短編集。犯人は?動機は?殺害方法は?ストーリーの中で提示される材料をもとに自分で推理し、袋とじ部分で答え合わせをしていく。どの短編も難問ばかりでした。

    0
    2024年06月10日
  • 推理の時間です

    Posted by ブクログ

    まだまだ私はミステリの初心者だな、、、、
    と思わされつつ、すごくワクワクしたし、
    これからももっとたくさんのミステリが読みたくなった。

    0
    2024年06月10日
  • ミステリーツアー

    Posted by ブクログ

    ミステリー作家5人が、15冊ずつミステリ小説の書評を書いたものを収録。合計75冊(+おまけで紹介されている本もあり)という大ボリュームなブックガイド。
    1冊ずつの書評は見開き2ページなので、隙間時間に読むのに最適。

    ミステリー作家さんたちがどんなところを気にしながら読んでいるのか、どこを面白いと思うのかが人それぞれで、紹介されている本はもちろんだが、5人の作家さんたちの書かれた本も読みたくなる。
    結果、読みたい本が一気に増えて、とても楽しいミステリーツアーだった。
    他のジャンル(恋愛、青春、お仕事小説など)や、他の作家さんたちのツアーもぜひ読んでみたい。

    0
    2024年06月07日
  • 焔【ほむら】と雪【ゆき】 京都探偵物語

    Posted by ブクログ

    大正時代の京都が舞台の探偵モノ。

    寺町二条に事務所を構える元警官の探偵・鯉城と、事務所の共同経営者で伯爵の血筋である露木が、様々な謎を解いていく連作五話が収録されております。

    京都の風情と、各々の事件の背景に渦巻く“人の業”といった“陰”の気配が絶妙にマッチして、全体的に薄暗いけどしっとりとした雰囲気が漂う物語。
    で、この雰囲気自体は結構好きなのですが、これは文体との個人的な相性だとは思うのだけど、ちょっと読みにくかったかな・・というのはありました。
    さて本書は、外で探偵業務をする鯉城に対して、蒲柳の質で家から出れない露木が、鯉城から事件の情報を聞いて安楽椅子探偵ばりに推理をするという流れ

    0
    2024年05月17日
  • 帝国妖人伝

    Posted by ブクログ

    明治から太平洋戦争にかけて、那珂川二坊という作家を語り手にした謎解き連作短編集。毎回謎を解くのはその場に居合わせた歴史上有名な人物だが、最後まで正体が伏せられているので、わかったときの驚きが心地よい。このあたりは京極夏彦の”弔堂”と似ている。
    また時代が移り変わるごとに語り手の立ち位置や心境が変化してゆくのもなかなか切ない。地味だが面白い話だった。

    0
    2024年05月07日